みなさん、ロミオメールってご存知ですか?
男性が女性に対して、ポエムのような、クサくてちょっと勘違いが入っているようなメールのことです。
多くは別れた彼氏や夫から送られ、復縁をせまるような内容や、今でもまだ俺のことが好きなんだろ?というような、勘違いも甚だしい内容も多いんです。
ヘタに返すと、ストーカー化する恐れもあるロミオメール。
今回は、モラハラ夫からのロミオメールの対処法についてご紹介します。
ロミオメールってなに?
ロミオメールとは、おもた~い!クサ~い!セリフ満載の自分に酔いまくっている元カレや元夫から送られてくるメールのことです。
窓辺で愛の言葉をささやく悲恋「ロミオとジュリエット」のロミオになぞらえて、ロミオメールと呼ばれています。
まるで、自分が悲劇の主人公、ロミオにでもなったかのように自己陶酔した内容が多いんです。
これがカップルの間でやり取りされるならまだしも、別れた彼氏や夫からロミオメールが送られてくるから迷惑極まりない!
ロミオメールがどんなものか、ご紹介します!
ロミオメールの種類
ロミオメールにも、いろいろなタイプがあります。
ロミオメールの特徴を事例を交えてご紹介します。
ポエマー気取り系
ポエマー気取りの自己陶酔型の典型的なロミオメールです。
「キミはボクの太陽だ!太陽を失ってからのボクには闇しかなかった・・・!
キミの笑顔でもう一度ボクを照らしてくれないか?」
「キミと離れてからのボクは毎日出口のない闇をさまよっている・・・
キミという光で僕を見つけだして!」
「ボクたちは一度別れたけど、
二人の愛の深さを知るために必要な期間だったんだね。」
こんな感じのポエム調のメールです。
あえて「キミ」と「ボク」をカタカナにしてみました(笑)
かなり自分に酔ってて気持ち悪いですよね・・・
お付き合いしていてもこんなメールが届いたら引きそうですが、別れて時間が経ってからこんなメールが送られてきたら・・・ゾッとしますね。
中には愛の歌から歌詞を引用したようなものもあり、ファンはもちろんファンじゃなくても不快感がたまりません。
ハネムーン期系
モラハラ夫(男)やDV夫(男)に多いのが、このハネムーン期系です。
モラハラ夫のストレスを爆発させる時期を過ぎ、ハネムーン期に入ると突然ロミオメールが送られてくるというパターンです。
- 「俺が悪かった」
- 「君を愛しすぎてしまったんだ」
- 「もう二度とあんなひどいことはしない」
などというメールです。
しかし モラハラ男やDV男は、このハネムーン期が終われば、またストレスをためる蓄積期に入り、ストレスを爆発させてモラハラが全開になる爆発期がやってきます。
決してなくなることはありません。
ハネムーン期のロミオメールには要注意です!
上から目線の俺様系
完全に相手がまだ自分に好意をもっていて、喜んで受け入れられると勘違いしている
上から目線の俺様系メールを送るロミオもいます。
「反省したか?」
「わかったんなら許してやるよ」
「俺がいないのもそろそろ限界だろ?」
「俺が許してやるって言ってるんだぞ?この幸せものめ!」
など、これもモラハラ夫に多そうですよね。
こっちはもうとっくの昔からモラハラ夫が嫌いだったのに、こんな勘違いメール送られるとほんと腹立ちますね!
