最近メッセージなどでよくいただくのが、
「夫のモラハラをどこに相談したらいいのかわからない」
「暴力はないのにDV相談窓口に相談してもいいのですか」
といったご相談をよくいただきます。
夫のモラハラについて「友人に相談しにくい」という人は少なくありません。
今回はモラハラについて相談できる窓口をまとめました。
今の辛い気持ちを聞いてほしい。
離婚したいけど弁護士に相談するお金はない。
そんな人はぜひ参考にしてみてください。
なかなか相談しにくい夫のモラハラ
夫のモラハラに悩んでいても、
なかなか人には相談ってしにくいものですよね。
友人に話しても、なかなか信じてもらえないのがモラハラ。
特にモラハラ夫は外面がめちゃくちゃいいので、
友人に話しても信じてもらえません。
「それって愛されてるってことじゃない」
「そんなのどこの夫婦にもあるわよ」
「そこまで怒らせるようなこと、なにかしたんじゃないの?」
などと言われ、
自分は大げさなのかな?
どこの夫婦でもあることなの?
とますます傷つきます。
しかしモラハラは夫婦げんかとは全く違います。
モラハラは妻の人格を否定し、
です。

モラハラ夫との間には、
普通の夫婦のような「対等で健全な信頼関係」がありません。
よその健全な夫婦とは根本的な関係性が全然違うので、
たとえ同じようなことを言われたとしても、
全く響く重みが違うのです。
しかしモラハラを受けたことのない人にはなかなか理解されにくく、
被害者はモラハラで傷ついた心を二重に傷つけられることもあります。

相談できる人がいない、
なかなか理解してもらえなくて苦しいという人におすすめしたいのが、
モラハラ専門の相談窓口です。
無料で相談できる窓口もたくさんありますので、
まずは自分の辛い気持ちを吐き出すために積極的に利用してみてください。
モラハラを相談できる窓口は?
モラハラ夫のことを相談したいなら、
専門の相談窓口で相談するのがおすすめです。
ひとりで悩まずに、
まずはお電話してみてください!
DV相談ナビ
DVやモラハラで悩んでいるけど、
どこに相談したらいいのかわからない!という人は、
全国共通の電話番号(0570-0-55210)に相談すれば、
相談機関を案内してくれる窓口です。
発信地から最寄の相談所に自動転送されるので、
そのまま直接相談することができますよ。
どこに相談したらいいのかわからないなら、
こちらに問いあわせしてみてください。
配偶者暴力相談支援センター
モラハラやDVといった夫からの暴力の防止と
被害者の保護を目的とした施設です。
相談だけではなく、
一時保護や自立のための情報提供などを行ってくれます。
地域によっては女性センターや婦人相談所が、
配偶者暴力相談支援センターと定められていることもあります。
お電話で問い合わせてみてくださいね。
配偶者暴力相談支援センターで行ってくれる支援は下記のとおりです。
相談や相談機関の紹介
カウンセリング
被害者及び同伴者の緊急時における安全の確保及び一時保護(※)
自立して生活することを促進するための情報提供その他の援助
被害者を居住させ保護する施設の利用についての情報提供その他の援助
保護命令制度の利用についての情報提供その他の援助
を行います。※一時保護については、婦人相談所が自ら行うか、婦人相談所から一定の基準を満たす者に委託して行うこととなります。
引用元: 配偶者暴力相談支援センターとは
配偶者暴力相談支援センターの機能を果たす施設一覧/男女共同参画局
婦人相談所
各都道府県に必ず1つは設置されている施設です。
モラハラやDVなど夫の暴力に悩む女性の、
相談や保護などを目的にしています。
面接相談、巡回相談などもできる場合があります。
女性センター・男女共同参画センター
都道府県、市町村が
自主的に設置している女性のための総合施設です。
地域によって女性センター男女共同参画センターなど名称は多少違います。
モラハラやDVなどの夫婦問題だけではなく、
仕事や育児、
介護など女性が抱える問題について、
情報提供や相談などに乗ってくれる施設です。
施設によって利用方法はさまざまなので、
ご自分の住んでいる市町村+女性センターで検索してみてください。
よりそいホットライン
24時間いつでもどこでも通話料無料で
電話相談にのってもらえるよりそいホットライン。
携帯(PHS)や公衆電話からでもつながります。
電話をかけると音声ガイダンスが流れます。
相談内容によって専用ダイヤルがあるので、
相談したい内容を選びます。
性暴力・ドメスティックバイオレンスなどの
女性の相談専用ダイヤルがありますので、
モラハラ相談もそちらにかけてみてください。
よりそいホットライン/一般社団法人社会的包摂サポートセンター
福祉事務所
福祉事務所では、
夫と別れては住む場所がない。
お金もないという人が
母子生活支援施設
(子育て支援と母子の生活と自立支援する施設・いわゆる母子寮)
に入所したい人の相談に乗ってくれる場所です。
離婚したいけど仕事もしてないし今後の生活が不安、
住むところがないという人は、
一度相談してみてください。
心療内科や精神科のカウンセリングルーム
夫のモラハラによるストレスで、
心の病気になってしまう人も少なくありません。
心が疲弊して精神的に苦しい、
夫との時間が怖いという人は、
心療内科や精神科で
カウンセリングを受けることをおススメします。
心が落ち着いてくれば、
冷静に物事を考えることができて、
今後のことを前向きに考えられるようになると思います。
またカウンセリングを受けたことは
モラハラの証拠としても有効ですから、
今後離婚するとき有利に進められるかもしれません。
法テラス
モラハラで離婚を考えているなら、
弁護士に相談するのがおすすめです。
弁護士は高くて無理とあきらめている人でも、
法テラスなら経済的に苦しい人が積極的に
法的支援を受けられるようなサービスです。
3回までは無料で相談に乗ってもらえますし、
設定金額も通常の弁護士事務所に比べるとかなりお安いです。
今すぐはどうしてもお金がなくて・・・という人でも、
弁護士費用の立替えも行っているので、一度相談してみてください。

