毎日毎日繰り返される、夫の理不尽な暴言と思いやりのかけらのない態度・・・
モラハラ夫に仕返ししてスッキリしたい!
と思う人がいてもなんら不思議ではありません。
しかし 怒りにまかせて仕返ししたとしても、後から後悔したり状況が悪化するようなことになれば、スッキリどころかますます辛い状態へ陥ってしまいます。
だけどなにか仕返ししてやらないと気が済まない!
と夫に対して悔しさでいっぱいなら、仕返しの前に冷静になって考えてみましょう。
モラハラ夫に仕返ししたい!どんな仕返しが有効?
そもそもどんな方法で仕返しするのが、最も有効なのでしょうか。
モラハラ夫に有効な仕返し3つをご紹介します。
モラハラ夫への仕返し①無反応
モラハラ夫は自分がモラハラ行為をしたときに、自分の望み通りの反応を示してくれることに一番喜びます。
モラハラ夫がモラハラ行為をするとき、明確な理由や原因があるわけではありません。
妻の些細なミス。普通ならミスにもならないようなことを、 「妻がミスをしたことで俺が迷惑をこうむった」と言いがかりつけて文句を言います。
妻が
「そんなつもりじゃない」
「なんでそんな言い方するの」
「それくらいのことで細かいな」
などと反応を見せると、モラハラ夫はそこに食いついて、さらに言いがかりをつけてきます。
反応することでモラハラ夫はそれをエサに、どんどんモラハラ行為が大きくなっていくのです。
例えば夫から
床にホコリ落ちてたぞ。まともに掃除もできんのか
と言われたとします。
その物言いに腹が立った妻が
「掃除したってホコリはたつわよ。気になるならあなたが掃除したら」
と反応したとします。
モラハラ夫はエサを与えられたことに喜びます。
↓これは、実際に私が夫に言われた言葉です。
「なんで仕事してる俺が掃除までしなあかんねん」
「オレは平日仕事して土日は家族サービスやってるやろ。お前は毎日何やってるねん」
「俺の稼ぎに寄生するだけでなく、掃除まで俺にやらすんか。サイテーやな」
「オレが掃除してやるから俺と同じだけ稼いでみろよ。お前以上に完璧に家事できるわ」
と、何通りもの攻撃が返ってきます。
すごいでしょ。
これ実際に一言言い返しだけで夫から返ってきた言葉です。(笑)
一言返せば100倍になって暴言が返ってきます。
モラハラ夫は内心
「よっしゃ!妻に暴言を吐く口実ができた!」と喜んでいるのです。
モラハラ夫からの暴言には無反応し続けることが一番です。
モラハラ夫には無反応が一番堪えます。
反応しなければ夫が暴言を吐く口実がなくなります。
そもそものきっかけは小さな小さな重箱の隅をつついてやっと見つけたミスですから、そこだけピンポイントで責めても反応が返ってこなければ暴言もなくなってきます。
無視ではなく無反応。
「あぁ。そう」
だけとサラッと軽く流してしまいます。
正確にはかる~く受け流していれば、モラハラ夫はモラハラのやりがいをなくして、徐々にモラハラの頻度が少なくなる場合もあります。
モラハラ夫への仕返し②同じステージに立たない
例えば、あなたがモラハラ夫と同じように
- 大声で相手を罵る
- 公衆の面前で赤っ恥をかかせる
- 相手を見下して鼻で笑う
というようなことをやったとしても、あなたは本当にスッキリできるでしょうか。
なんだか後味が悪いし、イヤな気分になってスッキリしませんよね。
相手を陥れ罵り傷つけ、苦しんだり悲しんだり怒ったりしている姿を見て喜んでいるのはモラハラ夫だけ。
そんなモラハラ夫と同じステージに立たないことは、あなたを守るためにも大切です。
気持ちがすさんでしまうこともあるかもしれませんが、腐ってはダメ。
モラハラ夫と同じステージ立ってしまえば、もう人として終わりです。
モラハラ夫はあなたに攻撃することで、妻が苦しんでいる、悲しんでいる、怒っている反応を楽しんでいます。
さらにあなたを見下すことで自尊心を満たし、妻に罪悪感を植えつけ、反省させ、支配してコントロールしていきます。
たとえどんなにひどい暴言を受けたとしても、心は支配されないということをしっかり胸に抱いていてください。
モラハラ夫への仕返し③あなた自身が楽しむ
モラハラ夫への復讐で効果的な方法3つ目は、あなた自身が楽しみ幸せを感じることです。
ほら。
嫌いな人がゲラゲラ笑って楽しそうな姿をみると、なんかイラつきません?
