いつだって自信満々で、弱点なんてひとつもないようなモラハラ夫。
いつだって妻を悪者にし、自分は世界で一番偉くて強くて賢くて、自分だけが正しいと本気で思い込んでいる。
こんな夫をいつかぎゃふんといわせてやりたいと、腹の中でフツフツと煮えたぎっている女性は多いはず。
どこにも弱点なんてないように見えますが、実はモラハラ夫にもちゃんと弱点があるんです!
モラハラ夫の弱点を知って、モラハラを最小限に減らせば、もっとモラハラ夫との生活が楽になるはず!
モラハラ夫からマインドコントロールされないためにも、モラハラ夫の弱点を知って上手にモラハラ夫をあしらっていきましょう!
モラハラ夫の弱点は?
モラハラ夫もそれぞれ個人差はありますが、共通するとみられるモラハラ夫の弱点をご紹介します。
弱点その1.無反応な人
モラハラ夫は自分が良いことをしたのに称賛されなかったり、人に関心を持たれていないなど、無反応に不安を感じ動揺します。
モラハラ夫は相手(妻)が怒ったり困ったりおびえたりする、「反応」が大好きなんです。
相手が自分のアクションに対して反応してくれることで、自分の存在が認められたように感じ、まるで相手を支配しているかのような気になっているんです。
「あ~俺って強いな!」
「今、嫁を支配しているのはこの俺!」
みたいな爽快感を与えるんです。
だから妻がモラハラ夫が望む、モラハラ心をくすぐる反応をしてくれると、どんどんモラハラがエスカレートしていきます。
そこでモラハラ夫の暴言がはじまっても、怒ったり言い返したりなどの反応はしないで、無反応を決め込むことをおススメします。
いや、
無反応よりもうす~い反応がおすすめです。
無反応だとモラハラ夫は「無視された!=攻撃された」と思って、ますますモラハラを悪化させる可能性があります。
無視するのは逆効果です。
夫のモラハラや攻撃に対して、最小限にうす~く反応するようにしましょう。
モラハラ夫は自分が思ってもいない行動をとられると不安を感じて威嚇し、ますます支配力を高め、モラハラがひどくなる場合もあります。
無視や無反応よりも、うす~く反応しておく程度にとどめておくのがベストです。
モラハラ夫の暴言が始まれば、表情は無表情に少し口角を意識的に上げて、でも目は笑ってないみたいな表情にします。
ここで
など言い返すのはモラハラのエサとなり、ますますモラハラが悪化するだけです。
傷ついた顔や怒っている顔。
怒りを堪えてますよ~みたいな顔も絶対にしてはいけません。
もちろん泣いたりするのも、「よしよし妻が傷ついているぞ!」とモラハラ夫が喜ぶだけです。
なにかを問われたら、そこは無視しないでさら~と答えます。
どうせなんと答えても文句言われるんだから、相手をバカにするようなこと以外ならなんと答えても問題ありません。
ただできるだけ言葉は短く抑えましょう。
「ふぅん・・・」
「へぇ・・・」
などです。
意味のない言葉、肯定でも否定でもない言葉で文字数も少ない方がいいです。
このとき、妻もただ黙って夫の暴言を聞いているのもストレスだし、手持ち無沙汰になるので、キッチン回りの掃除などを始めるなど、多少動いている方が気がまぎれます。
最初は何かお茶でも入れるフリしてキッチンにいって、
「ちょっと拭き始めたら止まらなくなっちゃった~」
みたいな感じで始めると自然でいいですね。
しばらくは反応のないことにストレスを感じ、なんとか反応させようとあれこれと仕掛けてくると思いますが、 動揺したり焦ったり慌てたりは厳禁です。
反応がなくなればそのうちモラハラのやりがいをなくして、少しずつモラハラ自体が減ってくるでしょう。
具体的なモラハラ対処法はこちらから!