日本法規情報
日本法規情報は弁護士に依頼したいけど、
自分に合った弁護士がいい、
モラハラに強い弁護士がいいなど、
自分の理想に合った弁護士を無料で案内してくれる相談窓口です。

離婚カウンセラー
離婚カウンセラーというと、
離婚を勧められるというイメージを持たれている人も多いかもしれません。
しかし実際はそんなことはないんですよ。
どんな夫婦でも離婚がよぎることって
結婚生活が長ければ誰でも1度や2度はありますよね。
離婚を考えるけど、
本当は離婚したいのかどうかわからない、
どうしたらいいのかわからないという方に
カウンセリングを通じて本音の部分でどうしたいと思っているのか、
心の奥を開いていく作業からはじめます。
ここで離婚したいと結論が出れば、
どのように離婚したいのか、
たとえば慰謝料をできるだけ多く請求したいと思っているのか、
子どもと夫はいい関係を保ちたいのか、
とにかく一刻も早く離婚がしたいのか、
できる限りの要望に応えながら進めていきます。
私の場合は、
どんな選択肢があるのか、
どのような手順で進めていくのがいいのかだけではなく、
離婚後の経済的な不安を解消するための副業サポートなどもご用意しています。
夫のモラハラ相談や離婚までの流れだけではなく、
離婚後の不安が少しでも解消できるようなサポートができるところが私の強みです。
どこに相談しようか迷ったときは、
ぜひ申し込みフォームからご連絡くださいね。
まとめ
モラハラに苦しんでいるなら、
まずは相談してみてください。
モラハラ被害を受けている女性はとても真面目な人が多いです。
- まだ離婚を決めたわけじゃないのに相談するなんて・・・
- 具体的に相談したい内容があるわけじゃないんだけど・・・
- これくらいで大げさじゃないかな・・・
こんな様に考えて、
なかなか相談できない人も多いのではないでしょうか?
モラハラで心が傷ついてすっかり疲れてしまっている今、
順序だてて上手に相談できなくて当然です。
心の整理をつける意味でも、
誰かと話すのはとても重要です。
まずは想いを吐き出すこと。
そうしているうちにおのずと進みたい道が見えてきます。
何から相談したらいいかわからない。と思っても大丈夫!
まずは相談してみましょう。
もちろんこのブログのお問い合わせフォームに
思いをぶつけてもらってもOK!
グチでもなんでもかまいません。
ひとりで抱えないで、心をはきだせる場所を見つけて相談してみてくださいね。