え?性格悪い?(笑)
あなたが子どもや友人と楽しんでいる姿は、夫には面白くないはず。
モラハラ夫は、本来自分に自信もなく弱いミソッカスです。
しかし唯一妻にだけは勝てる。(と信じている)
妻を見下し、いじめることで自分がいつだって妻よりも優位に立てているということが、モラハラ夫の心の支えです。
そんな自分より下の下の下の立場の妻が楽しそうにしていたら・・・
めちゃくちゃ悔しいですよねぇぇぇっ。
時には
お前はなんにもしなくても飯が食えるんだからな~
気楽でうらやましいね
などと、イヤミったらしく言ってくるかもしれません。
でも もしあなた自身が本当に人生を楽しんでいれば、そんなモラハラ夫の言葉なんて負け犬の遠吠えにしか聞こえないはずです。
「おかげ様で!」
「あなたのおかげで毎日楽しいわ!これからもお仕事頑張ってね!」
と、にっこりと最上級の笑顔で返しましょう。
それでもやっぱりモヤモヤする!そんな時の考え方
「仕返し」という不の感情は、いずれ自分の心もむしばんでしまいます。
前述したような仕返しなら、相手にいはダメージを与えつつも自分はスッキリ楽しめるのでおススメですが、それによってモラハラ夫がむしゃくしゃしてさらにモラハラを強められたら・・・
せっかくスッキリした気分も台無しです。
それによってさらストレスを感じたり罪悪感を感じるなら、仕返しになんの意味もありません。
嫌いなモラハラ夫なんかのために、あなたがそんな不の感情を抱えなくてもいいんです。
前述したような、
- 「無反応」
- 「モラハラ夫と同じステージに立たない」
- 「自分自身が楽しむ」
といったやり方で、仕返しできてスッキリできるのが一番です。
そんなんでは全然物足りない!
夫をぎゃふんと言わせてやりたい!
と思ってしまう人のために、まだまだモヤモヤする場合の考え方ご紹介します。
まずは冷静になること
仕返ししたい!と思うときは、 すでにガマンの限界を迎えて、怒りで感情的になっているはずです。
まずは冷静になることが大事です。
夫に腹が立ってこれから復讐してやろう!と思ったら、コーヒーを淹れてちょっと一息ついたり、チョコを食べて気持ちを落ち着かせましょう。
感情的になっていては、状況をどんどん悪化させてしまう危険性もあります。
1日数十分でもいいから自分の時間をつくる
子どもが小さいと自分の時間てなかなか作れないので、難しいですが・・・
子どもがお昼寝中などに自分のお気に入りのちょっと贅沢なおやつを食べたり、好きな映画やドラマをみたり、本を読んだりなつかしいマンガを読んだりと、何も考えないで好きなことに没頭できる時間を作ることも大切です。
一日のうちのほんの数時間、いや数10分でも、夫や子どものことを忘れて自分だけの世界に入るのもいい息抜きになりますよ!
争わない
モラハラ夫にこんなことをやられてくやしいから、私はこんな仕返しをやってやる!と鼻息を荒くしている間は、自分もストレスをため込んでいるのと同じです。
わかりますよ。
めっちゃわかります!
話の通じないモラハラ夫。
妻を感情のある人間とも思わないで、ないがしろにする態度。
そのくせ自分ひとりが被害者で妻を加害者だと主張する理不尽さ・・・!
腹立ちます。
めっちゃ腹立ちます。
だけどここで戦ったところで、余計に理不尽な態度を取られて余計にストレスになります。
こっそり仕返ししたところで、夫が気がついていないのならダメージもありません。
そして気がつかれたら気がつかれたで、ここぞとばかりに妻を悪者にし、さらに責められてモラハラが悪化するなど、後々とってもやっかいなことになります。
夫のモラハラ発言にいちいち反応しないで争わないことです。
反応することは、モラハラ夫にエサを与えて喜ばせているだけ。
無視ではなく無反応に徹する、もしくはかる~くだけ反応して、決して争わない姿勢を見せることも重要です。
準備と覚悟が整えば、別居や離婚という形で争いの土俵からさっさと降りてしまう方が楽かもしれませんね。
結構やってる!世の中の妻の些細な仕返し
モラハラ夫に限らず、世の中の妻も実はこっそりと仕返しをしているようです。
何をかくそう。
この私も夫には小さな仕返しは時々やっていました!
