モラハラ夫がキレたとき、物に当たって壊す、傷つける、大きな音を出すということがあるかと思います。
こちらは穏やかに過ごしたいのに、いきなりキレたかと思ったら突然物に当たり散らして怒鳴り狂うモラハラ夫・・・
物を殴ると、いつかその力が自分に向くんじゃないか、子どもに被害があるんじゃないかって思ったらめちゃくちゃ怖いですよね。
モラハラ夫は暴言では飽き足らず、どうして物に当たるのでしょうか。
その心理とモラハラ夫が物に当たったときの対処法をご紹介します。
モラハラ夫がキレて物に当たったときの3つの心理
モラハラ夫が物に当たるときの心理を3つに分けてご紹介します。
怒りを抑えられずに発散したい
ストレスが溜まったり自分の中で怒りが溜まったとき、自分で抑えることができずに発散したくて手っ取り早く物に当たります。
物を壊したり大きな音を立てることで、スッキリできると思っているのです。
ただ実際は物に当たってもストレスや怒りを発散できるどころか、余計にヒートアップさせてしまい逆効果だといわれています。
モラハラ夫は自分の感情をコントロールできないため、どのように発散させたらいいのかわからず、ますますストレスや怒りをため込んでしまうため注意が必要です。
俺の方が強いんだぞというアピール
俺の方が強いんだぞ。えらいんだぞという優位性のアピールです。
私の元夫も物に当たったり、壁際まで私を追い詰めて逃げ場をなくし威圧的な態度をとることもありました。
これは夫の暴力事件の後「次に暴力があったら離婚する」といった話し合いのしばらく後のことです。
暴力をふるえないことで、このように 私に対して恐怖心を植え付け支配しようとしていたのです。
物に当たることは「暴力は振るっていないから俺は悪くない」という、理不尽極まりないモラハラ夫のいい分です。
しかし物に当たったり大きな音をたてることで、妻に恐怖心を植え付けて支配したいだけなんです。
物に当たることも威圧的な態度で相手を追い詰める行為も、暴力であることをあなた自身がまず認識しておきましょう。
俺様の要求に黙って従え
俺様の要求に黙って従えよ
というアピールです。
たいていの女性は、体の大きな大人の男性がキレて怒鳴りながら物を壊したら、恐怖で体が硬直してまともに言い返したり反抗することは難しいのではないでしょうか。
納得のいかないことでもつい夫の要求を受け入れてしまう。
もしくは夫の過ちなどを許してしまうなど、物に当たることで夫が利益を得れば、今後はますます物に当たって、理不尽にキレるようになります。
こういうことが続くと前回ブログでご紹介した、依存症と同じように、味をしめたモラハラ夫は次から簡単に物に当たり、壊し大きな音を立ててますますひどくなっていくんです。
モラハラ夫が物に当たる心理を簡単にいうと
という脅しです。
モラハラ夫がキレて物に当たったときの対処法
それではモラハラ夫がキレて、物に当たったときの対処法をご紹介します。
身の危険を感じたらすぐ非難
モラハラ夫がキレて物に当たったとき、あなたと子どもの身に危険を感じたら、 距離をとってできたらそっと夫のそばから離れることです。
例えば物をあなたや子どものいる場所に投げて当たりそうになったり、割れた破片が当たりそうになったら、 すぐに別の部屋に逃げるか家を出てしばらく安全な場所に非難するのが一番です。
また夫自身もひとりになった方が早くクールダウンできます。
あなたが悪いわけではなくても、モラハラ夫はとにかくターゲットである妻に対して怒り狂っているわけですから、 あなたがいなくなってひとりになってしまえば物をなげたり壊したりしても意味ありません。
夫が冷静に落ち着く頃を見計らって戻るようにしましょう。
夫が冷静になるまでは、安全を確保して非難しておくのがいいです。
冷静なときに子どもが怖がるからやめてという
家に戻って夫が冷静になっていたら、「物に当たると子どもが怖がったりトラウマになるからやめて」といいましょう。
ここで「私が怖い」というと、モラハラ夫からそれが目的でもあるので
よしよし効いてるんだな!
これから物に当たってビビらせてやろう
とほくそ笑み、今後さらに活用される可能性があります。
「私は別にビビッてないけど」というスタンスで
- 子どもが怖がってた
- 子どもがマネしてもいいの?