弱点その2.強い人
モラハラ夫は、自分よりも強い人間には弱いです。
モラハラをする人は、妻の前でこそエラそうに自信満々ですが、基本的に弱くて臆病者ばかり。
モラハラの被害者は、ほとんどが善良で気の優しい人がダーゲットになりますが、自分より強くて本当に悪い人には絶対に逆らいません。
強くて悪い人とは、モラハラ夫のターゲットになるどころか、接点すら持とうとしないんでじゃないでしょうか。
自分よりも圧倒的に弱い、気の優しい妻をとことん追い詰め人格を否定しますが、決して暴力をふるわないのもモラハラ夫の弱さからきているといえます。
暴力をふるうほどの強さがないので、妻の些細なミスを作り上げたり事実を捻じ曲げて、「モラル」を「ハラスメント」するんです。
しかも 周囲には気づかれないように、隠れてこそこそと嫌がらせをするので本当に陰湿です。
モラハラ夫よりも強い妻にモラハラ行為をすればどうでしょうか。
もし妻が「なに?私とやる気?こいよバカが!」などと言って戦う気満々に向かってきたら、モラハラ夫はちーーーーん。撃沈です。
モラハラ夫は「売られたケンカは買ってやる!」というような強気な人には、一切モラハラをしません。
正々堂々とケンカをする勇気なんてないんです。
ただ、そこでモラハラをすでに受けている人が
とするのは浅はかです。
モラハラが始まってる時点で、夫は完全に妻のことを見抜いているので、今さら強い人のフリをしても効果はありません。
そこでモラハラされにくいキャラ作りの詳しい記事があるので、こちらを参考にしてみてくださいね!
弱点その3.良心がない人
モラハラ夫の被害者は必ずといっていいほど、優しくていい人ばかりです。
それはモラハラが、被害者の罪悪感をついて責めてくるものだからです。
「俺がこんなにいうのはお前がだらしないからだ!」
「お前のために言ってるのになんだその態度は!」
「俺はいつもお前のことを考えているのに、
お前は俺にそんなひどいことがよくできるな!」
と、まるで妻が悪者のように責めて、モラハラ行為を繰り返します。
自分(モラハラ夫)が被害者で、妻が加害者だという構図を作り、妻に罪悪感を植え付けて責めてきます。
妻はなにも悪いことをしていないのに、「私が悪かったのかな」と感じ、その妻の罪悪感につけこんでモラハラ行為を繰り返していくんです。
そのため罪悪感を感じにくい人は、絶対にターゲットにはしません。
モラハラを減らすには、良心を捨てることです。
「え?だから何?私の何が悪いのさ」と、罪悪感を感じなければ、モラハラ夫の欲しい反応も出ません。
するとモラハラ夫は途端に弱々しくなって、攻撃するどころか口答えもできなくなります。
とはいえ、良心の塊のような被害者が良心を捨てるのは難しいですよね。
良心を捨てるというよりも「モラハラ夫に対して罪悪感を捨てる」ようにします。
そもそもモラハラ夫は、ただのやつあたりでいちゃもんをつけているだけで、 あなたはなにも悪いことはしていないんですから、罪悪感を持つ必要はないんです。
自分は悪くないことを自覚できれば、自然と罪悪感はなくなるはずです。
よくも俺にそんなひどいことができるもんだな!
