このブログでも何度も「モラハラ夫は話し合いができない」とご紹介してきましたが、実は妻にとってもモラハラ夫との話し合いはしない方がいいんです!
今回はモラハラ夫と話し合うと、妻はエライ目に遭うから絶対に話し合わない方がいいよっていう話しをご紹介します。
どうしてモラハラ夫とは話し合いができないの?
通常夫婦がケンカになったとき、解決法として真っ先に思うのが「話し合い」ですよね。
夫婦で問題が起きた時の解決法として、お互いが考えていること思っていることを相手に伝え、お互いの気持ちを理解したうえで、どうするのがお互いにとっていいのかをすり合わせることが「話し合い」です。
以前ブログで、モラハラ夫は話しに一貫性がないから話し合いにならない」とご紹介しました。
そもそもどうしてモラハラ夫の話しに一貫性がないかというと、 モラハラ夫には自分の意思がないからなんです。
モラハラ夫には、自分の意思や自分の考えがありません。
だから、 自分の都合が最もいい答えを選ぶのです。
基本的にモラハラ夫は妻の言い分を決して認めませんので、妻が「Aがいい」といえば「Bに決まってるだろ!」というし、妻が「Bがいい」と言えば「Bなんか選ぶヤツはバカだ」となります。
自分の意思がないので、その場その場の感情のまま答えるから一貫性がない。
だから話し合いにならないんです。
モラハラ夫は解決を望んでいない
モラハラ夫と話し合いができない理由のひとつとして、 「モラハラ夫は問題を解決するつもりがない」という点も見逃せません。
通常、人はなにか問題が起きたら話し合いで解決しようとしますよね。
しかし 相手に解決しようという気持ちがなければ、解決に向けた話し合いは成立しません。
モラハラ夫との話し合いは、同じことを話し合っているつもりで、話し合いのベクトルが全くちがうんです。
例えばモラハラ夫が
と妻に言ったとします。
しかし、妻は毎日一生懸命家事をしています。
手抜きだってしてるつもりはありません。
妻としては「夫はなにか勘違いをしているのかも」と思い、夫のためにいかに自分が毎日家事育児を頑張っているのか、わかってほしくて、話し合いをしようとします。
もしくは、そこに何か誤解があるのかもしれない。
私は十分に家事をやっているつもりだけれど、夫にとって望んでいることは全く違うのかもしれない。
きっとこんなひどいことは言わないはずだ。」「私の家事のやり方が気に入らないのかもしれない。
夫はどんな家事を求めているのか知りたい」
つまり、妻にとっての問題解決です。
そう信じて一生懸命話します。
一生懸命夫の気持ちを聞こうとします。
しかしモラハラ夫は、妻が実際に家事に手を抜いているのか一生懸命家事を頑張っているのか、そんなことはどちらでもいいのです。
要は妻を攻撃するための材料が欲しいだけ。
「妻が家事の手を抜いている」という事実が欲しいんです。
そしてモラハラ夫は、「妻がいかに家事に手を抜いているか」という事実をつくるために、話しあいに参加します。
「家事を頑張っている」という事実を伝えたい妻と「家事に手を抜いている」という事実がほしいモラハラ夫が、いくら話し合っても交わることはありません。
平行線で当然なんです。
モラハラ夫といくら話し合ってもいつまでも平行線で解決しないのは、モラハラ夫が問題を解決する気がないからです。
モラハラ夫の話しは妻を傷つけることが目的
モラハラ夫は問題を解決する意思がないなら、妻との話し合いになんの意味があるの?と疑問ですよね。
普通の感覚では信じられませんが、
ズバリモラハラ夫は「妻を傷つける」ことが目的で話をします。
「話し合い」ではありませんね。
一方的に自分の考えをぶつけるだけ、自分の思い通りに動かすだけ、そして暴言をはくことが目的です。
もちろん表面上では「俺はお互いのために話してるんだぞ」というポーズで話します。
しかしモラハラ夫の本音は
「お互いの問題解決のための話し合い」
なんてするつもりはさらさらありません。
モラハラ夫の目的は
「妻を傷つける」
「妻の人格を否定する」
「自分の考えを押し通す」
ことです。
対等に話さないといけないんだよ!
これが本音です。
しかしモラハラ夫は自分のことを「素晴らしい人格者」だと思っているわけですから、そんな態度はおくびにも出しません。
モラハラ夫の本音を知らない妻は納得できません。
「あなたは私のことを全然認めてくれていない」
「私のことを見下してる」
と反論したとします。
するとモラハラ夫は
俺が悪いというのか!
と、被害者面して反撃します。
どんなに妻が「夫はいかに自分を大事にしてくれない」と訴えたところで、モラハラ夫は
と、被害者面して、妻をますます悪者に仕立て上げます。
こうなると、どんどんモラハラのドツボにはまります。
モラハラ夫の思うツボです。
モラハラ夫と話し合わない方がいい理由
モラハラ夫とは話し合いはできませんが、被害者である妻にとってもモラハラ夫と話し合わない方がいい理由があります。
被害者が傷つけられる
モラハラ夫は妻を傷つけることが目的で話しをしますから、妻が話し合いをしようとすることで無駄に傷つけられます。
問題を解決させたくて話しをしているのに、問題が解決しないばかりか無駄に責められて傷つけられるだけ。
さらに妻がそれに乗っかって反論すれば、モラハラ夫はエサを与えられたことで、尻尾を振ってさらに妻を傷つけようと攻撃してきます。
あなたが傷つくだけなので、モラハラ夫とは話し合わない方が身のためです。
モラハラがエスカレートする
話し合いをすることで、モラハラがエスカレートする可能性もあります。
モラハラ夫のいうことに妻が反論すると、それに対してさらにモラハラ攻撃してくるといいましたが、まさにエサを与えられたモラハラ夫のモラハラは、先ほどよりも強い攻撃をしかけてきます。
エサが増えれば増えるだけ、戦闘力は増していき、妻はこてんぱんにやられてしまいます。
モラハラ夫には事後報告で
モラハラ夫とは話し合うだけ無意味なだけではなく、無駄に傷つけられモラハラがエスカレートする危険すらあります。
モラハラ夫に相談しなくても解決できることはたくさんあります。
むしろ相談しない方が、あなた自身自由に動けるようになります。
モラハラ夫には「○○に決まったから」と報告するだけでいいでしょう。
もしモラハラ夫があなたの報告を聞き入れてくれなければ、モラハラ夫よりも上の立場の人間や信頼している友人や先輩、世間一般の大多数の意見だという風に伝えると、聞き入れてくれやすいです。
例えば
「保育士さんが言ってたのよ」
「ニュースでやってたけど、最近の〇〇はこんな風にしてるんだって」
「あなたの友達の奥さんにお勧めされたの」
のように、あなたの意見ではないと伝えると効果的です。
まとめ
モラハラ夫に、あなたの気持ちをわかってもらおうと思ってはダメです。
あなたの気持ちを分かったうえで嫌がらせをしているんですから、話しをしたところでこてんぱんにやられるだけです。
モラハラ夫とは極力会話をしない、発言を減らすのが一番です。
そんなの家族じゃない!
夫婦じゃないじゃない!
と思うかもしれませんが、夫が妻にモラハラをしている時点で、もはやまともな夫婦関係ではないのです。