モラハラ夫の執着心は異常レベルですよね。
なにかあるとすぐに離婚だなんだと騒ぐくせに、いざあなたが別れる決心をすると頑なに別れてくれない。
怒ったり反省したフリをしたり、泣きながら謝ったり土下座してみたり、あらゆる方法であなたを引き留めようとしてきます。
そんなモラハラ夫の執着心に異常性を感じた人も多いはず。
この記事ではモラハラ夫の異常な執着心と、執着と愛について詳しくご紹介します。
モラハラ夫の執着心は異常レベル!
執着とは、一つのことに心をとらわれて、そこから離れられないことをいいます。
しかしモラハラ夫の執着心はもはや異常レベル。
とにかくしつこく、粘着質ですよね。
夫が何か気に入らないことがあると、ネチネチネチネチしつこく責めてきます。
面倒に感じたあなたが早く切り上げたくて謝ったとしても、このネチネチは終わりません。
普通の人なら、相手が謝った時点で多少なりとも冷静になったり、「ちょっと言い過ぎたな」と相手に対して罪悪感を抱いたりするものです。
しかしモラハラ夫には、この「ちょっと言い過ぎたかな」がないんです。
例え相手が謝ったとしても、自分の気が晴れるまで徹底的に相手を責めて追い詰めきます。
モラハラ夫に「これ以上言ったら(やったら)ダメだな」という上限がないから、どこまでも際限なくエスカレートしてしまうのです。
また普段は何かあるたびに「もう離婚だ」「俺はいつでも別れてもいいんだぞ」などといってきますが、いざあなたが別れを決心すると、何がなんでも別れようとしません。
あなたが出ていこうとするのを全力で妨害してきます。
あなたが出ていくのが本気だとわかったとき、普通の感覚の人なら「あぁ俺が追い詰めたせいでここまで決心を固めてしまったんだな」と、多少なりとも自分の行いを振り返ったり反省するものです。
モラハラ夫はそんな状況になったとしても、
「こんなに妻のために尽くしてきた出来のいい夫である俺を捨てようとするなんて、なんて薄情でわがままな女なんだ!」
と、あくまで自分は被害者で、悪いのは120%妻だと思っています。
当然反省もなければ、自分の行いを振り返ることはありません。
そのためここで離婚をして、すぐに新しいパートナーができたとしても、新しいパートナーにも同じようなモラハラ行為を繰り返し、数年後にまた同じようにパートナーに捨てられます
それでも「俺ってなんて女運が悪いんだ」くらいにしか思わず、何度同じ失敗をしても反省も振り返りも一切ないのです。
執着と愛は全く別物
モラハラ夫はあらゆる手を使って、あなたが出ていこうとするのを阻止します。
最初は怒鳴り散らしていた夫が、突然平謝りしたり泣き出したり、土下座までする猛者もいます。
ここまでされると「実は私は愛されていたのかしら・・・」と勘違いしてしまったり、夫の弱々しい姿に同情して、「今回は許してあげようか・・・」という気持ちになるかもしれません。
しかし、執着と愛情は全く別です。
あなたに執着しているモラハラ夫は、あなたのことを「所有物」という意識です。
たとえあなたが夫と別れたいと強く願っていたとしても
「俺が手放したくないから別れない」
という自分の感情だけで、相手の「別れたい」という感情は全くの無視です。
本当にあなたに対して愛情があれば、あなたの気持ちをきちんと考えて「それなら自分はどう変われば戻ってくれるのか」あなたのために自分が変わろう、努力しようとするはずです。
だけもモラハラ夫はそれもありません。
その時は口では調子のいいことを言うかもしれませんが、これまで本当にあなたのために我慢したり努力したことがありましたか?
実際に夫と別れると決意するまでには、それなりにあなた自身は上手くいくために何かしらアクションをしてきたはずです。
それでも夫の態度、関係性が何も変わらないからこそ、別れることを決意したはず。
この後に及んで今さら「俺はお前のために変わるよ」といったとしても、なんの説得力もありません。
自分の感情やこうしたいという意志を大事にして、相手の感情や意志はまったくの無視。
そのうえであなたを自分の思い通りに動かそうとしていることが、本当に愛情ですか?
