モラハラ夫はお金に対して異常に執着心をもっていて、お金をくれないから困っている!という人も少なくありません。
くれないまではないけど、何にお金を使ったのか事細かに聞いてきたり、自由に使うだけのお金はなかったりと、 モラハラ夫はとにかく異常なまでにお金に執着しています。
俺様が稼いだお金=1円残らず俺様のお金。
モラハラ夫は多かれ少なかれみんな、
と、思っていると考えていいでしょう。
この記事ではモラハラ夫のお金の異常な執着心についてと、そんなモラハラ夫にお金を払わせるテクニックをご紹介します。
お金にものっすごい執着しているモラハラ夫の心理
モラハラ夫は、お金にものっすごい執着しています。
その執着心は異常者レベル。
モラハラ夫のそのお金に対する心理をご紹介します。
俺様のお金
モラハラ夫は多かれ少なかれお金にうるさいですが、よく言うセリフが
これじゃないですか?
普通の健全な夫婦関係で、こんなセリフが出てくることはほぼほぼありませんが、モラハラ家庭においては定番のセリフです。
もはや、モラの王道ともいえます。
私の場合、長年このセリフを吐かれ続けていましたが、下の子を出産後にはさらに進化して
とまで言われたことも・・・
寄生虫って・・・
もはや人間扱いもされていませんね。
このセリフは
「俺様が稼いだ金を、
なんで妻ごときにやらなきゃいけないんだ」
という気持ちの表れです。
「俺様の稼いだ金」=「俺様ひとりの金」ということ。
俺様が金を払ってやっているんだから、俺様に敬意を表して、もっと感謝し崇めたてまつれ!と思っています。
子どものお金も俺様の金
モラハラ夫の場合、子どものお金すら自分のものを思っています。
私の元夫も例外ではありません。
元夫は別居後、私にウソをつき、子どもにウソをつかせて、自分の実家に子ども達を連れて行ったことがあります。
(この頃は別居しながらもまだ交流があったのですが、この事件を機に完全に交流を断ちました)
このとき子ども達は、元夫の親戚一同からお年玉をもらっています。
後に子ども達が「あのお年玉どこ?」と私に聞いてきたし、向こうの実家には別居のことを話していないのですから、毎年お年玉はくれていたし、その年に限ってもらっていないはずはないんです。
(仮に別居していることを知っていたとしても、孫が来てお年玉を渡さないなんてことありますかね。しかし)
お正月に自分の実家に連れて行ったことを私にウソをついているなら、せめて後日「親戚から子ども達にお年玉を預かっているから」といって子ども達に渡しませんか?
普通なら。
(そもそも普通の親は、子どもにウソをつかせることはしませんが)
親戚一同からおそらく1家族あたり5,000円くらい入っていたと思うので(毎年そう)、子どもふたりでそれなりの金額になったはずです。
「子どもの金は俺の金。俺の金は俺の金
と、ジャイアン的な思考で、子どもがもらったお金を盗むことに罪悪感も感じていません。
後の調停では、このときのお年玉事件について、 「お年玉はもらっていない」と、いけしゃあしゃあと嘘をつく始末。
だとしたらお前の親は常識がないんやな!!!
って感じですよね。
自分の保身のために、平気で子どもを嘘つき呼ばわりできるモラハラ夫。
このことからも、子どものことをただの道具にしか思ってないんだなということがよくわかりますよね。
お金をくれない・・・経済的DVは最上級モラハラである
私はお金渡さない経済的DVは、モラハラの中でも最上級モラハラと位置づけています。
お金を渡さない。
お金を使う自由を奪うって、もう人間としての尊厳を奪われているのと同じですよね。
そういった行為を決して許してはいけません。
モラハラ夫からお金を出させるテクニック
それではモラハラ夫から、お金を出させるためのテクニックをご紹介します。
一時的かもしれませんが、金銭的DVがゆるむ可能性もありますので試してみてください。
ただし、これも長期的に効果が続くことはほぼないでしょう。
そもそも、モラハラは治るものではありません。
いかにエスカレートしないようにモラハラを抑えこむか、ということを第一に考えてくださいね。
モラハラ夫の思考を分析
まず一般的な常識は一旦横においておいて、モラハラ夫の思考を分析していきます。
一般的な常識というのは
夫なんだから生活費を払うのは当然でしょ
法律で決まっている。社会的にそれが当たり前
という考えは捨てましょう。
モラハラ夫に対して一般常識は通用しません。
基本的にモラハラ夫自身も、「妻にお金を渡すのが当たり前」という概念を持ち合わせています。
だから
「お金を渡さない俺は間違っている」
ということにも頭の片隅では気が付いているんです。
だけど妻のためにお金を払いたくない。
そのため
と自分の都合のいいように変換させて、妻が悪いから俺が金を渡さないのは正当性があるとしています。
常識非常識はモラハラ夫にとって関係ありません。
自分なりにむちゃくちゃでも正当化させて、
悪いのは妻。
俺は家族のため妻のため俺が金の管理をやってやってるんだ
というスタンスなので、ここで世間一般論を持ちこんでも無意味ということを知りましょう。
モラハラ夫自身、お金を渡さないための正当性があるとはいえ、心の奥底では自分が間違っていることも気がついています。
実は俺の方が常識からはずれていると気がついているので、そこを揺さぶれば、文句を言いながらもお金を出すようになります。
しかし、それを妻がやってもモラハラ夫は痛くもかゆくもありません。
モラハラ夫からしたら妻にどう思われようが関係ないからです。
ただそれを第三者や世間にバレるのは、まずいと思っているはず。
そこでモラハラ夫の言動をよく観察して、どこをつつけばお金を出すようになるのかモラハラ夫の深層心理をしっかり観察することです。
