モラハラ夫が自己暗示でモラハラを正当化するメカニズム

2020年3月13日

モラハラ夫は自分のモラハラ行為に対して「俺は悪くない!お前が悪いんだろ」と平気で妻を責めてきますが、ここまでひどいことをしておいて、なぜこうも堂々と自分の悪事を正当化できるんだろう?と不思議を通り越して不気味に感じたことはありませんか?

正直なところ、私はいつも夫が不気味に感じていました。

どうしてこんなに堂々と嘘がつけるんだろう?
この人には良識がないんだろうか?
それともなにかの病気なの?

実はモラハラ夫は自己暗示をかけて自分のモラハラを正当化します。

今回はモラハラ夫が自分のモラハラ行為を、自己暗示をかけて正当化するメカニズムをわかりやすくご紹介します。
(私の個人的な見解も含まれているので、これがすべて正しいというわけではありません。)

モラハラ夫の自己暗示のメカニズム

モラハラ夫は妻だけではなく、自分自身に対してもマインドコントロール(自己暗示)をかけています。

自己暗示って、モラハラ夫に限らず実は誰でもやっていることなんです。

例えばスポーツ選手なんかは「俺はできる!」「勝てる力があるんだ!」と思い込むことで、勝利を導いたりしますよね。

モラハラ夫の場合は、 「俺は被害者だ」「俺がやっていることは正しいことだ」「妻が悪いんだ」と思い込むことで、自分のモラハラを正当化します。

普通は「俺は悪くない」と思い込むだけでは、「でも本当は俺は悪いことをしている」という意識がどこかにありますよね。

妻をイジメていることはわかっているわけだから、「俺は悪くない」というのは、自分に嘘をついていることになります。

それだと都合が悪いわけですよ。

それだと自分が悪者だって認めることになりますよね。

嘘をついている罪悪感や、妻に対してひどいことをしている罪悪感にさいなまされてしまいます。

そこで自己暗示がでてきます。

自己暗示をかける方のモラハラ夫Aという人格と、自己暗示をかけられるモラハラ夫Bという人格があるとします。

[char no="8″ char="モラ夫A"]モラ夫Aだよ
俺が自己暗示をかけるよ[/char]
[char no="9″ char="モラ夫B"]モラ夫Bだよ
俺は自己暗示をかけられるよ[/char]

モラ夫Aの人格は、自分がモラハラ行為をしていることで妻が傷ついていることに気が付いています。

さらに自分のストレス発散のために、妻を傷つけていることも分かったうえでモラハラ行為をやっています。
[char no="8″ char="モラ夫A"]あーむしゃくしゃする!
妻をイジメてスッキリするか![/char]

モラ夫Bの人格は、自分は妻や子どもを愛し大切にしていて、とても素晴らしい人格者だと思っています。
[char no="9″ char="モラ夫B"]妻が幸せに暮らせるために、俺ができることはないかなぁ。
そんなことをいつも考えている俺ってなんていい夫なんだろう[/char]

普段の意識はモラ夫Bの意識です。

で、モラハラ夫というのは、自分は素晴らしい人間、人格者でないといけないと信じていますが、中身は普通の人なので、別に周りから尊敬されたりあがめられることはないわけです。

そこで自分より下の人間を作って、こてんぱんにやっつけることで、「俺って素晴らしい人間だ」「優れた人間なんだ」と思い込むことができるんです。

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そこで一番身近な妻がターゲットにされることが多く、妻に対してモラハラ行為をします。

妻にモラハラ行為をしたモラ夫Aすかさず

[char no="8″ char="モラ夫A"]俺は悪くない。妻が悪いんだよ。妻がバカだから俺が正してやっているんだよ[/char]

とモラ夫Bに暗示をかけます。

するとモラ夫Bは、暗示をかけられた方なので

[char no="9″ char="モラ夫B"]俺は悪くないよね。
妻がこんなことしたから妻のために言ってあげたんだよ[/char]

と信じ込んでいます。

モラ夫B本人は暗示をかけられてそれが事実だと信じています。

当然嘘はついていないわけだから、「実は俺は妻に虐待をしている上に、妻を悪者にして自分は被害者だと嘘をついている」という罪悪感もないんです。

で、モラ夫Aの存在を意識の奥深くに沈めて、

[char no="9″ char="モラ夫B"]俺こそが本当の自分なのさ![/char]

と信じているのです。

だって自分の中に、自己暗示をかけているモラ夫Aがいることに気が付いたら都合が悪いでしょ。

モラ夫Aはすべて知っています。

[char no="8″ char="モラ夫A"]俺の悪事も、嘘も、全部知ってるんだぜ[/char]

モラハラ夫は人格者でないといけないと信じています。

優れた人間でないといけないはずの自分が、人を貶めて傷つけて苦しめているなんて、そんな自分知りたくないし見たくないんですよね。

自分がこんなひどいことをやってきたと認めたら、もう精神が崩壊するほどのショックを受けるはずです。

だからモラ夫Aは、自分の精神を守るためになんとしてもモラ夫Bに暗示をかけて、自分の悪事を正当化する必要があるんです。

わかりやすくイメージしてもらうために、モラ夫Aとモラ夫Bのふたりの人格を出しましたが、正確にはモラハラ夫は二重人格ではありません。

無意識の中にいるモラ夫Aが「妻に嫌がらせをしている」と自覚しているんですが、それを認めるのはモラ夫Bにとってとても都合が悪いのです。

そのためにモラ夫Aがモラ夫Bに自己暗示をかけて、自分自身に「これは虐待ではない」「正当な行為だ」「悪いのは妻で自分は被害者だ」と事実を塗り替えて認識し「嫌がらせをしている」事実を捻じ曲げます。

