モラハラ夫と話していると
「この人とは話し合いにならない」
「どうしてこんなに話しが通じないのだろう」
「モラハラ夫と話し合いって不可能なんじゃないの?」
などと感じたことはありませんか?
今回はモラハラ夫との話し合いについて、私の事例や対処法はあるのか?などをご紹介します。
モラハラ夫との話し合いは不可能
に近いです。
こんなこというと身もフタもありませんが・・・
なぜならモラハラ夫には「自分の意思」がないのです。
自分の意思がないということは、自分の考えや信念もないのです。
自分の考えがなければ、まともな話し合いなんてできませんよね。
ついさっきまで力強く主張していたことも、その場で立場が悪くなると、いともあっさり覆します。
もちろん、モラハラ夫にだって欲求や願望はあるんです。
ただそれを満たされなかったとき、自分の欲求や願望と違うことをされたときに、モラハラスイッチが入り暴言が次から次へと溢れてくるのです。
一度スイッチが入れば、そう簡単に収まりません。
問題を解決するためには「お前が俺の言う通りにしていればいい」と思っているんですから、話し合う必要性も感じていません。
だからモラハラ夫に
「話し合って問題を解決しよう」
などという気持ちはさらさらないのです。
妻は話し合いをしようと思っていても、モラハラ夫は妻の言葉の揚げ足ばかりとってどんどん違う方向に話題を持っていき、妻は気が付いたらただ罵られていただけということになるのです。
自分の意思も考えも信念ものないモラハラ夫にとっては、話し合いをいつまでも続けられるのは分が悪いので、人の揚げ足をとり罵る方向へ持って行くのです。
モラハラ夫は、人の揚げ足をとることと罵ることは得意分野ですからね。

意思がないからモラハラ夫の話に中身も一貫性もない
モラハラ夫に自分の意思はないので話している内容に中身も一貫性もありません。
モラハラ夫の発言が「以前と言ってることが違う」なんてことよくありませんか?
例えばモラハラ夫が
と言ったとします。
妻が「わかりました」と身支度を始めると
などと言ってきます。
勢いで「出ていけ」と言ってしまっただけで、本心ではそんなつもりはなかったと、後からあせって撤回するというのは、どこの夫婦でもあるパターンかもしれません。
しかしモラハラ夫がやっかいなのは、「出ていけ」というのも本気で本心で言っているところです。
本気で出て行ってほしい、もしくは本気で出て行っても構わないと思っているので、その態度は決意と自信に満ち、いかに自分の判断は間違ってないかを真剣に語ります。
妻もこれは夫も本気なんだなと思い、いざ出て行こうとすると
「ほんとに出て行くの?」
「うそだろ?まさか出て行かないよね」
と言ってきたりするのです。
妻パニックですよね。
「出て行っていいんだよね。自分がそう言ってたんでしょ」
というと
「お前が言わせた」
などとわけのわからないことを言いだします。
この場合モラハラ夫には「別れたい」という気持ちも「別れたくない」という気持ちも本心なんです。
ただ普通の人のように、自分の意思や強い信念がないので、その場その場の感情や都合で言うことがコロコロ変わり、貫く気すらないのです。
モラハラ夫は妻のことを感情のある人間扱いしていないので、自分の言葉に責任も一貫性も持ち合わせていないのです。
自分の感情のつじつまを合わせるために妻に責任を押し付け、自分の意見が変わったことすら妻のせいにするのです。

モラハラ夫は話し合いから罵り合いにすり替える
モラハラ夫ときちんと話し合いをしたくても、いつの間にか罵り合い、もしくは一方的に罵られているだけという状況になっていませんか?
私も夫との話し合いは、気が付けばいつも罵り合いにすり替わっていました。
これは我が家の会話の例えです。
子どもがハイハイするようになって、危険なところは鍵をかけたりベビーゲートをつけるなど対策をしていましたが、夫は毎回鍵やゲートを閉めないので注意したときの会話です。
夫が機嫌よくスマホをいじっていたときに話しかけたと思います。

子どもが勝手にお風呂に入るとあぶないから

(・・・そんな前のこと?)
という気持ちを抑えて・・・

私も気をつけるからあなたも気をつけて

子どもの安全のために言ってるのに
なんでそんなことしか言えないの。
あなたは毎回忘れてたけどそのたびに言うのこっちもイヤやし、
私がだまって鍵閉めてたんよ?
素直に次から気をつけるって言えないの?
閉めてるときもあったわ!勝手に話作んな!
ここから話の本筋はどんどんズレていって
ただのののしり合い
責め合いに・・・
さらに
家事も子育てもまともにしてない無能人間のくせに
偉そうに俺に説教するな
などの罵詈雑言がはじまります。
あまりに罵詈雑言が続くので口を挟もうとすると
お前にしゃべる権利はない!
といって、またしばらく罵詈雑言が続く・・・
こんな感じで、最終的には罵られるだけになります。
私の「鍵しめて」に対して、夫は「わかった」とも「できない」とも「気をつける」とも言いません。
「お前もやろ」と完全に話題をずらして、相手を責めます。
モラハラ夫は、自分ができないことを認めるのは絶対にイヤで、指摘されたことに腹を立てて相手を責めるくせに、「次から気をつけよう」「注意しよう」という気もないので、まったく改善しません。
それでまた注意しなければいけないけど、注意すればまたキレる・・・
この繰り返しです。

