モラハラ夫は洗脳やマインドコントロールを伴って妻を支配するので、問題が非常に複雑になります。

本当はもう夫と暮らすのはイヤなのに、なぜか別れられない人や別れたくないと思っている人は、モラハラ夫にすでにコントロールされ、支配下にいる可能性があります。

ところで洗脳とマインドコントロールというと、同じものと思っている人も多いかもしれませんが、洗脳とマインドコントロールって実は全然違うものなんです。

ただどちらにしてもモラハラ夫からコントロールされて支配されていることには変わりないので、洗脳とマインドコントロールについてや、その手法、解き方などをご紹介します。

洗脳やマインドコントロールの手口や解き方がわかれば、モラハラ夫からの洗脳を防ぐことができると思いますよ!

洗脳とマインドコントロールの違い

まずはざっくりと簡単に、洗脳とマインドコントロールの違いについてご紹介します。

洗脳とは

洗脳とは、暴力的な行為や薬物などで思考を停止させて、強制的に相手を支配していくものです。

肉体的な暴力に限らず、精神的な暴力(暴言や威圧、食事や睡眠の制限など)を受けていると、精神が疲弊しこれまで自分が持っていた価値観やアイデンティティを失います。

そして恐怖心を与えて精神的に追いつめたところで、その苦痛から逃れる方法(安定や快楽)と一緒に新しい思想を植え付けることで、新しい心に作り変えられるんです。

マインドコントロールとは

一方マインドコントロールでは、暴力などを伴わず、心の弱さや隙間に入り込み、相手の心を巧みに操ることで、あたかも自分の意志で選んだようにあらかじめ決められた方向へと誘導されることです。

マインドコントロールは、人の心や考え方をある方向に導く手段なんです。

また他人をコントロールするのではなく、自分の感情や心理状態をコントロールすることもあります。

もちろん悪用すると犯罪につながることもありますが、マインドコントロールを正しく使えば仕事で成功したり恋愛、人間関係、自己啓発などに活用できて人生を豊かに楽しくしてくれるんですよ。

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マインドコントロールのやり方

マインドコントロールっていうと人を操る悪いもので、あやしいカルト集団や犯罪のにおいがプンプンしてると思われがちですが、正しく使えば自分の感情のコントロールやコミュニケーションのツールとして幅広く活用できるんです。

スポーツ選手やビジネスマンなどが「自分はできる!」と思い込むことで、成功している人なんかはマインドコントロールを上手に利用していますよね。

自信をつけたり自己肯定感を高めたいとき、育児や人間関係などにも役に立ちますよ。

またマインドコントロールのやり方を知っていれば、モラハラ夫からのコントロールや洗脳を防ぐこともできるのでぜひ知っておいてくださいね。

マインドコントロールのやり方をご紹介します。(悪用厳禁ですよ!)

短いメッセージを繰り返すすりこみ

人は何度も同じメッセージを繰り返し、見たり聞いたりしていると、だんだん無意識の中にその印象だけが入り込んでいきます。

同じことを繰り返し言われ続けるうちに、自分はそうだと思い込んでしまうんです。

暗示ですよね。

この無意識がマインドコントロールや暗示ではとっても重要で、無意識層に働きかけることで暗示が入りやすくなるんです。

例えば「痩せたい」「私は痩せる!」と意識して繰り返し唱えていても、無意識の中で「痩せない」と思っていたら、どんなに意識して「痩せる」と唱えていても痩せないんです。

特にワンフレーズの短いメッセージなどは分かりやすくて、印象だけが入ります。

人は考えることが面倒なところがあるので、分かりやすいメッセージを理解した気になり考えることから逃げてしまうんです。

この手法は選挙活動やCMなんかでも、よく使われています。

カルビーといえばポテトチップス
バーモンドといえばカレー
アサヒといえばスーパードライ

と、パッと連想するのは、CMなどでワンフレーズを繰り返し刷り込まれることで、無意識に浸透しているんです。

選挙活動で何度も名前を連呼するのは、私たちの無意識層に名前を刷りこもうとしてるんですね。

モラハラ夫のよくいう

「お前はクズ」
「ダメ人間」
「ひとりじゃ生きていけないだろ」
「お前にしゃべる権利はない」

これらのメッセージを繰り返し聞かされることで

「私ってダメ人間」
「夫なしでは生きていけない」
「私は夫に口答えしちゃいけないんだ」

とすりこまれて、自分の中で「私はできない」「ひとりでは生きていけない」と思い込まされているんです。

モラハラ夫のいうワンフレーズを繰り返すのは、本人は意識しているわけではありませんが、マインドコントロールされるので注意しましょう。

また、なりたい自分になりたいときや、自信のない自分を変えたいときなどは

「私はできる」
「私はひとりでも生きていける」
「私は自分が大好きだ」

と何度も唱えると、逆にいい暗示が入ってくるのでお勧めですよ。

心身がリラックスしているときが、意識と無意識の境界線が開きやすいので、暗示が入りやすくなります。

夜寝る前のうとうとしているときや、朝起きぬけに、お風呂の中などのリラックスしている時間にぜひプラスのメッセージを唱えてみてくださいね!