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モラハラの正当性が事実なら他人の前でも堂々とモラハラができるはず

もしモラハラ行為が本当に正当な行為だと思っているのなら、他人の前でも堂々とモラハラ行為ができるはずなんです。

そしてもしモラハラが発達障害や精神病などの病気の一種なら、誰の前でもどこにいてもどんな状況でも誰に対してもモラハラ行為をするはずです。

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しかしモラハラ夫は、ターゲットである妻以外の前では決してモラハラ行為はやらないし見せません。

むしろ家族思いのいい夫を演じます。

近所の人には愛想よくあいさつし、休みの日には子どもを遊びに連れて行き、世間ではいい夫いい父親を演じ、家庭の中の誰も見ていない閉ざされた空間でしかモラハラ行為は行われません。

これは、「モラハラ行為をしていることが世間にバレたら自分の都合が悪い」ことは自覚している証拠です

だけど本当は自分の行いは悪いことだと認めてしまうと、「俺は悪くない」というのが嘘ということになってしまいますよね。

「自分が嘘をついている」と自分が認めると、世の中に自分の嘘がバレた時のことを考えると気が気ではないわけです。
(もちろんこれも無意識です)

もしも自分が嘘をついていると認めてしまえば、芋づる式に「自分は罪のない妻に対して嫌がらせをしている」ことを認めなければいけません。

それはモラハラ夫にとって、とても都合が悪いことなんです。

さらに「嘘がバレるかも」という恐怖心と、「嘘をついている」という罪悪感にとらわれてしまいます。

そこで「自分は虐待行為なんてしていない」と、他人ではなく「自分自身」に嘘をつき、自己暗示でそれを「事実」とすることで、嘘がバレる恐怖心と嘘をついている罪悪感から逃れることができるのです。

モラハラ夫が「自分が被害者だ」と自己暗示をかけるのと同じで、モラハラ夫にとっての自己暗示は、自分自身の心を守るためともいえます。

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自己暗示とは?

そもそも自己暗示というと、ちょっとあやしいように思われそうですが、実はどんな人でも日常生活の中で自然に使われているんです。

自己暗示とは無意識の中で「こうなりたい」「自分はこうだ」という思い込むことで、それが事実になることです。

昔から「言霊(ことだま)」という言葉があるように、人は「良い言葉を発すれば良いことが起こり、悪い言葉を発すれば悪いことが起こる」というのと同じことです。

例えばダイエットしたい人が意識して「やせたい」「私はやせる」と思っていても、無意識の中で「やせないかも」と思っていると、いくら努力してもなかなか実りません。

意識と無意識が同じ方向に向くことで、暗示の大きな力が発揮されるんです。

通常自己暗示は誰でもできますが、マスターするにはそれなりに時間がかかります。

しかしモラハラ夫は物心がつく頃から、自分に都合の良い選択をし、自分が楽できる方法を見つけ、厳しい現実から逃げ続けるために、自己暗示能力を発達させてきました。

そもそも自己暗示は無意識の中に働きかけることが効果的なので、モラハラ夫のように無意識に自己暗示をかけるのは効率がいいのかもしれませんね。

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モラハラ夫は自分に都合の悪いことはすべて自己暗示で解決!

モラハラ夫は自分に都合の悪い事実は、すべて自己暗示によって事実を捻じ曲げて解決してきました。

以前このブログでもご紹介しましたが、モラハラ夫は嘘をつくとき、自己暗示によって「嘘」を「事実」に変換してモラハラ夫本人は「事実」と信じて話をするから非常にややこしく、話しがまったくかみ合いません。

例えばどういう状況かというと、モラハラ夫が妻に対してモラハラ行為を行ったとき、妻から「なぜこんなひどいことをするのか」と問われれば「自分がモラハラ行為をするための正当な理由」が必要になってきます。

「ただ単に虫の居所が悪かったから」とは絶対に認めません。

自分が被害者でなおかつ相手(妻)がモラハラをされるだけの事実が必要です。

そこでモラハラ夫が、妻のレベル10程度の小さなミスを見つけたとします。

しかし夫はレベル100くらいの怒りを、妻に対してぶつけたいと思っていたとします。

この場合、妻が何か言い返すなど反応があれば「その態度はなんだ!」「だいたいこの間もこんなことがあった」などと、妻の態度や言葉の揚げ足をとったり、過去の話をむしかえして、自然に怒りレベルを100まで持っていきます。

妻の10レベルの些細な失敗から、妻を加害者に仕立て上げて自分の怒りを100まで引き上げ、それを無意識のうちに行っているので自覚もありません。

自分が自身に自己暗示をかけて理不尽に正当性を主張している自覚もなければ、妻に対してマインドコントロールを行い妻自身に「自分が悪者だ」という罪悪感を植え付けさせているということも気づいていません。

モラハラ夫がそれに気づくことは、自分のモラハラの正当性が崩れ、自分が被害者であることが崩れ、自分が嘘をついていることを認めなければいけません。

モラハラ夫にとってとても不都合になります。

モラハラ夫にとってそれを認めることは、自分の精神を脅かすくらい恐ろしいことなのです。

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まとめ

今回はモラハラ夫が自分のモラハラを正当化するメカニズムをご紹介しました。

ただモラハラのメカニズムについては、専門家でも意見が分かれる部分もあるようです。

これは私個人の見解として受け止めていただければと思います。

私自身、こう考えると夫の不可解な行動の辻褄がすべて合うな!と思い、こういうメカニズムなのではないか?という想像の部分も多く含まれているので、これがすべてではないと理解していいただければ幸いです。

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2020年3月13日特徴モラハラ夫

Posted by 夏本涼加