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モラハラ被害者は我慢している自覚がない!被害者だと自覚できない理由

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「夫からつらく当たられているけれど、私が悪いのかもしれない…」

そんなふうに感じて、心の奥でモヤモヤを抱えていませんか?

モラハラ(モラルハラスメント)の被害にあっている女性の多くは、自分が被害者だということに気づけていないケースがとても多いのです。

それは、自覚がないからこそ我慢を重ねてしまい、抜け出す行動が取れなくなってしまうからなのかもしれません。

この記事では、モラハラの被害者が「自分は被害者だ」と気づけない理由について、ひとつひとつご紹介していきます。

目次

モラハラ被害者は「我慢している」ことにすら気づかない

モラハラとは、言葉や態度によって相手を精神的に追い詰め、支配しようとする行為のこと。

ですが、被害者自身がその状態に気づかず、「我慢が当然」だと思ってしまうことが非常に多いのです。

私の元に相談に来られる方も、

「夫は時々優しいんです」

「私にも至らない点があるんです」

と、必ずと言っていいほど自己否定を繰り返します。

なぜ被害者は「自分が被害を受けている」と思えないのでしょうか?

ここから、その主な理由を解説していきます。

なぜ被害を「自覚」できないのか?──4つの心理的ブレーキ

①「愛されている」と思い込みたくなる心

モラハラを受けていても、自分は愛されていると思い込んでしまうことがあります。

それは、モラハラ夫が

「お前のために言ってやってる」

「お前が悪いからこうなるんだ」

といった言葉で責めてくるから。

こうした言葉は、自分が悪いんだと思わせるための、典型的な支配の手法です。

それに加えて、モラハラ夫は普段は優しい面も見せます。

プレゼントをくれたり、気遣ってくれたりすることもある。

だからこそ、「本当は私のことを思ってくれているのかも」と信じたくなってしまうんですね。

けれど、その愛情のように見える行動は、本質的には支配の一部であることが多いのです。

②「ひとりでは生きていけない」という思い込み

長年のモラハラによって、「夫がいなければ生きていけない」と思わされている方も多くいます。

これは、長期間にわたる人格否定によって、自信を奪われてしまった結果です。

「私なんて、夫に見捨てられたら何もできない」

「夫だけが私の味方」

そんなふうに思い込んでいませんか?

実際、専業主婦の場合などは、経済的な不安もあると思います。

でも、実際に物理的に距離を取ってみると、「案外ひとりでもやっていける」と気づくことも少なくありません。

私自身もそうでした。

経済面の不安から、なかなか別居を決断できずにいましたが、いざ離れてみたら意外と何とかなるものです。

まずは距離を取ることで、モラハラの洗脳が少しずつ解けていきます。

早めに環境を変えることが、心の回復への第一歩になるのです。

③「私が悪い」と思い込んでしまうクセ

日常的に「お前が悪い」と責められ続けていると、「私さえ変わればうまくいく」と思ってしまうことがあります。

中には、「私が被害者なんてとんでもない。夫のほうがかわいそう」と言う方もいるほどです。

けれど、それは決してあなたのせいではありません。

どんな理由があっても、人を傷つけていい理由にはならないのです。

④被害を忘れてしまう心の仕組み

意外かもしれませんが、モラハラによる被害は記憶に残りにくいという特徴があります。

なぜなら、人の脳は「理不尽なこと」や「曖昧な出来事」をうまく処理できず、記憶として残りづらいのです。

だから、「何か嫌なことをされた気がするけれど、内容は思い出せない」という状態になりがち。

その結果、「うちだけじゃないし」「どこの家庭でもよくあることかな」と自分を納得させてしまいます。

記憶に残らないことで、被害の重大さに気づきにくくなるのです。

自覚を取り戻すためにできること

では、どうすれば自分の置かれている状況に「気づける」ようになるのでしょうか?

ここからは、私自身の経験とカウンセリングの知見から、有効なステップをご紹介します。

日記をつけて、少しずつ自分を取り戻していく

自分がモラハラ被害にあっていると自覚するためには、客観的に現状を見ることが大切です。

そのために役立つのが「日記」です。

日々の出来事や夫の言動を書き留めておくことで、「自分はこんなにひどいことをされていたんだ」と気づくきっかけになります。

私の体験を読んだ方からも「夏本さんの元夫はひどいですね」とメッセージをいただきますが、自分のこととなると「私が悪いんです」と言ってしまう方がほとんど。

日記は、あなたの記憶の整理だけでなく、モラハラの証拠にもなりますし、心のケアにもつながります。

ぜひ、今日から少しずつ書き始めてみてください。

誰かに話す(第三者視点を得る)

自分一人で抱え込んでいると、どうしても思考がぐるぐると堂々巡りになります。

信頼できる友人、家族、あるいは専門のカウンセラーに話してみてください。

「それ、普通じゃないよ」
「あなたは悪くないよ」

──たった一言で、世界が変わることもあるのです。

モラハラに詳しい支援団体や自治体の相談窓口も活用してくださいね。

まとめ:気づくことが、自由への始まり

モラハラの怖いところは、「気づかせない構造」にあります。

でも今、あなたはこうしてこの記事を読んでいます。

それはもう、回復へのスタートラインに立っている証拠です。

何度でも言います。

あなたは悪くない。

あなたは被害者です。

日記を書くこと、誰かに話すこと、そして自分の心の声に耳を傾けること。

小さな行動の積み重ねが、あなたの人生を変えていきます。

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