本当に愛情があるなら、あなたの意思や感情を大事にしてくれるはずです。
- どうして別れたいと思っているのか
- 自分の何がいけなかったのか
- 自分がどう変わればあなたの考えは変わるのか
- チャンスはあるのか
本当に愛情があれば、相手から別れたいといわれたら、まずそこが気になるものではありませんか?
あなたの感情に寄り添い、あなたの意思と自分の意思をすり合わせてお互いの落としどころを探していくものだと思います。
そのために、あなたが何を考えているのか、何を望んでいるのかを知ろうとするはずです。
頭ごなしに責めてきたり、「お前が別れたいというのはただのわがままだろ」などと決めつけ突き放し、あなたの意見に耳を貸さないのは、愛情ではありません。
あなたの気持ちを知ろうとしない時点で愛情ではなく、ただの執着です。
感情のある人としてではなく、感情のない所有物としてあなたを手放したくないだけです。
夫があなたに執着しなくなったとしたら
まれにあなたから別れ話をしても、特に執着しないモラハラ夫もいます。
こういうケースでよくあるのが、すでに次のモラハラのターゲット候補が確保できている場合です。
モラハラ被害者の素質があり、自分が支配できるような女性(もしくは後輩や部下など)がすでに自分のそばにいる場合は、あなたがいなくなったとしても予備の被害者がいるので、あっさり別れに応じてくれることもあります。
私の元夫は、泣いたりすがったり謝り倒すようなことは一切ありませんでした。
実際は他に女性がいたかどうかはわかりませんが、うちの場合は単にプライドが高すぎて泣いて謝ってすがってまでは取り戻したいとは思わなかったのでしょう。
後からどうとでもなるとタカをくくっていたのかもしれません。
というのも、夫としては離婚した方が得と思える点がいくつかあったようです。
- 離婚したら他に女を作るのも自由
- 飲みに行くのも自由
- お金も俺ひとりで自由に使える
- 子どもとは週末だけ遊べれば十分
こういった浅はかな理由で、なんなら離婚した方が得じゃね?と思ったんじゃないですかね。
子どもに対しても責任は取りたくないけど、たまに一緒に遊んでエラそうに父親ぶりたい。
もしくはいい父親を演じたかったんでしょう。
だから離婚しても交流は続けたかったんだと思いますし、自分が望めば私が120%聞き入れるはずだと思っていたようです。
この思い込みこそが、私のことを感情のある人間として扱っていませんよね。
別居するときに元夫は、「別居するなら離婚の方がいい。別居なら他に女作られへんからな」と言っていたので、当時他に女性がいたかどうかは知りませんが、作る気満々だったことは間違いありません。
結婚生活を続けていたとしても、私とは一切夫婦生活がありませんでしたから。
- 他の女性と付き合いたい(遊びたい)
- だけどまだまだモラハラのターゲットとしては私のことを利用したい
- 子育てもいいとこどりだけしたい
- だから完全に別れるのはイヤ
つまりモラハラも育児もいいとこどりがしたい!という考えだったんでしょうね。
多くの場合、モラハラ夫は一度ターゲットにした相手は、できたら一生手放したくないと思っています。
まとめ
モラハラ夫はあなたが意を決して家を出ようとすると、同情をあおりながらさも、もう一度チャンスを与えないお前は心の狭いひどい女というような態度、空気を作り出します。
そしてあなたは、せっかくモラハラ夫から解放されるチャンスを、みすみす逃してしまうことになっていますのです。
あなたに対する愛情からあなたを手放したくないわけではなく、ただただこれからも俺様のサンドバックとして活躍してもらいたいだけ。
夫は自分を愛しているから手放したくないのか、それともただの執着か・・・
そして、あなたはあなたの人生を生きれているのか、しっかり考えてみてくださいね。