モラハラ夫の言動から、
「夫は今こんな風に考えているのか?」
「だったらこういう風に反応したらどうだろう?」
というように、ひとつひとつの行動を分析していきましょう。
また
夫の言動→心理状態→それに対するこちらの反応→夫の反応
など、分析した内容と予想する夫の心理状態はきちんと記録しておきましょう。
分析に基づいてあなたが行動し、それに対して夫がどんな反応を示したかもすべて記録しておきます。
そうすることで、効果的な対応がわかってきます。
ある程度対応がわかれば、お金を出させる以外にも使えるようになってきます。
ただめちゃくちゃめんどくさいので、第三者の力を借りるのが手っ取り早いかもしれませんね。
第三者に間に入ってもらう
この第三者は、夫より立場が上の人でないと意味がありません。
夫が言い返せない、強い立場の人間に間に入ってもらいましょう。
そこで妻はあえて何も話しません。
第三者にすべて進行してもらいます。
第三者から「生活費とか渡してないって聞いたけど本当なの?」
と問いただされると、おそらくモラハラ夫は
もしくは
と、いうようなことを言ってくるでしょう。
その場合、妻は反論せずに黙って聞いています。
第三者が「いくら渡してるの?」
と聞いてもらい、夫が答えると。
「そっかーちゃんと払ってるんだね。
そうだよね。
ちゃんと生活費渡さないと生活できないもんね。
でもちゃんと妻にキャッシュカードや通帳を渡しておかないと、
何かあったときに困るだろうから、カードだけは渡しておいた方がいいでしょ。
あなたもわざわざお金をおろしにいくのも大変だろうし。」
などといって、その場でキャッシュカード、もしくはクレジットカードを渡すように仕向けます。
これでしばらくは経済的DVもゆるむかと思いますが、これもいつまで続くかはわかりません。
モラハラ夫はいつでもチャンスがあれば、多かれ少なかれ経済的DVをやりたい!と、狙っているからです。
法的に請求する
ほとんどのモラハラ夫は、話し合い程度でなくなるものではありません。
モラハラ夫は1円だって妻に払いたくないのが本音ですから、第三者に言われてしばらくはちゃんとお金を支払っていても、しばらくすると
お前に任せていたら破産する!
やっぱり俺が管理した方がよかっただろうが!
などと理不尽にいちゃもんをつけて、再び経済的DVを繰り返すからです。
ですから、 法的にお金お請求することが一番の解決策です。
法律によると、夫婦は相互扶助義務があって、生活費を相手に請求できる権利があります。
本来なら夫婦の話し合いによって決められるのですが、 モラハラ夫とはまともに話し合いはできないので、婚姻費用分担請求の調停を申し立てます。
これが最短で、最も確実に解決できる方法です。
養育費は子どものお金だけですが、婚姻費用は妻と子どもの分の生活費全般なので養育費よりも高く設定されています。
だからモラハラ夫と別居したいと思ったら、すぐに婚姻費用の調停を申し立てれば、しばらくの間生活費をモラハラ夫から支払ってもらうことができるので、必ず申し立てをしておきましょう。
もちろん不服申し立てをしてくるかと思いますが、これは法律で定められているので必ず通ります。
もちろん金額は希望通り支払ってもらえるとは限りませんが、夫婦の収入や子どもの年齢、人数から最低限の金額が定められているので、算定表に合わせて支払い命令がでます。
調停にモラハラ夫が現れなかったとしても審判になり、裁判所が決定します。
それでも支払わなった場合、給与や財産の差し押さえもできます。
経済的DVを受けているなら今すぐモラハラ夫の元から逃げ出そう
経済的DVを受けているということは、人間扱いされていないということ。
奴隷と同じですよ。
お金をくれないだけが経済的DVという訳でもありません。
生活費はもらっている。
だけど 妻が自分のものを買うとネチネチ文句を言ったり、何を買ったのかしつこく聞いてくるなども、経済的DVに当たります。
多くのモラハラ被害者は
「モラハラ夫と別れたいけど経済的な不安から別れられない」
という人が多いですが、もし経済的DVを受けていて自由なお金がない。外で働かせてもらえない。もしくは妻が働いて稼いだお金を全て夫にとられてしまうというなら、夫と一緒にいるメリットはなんでしょう?
それでも夫と別れられないのは、夫に心を支配されて、逃げ出すことを考えられないだけです。
経済的DVを受けているなら今すぐ逃げ出しましょう。
さまざまな理由や事情があって、すぐに家を出られないという人もいるでしょう。
それもわかります。
でもそれじゃぁいつなら家を出られるのでしょうか。
その事情が解決するのはいつ?
それまでのあなたの心は正常を保ち続けられますか?
それを見ている子どもの影響は?
モラハラは治りません。
特に経済的DVはモラハラの中でも最低です。
実家に戻れるならまずは実家でもいいですが、頼れる実家がないならシェルターを利用しましょう。
仕事の紹介や離婚に関するアドバイス、住む場所などさまざなな相談に乗ってもらえます。
あなたを救ってくれる手は、たくさんあるということを知りましょう。
まとめ
経済的DVを受けている場合、モラハラ夫からお金を出させるためのテクニックをご紹介しました。
が、モラハラ夫はこんなくらいで改心するような人間ではありません。
むしろ
俺が悪者みたいになったじゃねぇか
とすら思っています。
妻を悪者にして、自分は完全に被害者。
「金遣いの荒い妻から俺様の金を根こそぎ奪われたぜ」という気持ちです。
モラハラ夫からは早く縁を切って逃げるしかありません。
1日も早くモラハラ夫から脱出できるように、今から準備しておきましょう!