↑やっとるんかい(笑)
私がやっていた仕返しも含めて、ネットで出ていた世の妻たちの仕返しの代表的なものを紹介します。
ここからは少し楽しんでお読みください。
夫にだけ賞味期限切れの食材を使う
仕返しじゃなくても、結構やってる家庭はありそうですけどね(笑)
賞味期限が2~3日切れている食材は、夫に食べさせます。
床に落ちたおかずは夫の皿に入れる
私もやったことあります(笑)
お皿におかずを盛った後、お皿ごと床にひっくり返してしまったことがあったんです。
もったいないので全部拾ってお皿に盛りなおし夫の前へ。
夫の洗濯物はぞうきんやトイレマットなど汚いものと一緒に洗う
私はさすがに トイレマットと夫の洗濯物を一緒は洗うなどはしませんでしたけどね(笑)
だってそのシャツを着て子どもを抱っことかするかもしれないし、私も気持ち悪いですもん。
だけど夫の洗濯物は、私と子ども達の洗濯物とは完全に分けて洗っていました。
夫の料理だけ味付け濃いめにする
私はやってませんが、夫の料理だけ塩やバターを多めに入れる妻もいるようです。
濃いめ料理を食べさせて、健康悪化させる方法のようですが・・・
夫のメニューにだけ大量に調味料を入れて完全に分けて作るなんて面倒ですし、なにより調味料がもったいない!と私は思っていたので・・・^^;
それに子どもが口にしないとも限りませんからね。
夫がトイレに行く前にわざとトイレットペーパーを切らす
朝夫がトイレに入る前にわざとトイレットペーパーを切らすという。
これはもうイヤガラセですね。(笑)
するとトイレから
「おーいトレイットペーパー切れたから取ってー」
と、なんとも情けない声が・・・
子どもの準備で忙しいフリして、、1~2回は聞こえないフリをする強者も少なくないようですよ。
これくらいの些細な仕返しは、割と多くの妻もやっているようですね。
私がやったことのある仕返しはコレ
夫は花粉症だったんですが、春と秋になると洗濯物に花粉がつくと肌がかゆくなるので部屋干ししてといわれてました。
でもあまりにも腹がたった次の日などは、すべて外干しにしてやりました。
すると数日してちょっと忘れたころに、夫が外干ししたシャツを着たらしく
「なんか今日めっちゃ体かゆい・・・・」
と、ぼりぼりかきまくってる姿・・・
「あーあの時の」
と、忘れた頃に時間差でスッキリしてました(笑)
これが些細と感じるかどうかは人それぞれだと思いますが、この程度の仕返しでスッキリするなら全然いいと思います。
しかし、 だんだんと些細な仕返しでは物足りなくなってくるのではないでしょうか。
仕返ししたいと思っているなら注意して!復讐心はエスカレートする!
小さな仕返しで満足している間は全然いいんです。
しかしモラハラ夫からのストレスは、毎日毎日かなりの重量でどんどん積みあがっていきます。
「些細な仕返し」ではおっつけなくなります。
元々、仕返しという負の感情は、だんだんとエスカレートしていくもの。
ひどい仕打ちを受けるたび、小さな仕返しでは物足りなくなって、「次はこうしてやろう」「こんなひどいことされたからもっとひどい仕返しをしてやろう」と、だんだんと度を越えてしまう可能性もあります。
仕返ししたいと思った時は心の黄色信号です。
まず冷静になって考えてみる必要があります。
まとめ
モラハラ夫に限らず、夫が憎すぎて仕返ししたい!と考える妻は少なくありません。
小さな仕返しでスッキリして、明日から前向きに生きられるなら構いません。
しかし、負の感情はエスカレートしていくものですから、徐々に「小さな仕返し」では物足りなくなることも・・・。
負の感情に支配されることはあなたの精神衛生上にもよくありません。
モラハラ夫なんかのために、そんな負の感情をため込む必要はありません。
「仕返ししたい!」と思ったら、まずは冷静になること。
自分の時間に没頭して息抜きをすること。
争わないことが重要です。
モラハラ夫のモラハラに反応しない。
戦いの場から身を引くことです。
あなたが幸せになることこそが、モラハラ夫への最大の仕返しなのではないでしょうか。