- あなたのこと怖がるかもよ
などといってみましょう。
妻は傷つけたいと思っていても、子どもには嫌われたくないと思っているモラハラ夫もいるので、その場合は有効かもしれません。
近所の人から音がうるさいといわれたという
モラハラ夫は世間の目や第三者の目を非常に気にします。
近所の人から
「昨日すごい音がしてたけど大丈夫?」
「ご主人が暴れているの?」
と心配されたという風に言ってみましょう。
自分はいい父親、いい夫を演じたいと思っているモラハラ夫からしたら、ご近所で自分の評判を下げるのは絶対にイヤなのです。
このとき、音がうるさいとクレームがきたとだけいうと、「妻が暴れている」とあることないこと言いふらす危険性もあります。
夫が音を立てていることを、みんな気がついているということをほのめかしておきましょう。
そうすれば、 物を壊したり殴るなどわざと大きな音を立てるのは控える可能性が高いです。
モラハラ夫の弱点をうまく利用しながら、あなたの身を守るようにしてくださいね。
物の当たった夫に利益を与えない
物を壊したり大きな音を立てたときに、恐怖のあまり夫の要望欲求を通してはいけません。
夫が言書くすることでいとも簡単に自分の思い通りに運ぶんだと思わせると、次から自分の要望や欲求を通したいときに、すぐに物に当たったり威圧的な態度になる可能性があります。
暴言をはく、物に当たるなどの行為によって、これまで夫が利益を得ていたとしたら、今後どんどんエスカレートしていくようになります。
壊れたものの金額を伝える
冷静になってから壊れたものの金額をさらりと伝えましょう。
お金にはドケチなモラハラ夫です。
「もったいない!」という気持ちにさせましょう。
私の元夫も、壁を殴った勢いでめちゃ大きな穴をあけてしまったんです。
壁に穴ですよ。
賃貸ですよ。
さすがに冷静になった後のモラハラ夫はへこんでましたね。(笑)
あの時のへこみっぷりはおもしろいくらいでした。
結局その時は修理は呼ばず、ずっと穴が開いたままの壁・・・
とりあえず不自然ですが、穴の上にカレンダーを張ってごまかしていました。
最初は穴を見るたびに罪悪感を感じればいいと思っていましたが、私が見るたびにイヤな気分になるし、子どもにも良くないかと思い隠すことに。
結局数年後私と子どもだけこのアパートを出て行ったので、その後どうなったのか知りませんが・・・
当然引っ越しのときに元夫が修理をしたでしょうが、ひとりであのアパートを引っ越すとき、どんな気持ちであの壁の穴を見てたんだろうと思いますね。
想像するとざまーみろです。
周りの人に相談を
モラハラ夫が物に当たることに恐怖を感じているけれど、どうしたらいいのかわからない場合、信頼できる人に相談してみましょう。
できたら両親など家族がいいです。
もし何かあればすぐに逃げられるように、両親に言っておくとスムーズかと思います。
両親が難しい場合いは、DV相談窓口や精神科医など専門家に相談しておくといいですよ。
モラハラ夫が物に当たっているときの注意点
モラハラ夫が物の当たっているときに、注意しておくべき点をご紹介します。
壊されたくないものは夫のそばから離す
夫が物に当たり散らしてキレまくっているとき、身近にあるものを手当たり次第投げたり壊したりします。
そのため 夫の近くに壊されたくない物がある場合は、そっと夫から遠ざけるようにしましょう。
とはいえ、キレまくって理性を失っているモラハラ夫のそばに近づくのも危険ですから、様子をmながら判断するようにしてくださいね。
キレまくっている夫に話しかけない
キレまくっているモラハラ夫に対して、「やめてやめて!」と恐怖のあまり取り乱してしまう人もいるかもしれませんが、これはますますヒートアップさせてしまうので危険です。
また こちらが冷静に「なんでそんなことするの?」と問いかけるのも、バカにされているように感じてますます攻撃的になってしまいます。
あなたはムダに夫に話しかけずに、冷静に落ち着いた態度で毅然としていましょう。
自分や子どもに物が当たるなど被害をこうむりそうだと思ったら、すっと夫の前から姿を消すようにして身を守ってくださいね。
まとめ
今回はモラハラ夫が物に当たる心理とその対処法をご紹介しました。
私の元夫も、よく物に当たってたな~としみじみと思い出します。
そういうとき、私もつい冷静でいられなくなって、おびえたり泣いたり感情的になって怒ったり、不適切な対応をしてばかりでした。
でも実際に自分の夫が手もつけられないほどキレまくってどうしようもなくなったら、パニックを起こしてしまうと思います。
もし夫はキレるとよく物に当たると思い当たるなら、ぜひこの記事を参考にして心の準備をしながらうまく対応するようにしてくださいね。