モラハラ夫は自分に都合のいいように事実を平気で捻じ曲げるので、自分が嫌われているなんて全く気がついていないんですよね。
セクハラ系
ここでは書けないような、 卑猥な下ネタをメールで送ってくるタイプです。
これは決して嫌がらせのつもりなどではなく
「俺みたいなかっこいい男から、
こんなヤラしいメール送られたらソノ気になるでしょ?」
「ドキドキしただろ?」
みたいな、下心から送ってきています。
女性からすれば気持ち悪いだけですが・・・
あわよくば・・・という下衆な考えがにじみ出てます。
たかる系
露骨にお金をせびらず、愛をささやいているように見せかけて、実際はお金を無心してくるタイプです。
「俺は今こんなに辛いんだよ」
「頼れるのは君だけなんだ」
「俺が今こんな状況なのに平気なのか?」
など。
別れた元妻や彼女が仕事などで成功したらしいと、どこからか嗅ぎつけて、別れて何年も経ってからお金を無心してくる男もいます。
ロミオメールが送られてきたときの対処法
ロミオメールが送られてきたときの対処を間違えると、ストーカー化する場合もあるので、慎重にしなくてはいけません。
気がないことをキッパリと伝える
もう完全に気持ちがなく関わり合いたくないのなら、その気持ちをはっきりと伝えましょう。
相手に完全に興味がないことや、迷惑に感じていることなどをきちんと伝え、メールのラリーを続けないように言い切ることも大事です。
いつまでもメールを続けていると
「テレてるだけだ」
「やっぱり俺に気があるんだな」
と、ますます勘違いされることもあるので、ここは毅然とした態度ではっきりと断りましょう。
無視する
興味がないことを伝えてもまだメールが送られてくるようなら、無視しましょう。
何度送られてきても、返さないのが一番です。
反応がないことでメールの送りがいもなくなって、そのうちにあきらめてくれるかもしれません。
モラハラ夫は反応が大好きですからね。
反応を返さないのが一番です。
警察や弁護士に相談する
ロミオメールの初期の軽いメールなら、無視やきっぱり断るなどの対応で構いませんが、 無視していてもいつまでも送られてきたり、あまりにも過激な内容だったりと、身の危険を感じればすぐに警察や弁護士、市などの相談窓口に相談しましょう!
送られてきたメールやラインなどはすべて保存して、証拠として提出できるようにしておきましょう。
ロミオメールの間違った対処法!
ロミオメールも間違った対処法をしてしまうとストーカー化したり、逆上して危険な行為に及ぶかもしれません。
そもそも ロミオメールを送ってくる時点で、ストーカーの一歩手前まできています。
慎重に対応しましょう。
受信拒否やブロック
受診拒否やブロックをして完全に拒否してしまうと、相手は「拒絶された!」と感じます。
そこであきらめてくれたらいいですが、なんとか接触しようと居所を突き止めてつきまといがはじまったり、逆上してストーカー化する恐れもあります。
他に彼氏ができたアピール
相手にあきらめてもらおうと「私もう他に彼氏ができたから」と伝えると、
「裏切られた!」
「離婚してもお前はまだ俺のものだろ!」
などと、わけのわからない理屈で逆上する恐れがあります。
ロミオメールを送ってくる時点で、彼の中では
「離婚はしたけどあいつはまだ俺のもの」
「あいつはなんだかんだ俺がいないとダメだ」
という考えが少なからずあるはずです。
「俺が必要なんだからあいつも俺が必要に違いない」と、自分がそうであるから相手も同じだと思い込んでいる場合もあります。
そこに別の男性の影が見えると、裏切られた!と逆上する可能性があるので注意が必要です。
まとめ
嫌いで別れたモラハラ夫や、思い出したくもない元カレからのロミオメールは、不愉快で気持ちが悪いだけではなく、怒りすら感じると思います。
ロミオメールを送ってくる男性には、もともとロマティストだったりモテるタイプの男性もいますが、DV男やモラハラ夫のように、自分を客観的にみることができず、相手の気持ちがわからない共感能力の低い男性に多くあります。
ロミオメールは別れてしばらくしてからの場合もあれば、別れて数年経ってからいきなり送られる場合もあるので油断できません。
対処を間違うとストーカーになったり面倒なことになるので、早めに正しく対処することが大事です。
見るのもウザいロミオメールですが、届いたら念のために証拠になるように必ず保存しておいてくださいね!