密室による情報の遮断

最近は減ったかもしれませんが、悪質な勧誘や営業なんかでよく使われている手法ですよね。

狭い会場にすし詰め状態で人を入れて、出入り口を閉めてスマホなどの電源を切らせて外部の情報を一切遮断します。

そして洗脳を仕掛ける側にとって、都合の良い情報だけしか受けられない状態にします。

洗脳される側の人の意見、洗脳する側にとって不都合な情報は、洗脳する側が複数人で「その考え方は間違っている」と徹底的に否定して、相手に「私の考えが間違っているのか」と思わせます。

相手(洗脳される側)が洗脳する側の意見に従ったとき、はじめてほめて認めることで、承認欲求を満たしてより洗脳する側の意見に染まっていくんです。

モラハラも家庭内という閉ざされた空間で起きる行為です。

また中には妻の外出を制限するモラハラ夫もいますよね。

外部の情報を遮断された状態で、夫から自分の考えを否定され続け、夫の意見に従ってはじめて認められるということを繰り返しているうちに、だんだん夫のいいなりになり「夫は正しい」と思い込んでしまうんです。

恐怖を与えて精神的に追い詰めてから安心感を与える

「密室による情報の遮断」の発展型ともいわれていて、より強力な洗脳効果があります。

洗脳する側が暴力や暴言、無視などで相手を支配し恐怖を与えます。

相手に恐怖心を与えて精神的に追い詰めたところで、洗脳する側が一転して優しくなるなどして安心感を与えます。

人間が本来求めている「安心」や「安全」を一時的に与えることで、「夫に従うことは正しいことだ」と学習させ、洗脳を定着させていきます。

モラハラのサイクル、「蓄積期」「爆発期」「ハネムーン期」があるのですが、まさにこのサイクルこそが恐怖を与えて精神的に追い詰めてから安心感を与える手口ですよね。

これは暴力をふるった後に手の平を返したように優しくなるDVも、まさにこの手法によって洗脳され定着されているんですね。

DVやモラハラを受けているにも関わらず、夫や彼と別れられない女性の多くが、この洗脳のメカニズムに当てはまります。

洗脳・マインドコントロールを解く方法

お待たせしました。

それではモラハラ夫からの洗脳・マインドコントロールを解く方法をご紹介します。

洗脳やマインドコントロールは、被害者の視野を狭めることでよりマインドコントロールの効果を上げています。

そこでマインドコントロールを解くためには、視野を広げることと自分を客観視する方法が有効です。

それらを意識して、実践してみてくださいね。

個人的には完全に洗脳されてしまっている場合、専門家の手を借りないと本当の意味で解放されることは難しいと思いますので、自分はそうかも・・・と思ったら早めに専門医のところで受診してください。

ただモラハラ夫からの洗脳やマインドコントロールから身を守るという意味では、知っていると効果的かと思います。

ぜひ試してみてください。

モラハラ夫と物理的に離れる

モラハラ夫からの洗脳を解くには、洗脳をしているモラハラ夫から離れることが一番です。

可能であれば、一旦実家に戻る、とりあえず別居するなどして、夫と距離をおくことをおすすめします。

しかし実情として、簡単に夫と離れることが難しいのが現実だと思います。

その場合は、なるべく夫と接触しないようにしましょう。

できるだけモラハラ夫と話しをしない、関わらないことが重要です。

また夫と同居していても洗脳から逃れるためのポイントもご紹介します。

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被害者が被害者であることを自覚する

まずは自分が被害者であることを自覚することが大事です。

被害者はモラハラ夫からのマインドコントロールによって、自分が被害者ではなく加害者であると思い込んでいます。

夫が浮気したら、「私に魅力がなかったから夫は浮気したんだ」
夫が暴力をふるったら「私が夫を怒らせたから暴力をふるったんだ」
生活費をもらえないと「私のやりくりが下手だから・・・」

となんでも自分が悪い、自分のせいで夫がこんなことをしてしまったと思い込んでいませんか?