と言われても、痛くもかゆくもない人になってください。
「お前は俺にこんなに酷いことして平気なの」とあなたの罪悪感を植え付けるために攻撃してきますが、
「え?ひどい?なんで?あんたの方がよっぽどひどいことしてるでしょ?」
と不思議なものを見るみたいにしていましょう。
このときは「本当に意味がわからない」というような、きょとん顔がいいですね。
あなたは罪悪感をなくすことで、モラハラ夫のほしい反応はできません。
だってあなたはなんにも悪くないんですから。
それでも罪悪感がわいてきてしまうなら、せめて夫に対して「悪いことをした」という態度、表情は一切しないを徹底しましょう。
なにも気にしていないフリでも構いません。
反応を薄くすると似ていますが、 夫に対してポーカーフェイスでいること。
それがモラハラを減らす第一歩です。
弱点その4.孤独
意外に思うかもしれませんが、モラハラ夫は孤独が大嫌いです。
「だったらもっと妻を大事にすればいいのに」と思いますが、 実際は妻に離れてほしくないから、力で支配して離れられないようにするんです。
モラハラ夫は、自分の周りから人がいなくなることを極度に恐れています。
実はモラハラ夫は、非常に弱いと前述しましたが、弱い自分を認められません。
そこで妻に攻撃することで、
「俺は強い!(妻よりも)」
「俺の方が妻よりも上なんだ!」
と、自分は強いと思い込めるんです。
ですから妻がいなくなるとモラハラ夫は弱い自分と対峙することになり、どうしたらいいのかわからないのです。
口では「お前なんかいつでも離婚してやるぞ」と強気なことを言っていても、いざ妻から離婚や別居を切り出されるとたちまち不安になり、あわてて引き留めようとしてきます。
1回限りしか通用しませんが、本気でもう無理だというときに
そんなことなら別居や離婚も仕方ないね
とほのめかしてみると、効果がある場合もあります。
もちろんそれがハッタリではなく、実際に行動にうつせるくらいの経済力と、精神力のある場合に限ります。
もちろん何度も使えません。
一度離婚すると言って、結局元サヤに戻っていれば
こいつは口だけで実際は出ていかないな
と見くびられ、改心も反省も一切しなくなり、むしろモラハラが悪化することもあります。
(というか本当に妻が出て行って別居になっても離婚しても、基本的にモラハラ夫は改心も反省も一切しません。
少なくとも私の夫はそうです。)
ある程度の準備と覚悟ができて、このまま別れてもいいと本気で思ったときに使いましょう。
「ひとりでやっていけるなら出て行けよ」と言われたときに、「やっぱり出て行けない」なんてことになったら、ますますモラハラが悪化しますから注意が必要です。
モラハラ夫の弱点はオウム返しだというのはウソ?
ネットなどでモラハラ夫には、 オウム返しで対応すればいいという記事を見かけますが、ケンカのときは逆効果になります。
オウム返しとは、一語一句モラハラ夫の言葉をそのまま返すことですが、もしケンカのときにオウム返しをすればどうなるでしょうか。
例えば
お前バカか
あなたバカなの
お前って無能だな
あなたって無能ね
モラハラ夫が激高して、ますますモラハラを悪化させると思いませんか?
モラハラ夫がキレたときに口答え=反応すると、モラハラ夫にエサを与えることになり、ますますモラハラ夫が悪化します。
ただモラハラ夫が機嫌のいいときなどの日常会話で、時々オウム返しを取り入れるのは効果的です。
例えば
今日外でご飯食べる?
今日外でご飯食べるの?
なに食べたい?
んーなにがいいかな?
○○食べる?
いいね!○○食べたい
という風にモラハラ夫の機嫌のいいときの日常に使えば、モラハラ夫の機嫌が悪くなることなく穏やかに過ごせますよ。
ただしこれも使い過ぎに注意です!
あくまで自然にオウム返しを取り入れることで、モラハラ夫は安心感を覚えます。
弱点を突けばモラハラは減らせる?