私が実践したモラハラ夫と話し合うための方法!効果があったものは・・・?
結論からいうとありませんでした。
もし話し合わなくても、さほど大きな問題にならないなら構いませんが、夫婦ならそうはいきませんよね。
子どものこと、お金のこと、生活のこと、教育のことなど、小さなことから大きなことまで話し合わなければいけないことは山のようにあります。
でもモラハラ夫はまともに話し合いができません。
夫婦間で話し合いは必要不可欠ですから、なんとかモラハラ夫と話し合う方法はないものか、私もいろいろ試しました。
①褒めてのばす
褒めると結局調子に乗るだけで、まったく改善しません。
8褒めて2注意しても、注意をすればキレますしね。
褒めたくもないのに無理に褒めるワケですから、むしろこちらのストレスが半端なかったです。
普通の男性なら褒めて伸ばす方法は効果的かもしれませんが、モラハラ夫には効果ありません。
むしろモラハラを助長する可能性もあるので、褒めすぎは注意が必要です。

②放置する
罵詈雑言が始まると何をいっても無駄なので、放置してだまっていると
「自分に都合が悪いからだまってる」
「俺が正しいから言い返せないだけ」
と
話したくないだけなんですけどね。
ひどい場合だと、
とさらにキレてモラハラが悪化することも!
③会話を録音して暴言の抑止力にする
「これから○○について話し合いをする」と決めて、コーヒーとチョコを用意して冷静に穏やかに話し合える体制をとり、スマホのボイスメモで会話の録音をしてから話し合うこともしました。
もちろん録音についてはお互い了承しています。
これは夫の暴言の抑止力になるかと思ったことと、「言った言わない」で揉めた時に、すぐに確認できると思ったからです。
録音されていることがわかっていたら、さすがの夫も暴言ははかず、多少は冷静に話せるかと思ったんです。
しかし自分の都合の悪い話になっていくと、だんだん話の論点をずらしていき、
「ほらほら話がずれてきてる!」
と軌道修正しようとすると、
録音してるからって自分に有利になるように話をもっていってる
録音してるからってきれいごとばっかりで最悪やな
などと言って 録音することがいかに姑息で汚いかと責めてくるのです。
隠れて録音しているならともかく、お互い録音していることはわかってるんだから、こちらが有利もなにもないでしょうに。
いくら説明しても録音の意図が全く伝わらないのです。
だいたい録音してることわかってるんだから自分の暴言をやめればいいのに、録音していても暴言をやめないのが不可解でしたね。
最終的には「もうこんなん意味ないわ!」といって強制終了されます。
結局夫は録音されていても自分の暴言を抑えることができません。
証拠を残したくなくて、いかにこの行為が姑息に自分を陥れる行為かということをこんこんとしゃべってました。
録音していても暴言は防げず、話し合いにもならず・・・
効果なしです。
④第三者をはさんで話し合う
両親や信頼できる友人を間に入ってもらって、話し合いをする。
これが一番効果的だと思います。
効果的というか、マシです。
私たちの場合は私の両親に入ってもらうこともありましたし、母だけのときもありました。
夫は私の両親の前で暴言を吐くことはなく、むしろ被害者面して自分の主張は正しいとアピールしていました。
しかし主張はあまりにも自分勝手で理不尽な内容だったため、当然受け入れられることはほとんどありませんでしたが・・・
その時は反省したように
「これからは仲良くがんばります」
としおらしく語るのですが、結局数ヶ月もすればガマンの限界がきて爆発してしまうんですよね。
結局効果的なモラハラ夫との話し合い方法は?
結論からいって、どれも効果はありませんでした。
つまりモラハラ夫と話し合う方法はない。
ということです。
そもそも話し合いができればモラハラじゃないと思います。
モラハラだから話し合いができないんです。

まとめ
モラハラ夫とは、まともに話し合いをすることは不可能に近いです。
「近い」と表現したのは、プロの手を借りたり、モラハラの度合いやタイプによっては話し合いができる人もいる・・・かもしれない・・・
という希望的観測からこのような表現にしました、
私の場合夫が話し合いをイヤがっても、何度も何度も試行錯誤して話し合おうと向き合ってきましたが、私の結論は「モラハラ夫と話し合いは不可能」です。
もし離婚や別居などでどうしても話し合う必要がある場合は、両親や友人だけではなく、弁護士や調停という第三者の力を借りるべきです。
またモラハラ夫の話に一貫性もありません。
モラハラ夫が
「子どもとお前のために頑張るよ」
「これからはもう暴言ははかないようにする」
「この条件で離婚する」
などと言ったとしても、意思も信念もないので絶対に本気にしてはいけません。
離婚に関しては必ず書面にし、公正証書を作成するか、調停を申し立てるかした方が後からトラブルになりにくいです。
本人はその時は心の底から本気で言っているので説得力もありますが、その気持ちが1ヶ月後、半年後1年先まで続いているかはわかりません。
その時その時のモラハラ夫の気分や、都合次第だということをお忘れなく!