だけど、あなたは何も悪くないんです。

あなたは加害者ではなく被害者だということに気が付くことが重要です。

ここがマインドコントロールを解く第一歩。

モラハラ夫から離れる第一歩なんだと、しっかり意識しておいてください。

そこでまずは自分のことを客観的にみるようにトレーニングしていきます。

客観的にみることで、洗脳されていることに気が付くこともあります。

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日記をつける

自分を客観的に見れて、メンタルを安定させる効果に期待できるのが日記をつけることです。

例えば毎日のちょっと良かった出来事を書いていくだけでも、自尊心や自己肯定感を高める効果があるんです。

少しずつ前向きに考えらるようになって、自分の自信を取り戻すこともできるんですよ。

また、ストレスを感じたことを書き出すことで、トラウマやストレスを解き放す効果もあるんです。

これは様々な心理実験でも実証されていて、カウンセラーやセラピスト、精神科医なども効果が高い治療法として日記が使われているくらいなんです。

心の中のモヤモヤやストレスに感じたこと、不安や悩みを書き出すことで、頭の中をスッキリ整理できて客観的に物事を見られるようにもなります。

短くてもいいので毎日続けることが大事ですよ。

モラハラ夫の言葉と反対の言葉をイメージする

洗脳する側、つまりモラハラ夫がいう言葉の反対の言葉を頭にイメージします。

たとえば

「お前がすべて悪い」→「私は何も悪くない」
「お前は家事をサボってばかりだな」→「私って毎日家事を頑張ってるわね」
「お前なんかなんの役にも立たないクズ人間」→「私ってばサイコー!!」

こんな感じで。

そして、椅子を3つ向かい合わせで置いて「モラハラしている自分」、「モラハラされている自分」、そして「それを冷静に客観的にみている自分」を設定します。

  1. 「モラハラされている自分」の椅子に座って、思いっきり本音を吐き出します
  2. 「モラハラしている自分」の椅子に座って、本気で相手を洗脳するつもりで演じます。
  3. 最後に「客観的にみている自分」の椅子に座って、その様子を眺め、洗脳されている自分に助言してあげてください。

これは心理学的に「一人三役の思考術」といって、自分を客観視するためには非常に効果的な方法です。

3つの椅子を用意するのが難しいなら、紙に書いてもいいですよ!

否定と肯定の情報がワンセットになったとき、そこで初めて冷静に「もうひとりの自分」として客観的にみることができるんです。

これを繰り返すことによって、少しずつ冷静さを取り戻し、狭くなっていた視野が広がってきますよ。

二元論(善悪)だけで判断しない

二元論とは簡単にいうと「良いか悪いかのどちらかだけで判断する」ことです。

モラハラ夫はあなたのやることを必ず「それは悪いことだろ」と刷り込み、罪悪感を抱かせます。

あなたは「私が悪いんだ」と罪悪感を抱き、自分を否定して視野も狭くなってしまいます。

「悪」に当てはまらないために、夫の言いなりになってしまうんですね。

物事を善か悪かで判断しがちな人は、「どっちでもいいや~」と、柔軟に考えられるようにしましょう。

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いろんな人の話を聞く

いろんな人の話を聞くことで視野が広がり、洗脳を解かしてくれます。

人によって考え方は十人十色。

できるだけ多くの人の話を聞くことで、いろんな視点で物事をみることができます。

家族や友人などに相談しにくいなら、インターネットの掲示板やYahoo!知恵袋などのQ&Aサイト、SNSでも構いません。

ネット以外ならNPOや市町村の相談窓口でもいいので、とにかくひとりで悩まずに大勢の人の意見聞いて、視野を広く持つことが重要です。

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まとめ

いかがでしたか。モラハラ夫からの洗脳・マインドコントロールのやり方から解放される方法をご紹介しました。

がっつり洗脳されてしまっている場合、自分ひとりで解放することは非常に難しいので、必ず専門家や医師に相談してみてくださいね。

ただモラハラ夫本人は意識していませんが、そのやり方は簡単にマインドコントロールされる手法です。

マインドコントロールされる方法やそれを解く方法「を知って実践していれば、自分の心を守ることになるので日ごろから取り入れてみてください。

特に日記を書くことは、ストレスの軽減や自分の自信を取り戻すこと、自尊心や自己肯定感を上げることにも効果的で、さらにモラハラの証拠としても有効なので、かなりおすすめです。

紙に書きだすことで心のデトックスをやってみてくださいね!