モラハラ夫のモラハラの程度は本人の自己愛の強さによっても大きく変わってきますが、あなたの対応次第でもモラハラは強くなったり弱くなったりします。
対応を間違えると、どんどんエスカレートしていきます。
モラハラ夫のモラハラには上限がないので、どこまでもエスカレートしていくんです。
爆発期やハネムーン期などで「モラハラが弱いとき、強いとき」があるかもしれませんが、平均しておそらく結婚当初と比べるとモラハラは酷くなっているのではないでしょうか。
こちらの対応次第で、モラハラを弱めることも可能なんです。
ただ忘れないでもらいたいのは、 モラハラ夫はどんなにうまく対応したとしても、モラハラが治ることはほとんどないということ。
モラハラ夫はたとえどんなに弱ったとしても、決してモラハラをやめようとはしません。
あなたと一緒にいる限り、一生あなたにモラハラをやり続けようとします。
しかしモラハラ夫の弱点を利用して、モラハラを空振りに終わらせることはできます。
モラハラをやりにくい状況をこちらが作るのです。
モラハラの失敗体験を繰り返すことで、夫が最小限のモラハラでも我慢できるような習慣を作っていきます。
たとえば食事を1日3回から2回、1回に減らすことを習慣にすれば、1日1回の食事でも平気になったり、睡眠時間を徐々に減らして3時間程度の睡眠でも平気な人っていますよね。
これは長い間の習慣によって、1日1回の食事や1日3時間の睡眠でも平気な体質になっていきます。
これと同じで、 モラハラを失敗させることを繰り返し、少ない回数のモラハラでも平気な体質にすることで、モラハラ夫自身が気がつかないうちにモラハラが少なくなってきます。
モラハラ夫の弱点を攻めるのではなく、うまく利用してモラハラをできない状況を増やしてみてください!
あなた自身も一度成功すれば、この成功体験をもとにどんどん自信をつけて実践を重ねてほしいです。
弱点を知っても攻撃はしない
モラハラ夫の弱点がわかれば、そこを徹底的について攻撃したくなりますが、 そこはガマンして攻撃はしません。
例えばモラハラ夫は強い人が弱点だからと、妻が強気に出てオラオラと夫を責めたり脅したとします。
そこで妻に対してモラハラ夫が恐怖心をもってくれればまだいいですが、おそらくですが十中八九「なんだこいつ怒ってもこの程度か」とまったく恐怖心を抱かないでしょう。
あなたは自分の強さを見せたつもりかもしれませんが、モラハラ夫が「怖い」「妻は強い」と感じなければ、ますます見くびられモラハラは悪化してしまいます。
離婚や別居をほのめかすのも、真実味がなければ逆効果です。
モラハラ夫に戦わずして勝つ方法
モラハラ夫の弱点をご紹介しましたが、結局使えないなら意味ないとがっかりされたかもしれませんが、唯一闘うための武器があります。
それは、「うすい反応」です。
モラハラ夫がキレても、うす~く反応することを貫きます。
ひるまない攻撃しない謝らない。
理不尽なことを言われても、自己嫌悪アピールや同情をひいてきても、謝ってきて機嫌をとってきたとしても
と短く答えてさらっと流します。
夫の感情や状況に左右されず無関心を貫き、まるで柳の木のように、モラハラ攻撃をフワッフワッとうす~い反応でよけていけば、モラハラは空振りで終わります。
モラハラ夫としては「よっしゃ!今からどんどんモラハラしてやんぞ!」と意気揚々と仕掛けたのに、肩透かしを食らった気分になるでしょう。
これぞ闘わずして勝つ!ということです。
まとめ
モラハラ夫の弱点を攻撃することは、逆効果になる危険があるのでオススメはしませんが、 うすい反応でモラハラ攻撃をかわすことはモラハラを減らすことにとても有効です。
モラハラ夫に対して強くなるとは、ケンカが強いや気が強いというのではなく、モラハラ夫がどんな状況でどんな感情であっても無関心でいられる強さが必要なんじゃないかと思います。
モラハラがない時でも、夫といるときはできるだけ無反応でないといけません。
夫といる間、ずっと無反応を貫くのってなかなか精神力がいると思います。
またモラハラ夫が機嫌がいいときはオウム返しを上手に取り入れて、機嫌を損なわないようにすることは効果的です。
突然ガラリと対応を変えるとモラハラ夫はこれまでの反応と違うことに驚き、動揺して攻撃的になる可能性もありますので、徐々に態度を変えていくようにしましょう。
モラハラ夫の弱点を知るだけで、
「実はそんなに夫は怖くないのでは」
と気づくために重要だと思います。
モラハラ夫の暴言に毎日おびえているなら、ぜひモラハラ夫の弱点を知ってモラハラ夫は実はおびえる対象ではないと気がついてほしいです。
モラハラ夫の弱点を活かして、モラハラ対処方法も合わせて参考にしてみてくださいね!