「もう我慢できない。モラハラ夫と絶対に離婚する――」
そう決意されたあなたは、もう新しい人生への第一歩を踏み出しています。
でも、モラハラ夫との離婚は、想像以上に時間も労力もかかるもの。
だからこそ、きちんと準備を整えておくことがとても大切です。
この記事では、モラハラ夫と離婚するための手順を、準備段階から離婚後の生活まで、ステップごとにわかりやすく解説していきます。
必要な証拠集めや収入の確保、子どものことや住まいの問題まで、実体験と具体的なリンクを交えながらご紹介しますので、ぜひ最後まで読んで参考にしてください。
モラハラ夫と離婚すると決めたら!
Step1:まず「覚悟」を固める
モラハラ夫との離婚は、ただの別れ話では終わりません。
時には調停や裁判にまで発展することもあり、精神的にも体力的にも長期戦になる覚悟が必要です。
その前に、まずは今の生活と離婚後の生活を比較し、「本当に離婚した方が幸せか」を冷静に考えましょう。
離婚は、あなたと子どもが安心して生きていくための手段。
感情にまかせて飛び出してしまうと、「思っていた以上に大変だった」と後悔する可能性もあります。
まずは心の準備、そして経済的な現実も含めた計画を立てていきましょう。

Step2:証拠を集めて離婚に備える
モラハラ夫との離婚では、証拠が非常に重要です。
暴言や脅迫など、モラハラの言動は録音・記録しておきましょう。
例えば、
- スマホの録音機能で日常のやり取りを記録
- LINEやメールの暴言はスクリーンショットで保存
- 家族や友人に相談した際のメモも有効
これらの証拠が、調停や裁判になったときに慰謝料請求や離婚成立の強い味方になります。
できれば離婚を切り出す前に集めておくのが理想ですが、今からでも遅くはありません。
Step3:経済的な準備と収入源の確保
離婚後の生活を支えるのは、あなた自身の収入です。
まずは、働ける環境づくりと収入源の確保に向けて動きましょう。
✔同居中からスキルアップを始める
就職活動や資格取得、副業を始めるのはモラハラ夫と同居しているうちがチャンスです。
たとえば、
- 通信講座やオンラインスクールで学ぶ
- パートや短時間バイトで少しずつ働き始める
「すぐにフルタイムは無理」という方でも、小さな一歩からで大丈夫です。
今すぐ空いた時間を有効にして、働きたいという方にはプチジョブがおすすめです。
1日2時間からOKでバイト代は即日支給!
面接なしでその日1日だけでもOKなので、
「今日突然時間ができた!」
「子どものお迎えまでの時間少しだけ働きたい」
という人でも、気軽仕事ができます。
とりあえず登録だけ先にしておいて、ちょこちょこと空いた時間を有効に使って仕事をして、離婚資金を貯めていってもいいですね!

在宅ワークという選択肢も
保育園の空きがない、子どもが小さい、家を空けづらいという方には、在宅ワークもおすすめです。
クラウドソーシングサイトなら、ライティング・データ入力・アンケートなど、初心者でも始めやすい仕事がたくさんあります。
実際に、私も家でできるライティングの仕事を同居中に始め、離婚後は子どもと3人で自立した生活を送れるようになりました。


Step4:子どもと住まいの準備
離婚後の住まいをどうするかも大きなポイントです。
実家に戻れる場合は心強いですが、それが難しいなら転居先を早めに調査しておきましょう。
- 学区を変えたくないなら近所で探す
- 収入や保証人の準備を整えておく
- 市営住宅や母子支援施設の情報を調べる
住民票の閲覧制限制度を使えば、モラハラ夫に住所を知られずに暮らすことも可能です。
役所やDV相談窓口に早めに相談してみてください。
Step5:離婚を伝えるタイミングは慎重に
離婚の意思を伝えるときは、相手の感情が高ぶっていない冷静なタイミングを選びましょう。
モラハラ夫が怒っていたり、威圧的な態度をとっているときに話を切り出すと、暴力や逆上のリスクも高まります。
「離婚したい」という気持ちを伝えるだけで、急に優しくなったり、謝ってきたりするかもしれません。
ですが、これまでの行動が変わらない限り、言葉だけでは信用できません。

Step6:危険を感じたら即別居!命を守る行動を
もし離婚を伝えたことでモラハラや暴力が激化した場合、すぐに別居を実行しましょう。
- 子どもと一緒に実家に避難
- DVシェルターを利用
- 信頼できる友人の家へ身を寄せる
そして、別居後は婚姻費用(生活費)を調停で請求することも可能です。
拒否されたとしても、裁判所を通じて強制的に支払わせることができます。
Step7:離婚成立後にやるべきこと
離婚が成立したら、すぐにやっておきたい手続きがあります。
- 子どもの戸籍・名字の変更
- 養育費や慰謝料の支払いを公正証書や調停で確定させる
- 母子家庭向けの支援・手当の申請
これらをきちんと行うことで、経済的にも精神的にも安定した生活が手に入ります。
Step8:調停・裁判を見据えた行動も忘れずに
モラハラ夫とは、話し合い(協議離婚)が難航するケースが多いです。
その場合は、最初から離婚調停を申立てた方がスムーズに進むこともあります。
調停でも解決しない場合は、裁判に移行します。
そのためにも、早い段階からモラハラ離婚に強い弁護士を探しておくと安心です。
費用が心配な場合は、法テラスの無料相談や、日本法規情報などの紹介サービスを利用すると、条件に合う弁護士を見つけやすくなります。
緊急の資金はコレを売ろう!
離婚後まとまったお金が必要になったり、少しでも貯金がほしいとき、離婚して必要なくなったアレを売っちゃいましょう!
そう。
結婚指輪と婚約指輪です。
婚約指輪はないという人もいるかもしれませんが、結婚指輪ならほとんどの人が持っているでしょう。
私はこれを売って、引っ越しするときの資金にまわしました!


まとめ:離婚は「終わり」ではなく、「新しい人生の始まり」
モラハラ夫との離婚には、大きな勇気と準備が必要です。
しかし、正しい手順を踏めば、あなたと子どもにとって安全で安定した生活が待っています。
「難しいかも…」と感じたときは、立ち止まっても構いません。
でも、少しずつ準備を始めることで、状況は必ず変わっていきます。
あなたの人生を取り戻すために、できることから始めてみましょう。
このガイドがその一歩となれば幸いです。

