毎日繰り返される、夫の心ない言葉や態度に、もう限界…。
「一言、言い返してやりたい!」
「仕返ししてスッキリしたい!」
そんなふうに思ってしまうのも、無理はありません。
でも、怒りにまかせて行動してしまうと、あとから自分を責めたり、状況がもっと悪くなることも。
せっかくの仕返しが、逆にあなたを苦しめる結果になってしまうかもしれません。
それでも「このままじゃ気がすまない…」と思うときは、まず一度立ち止まってみましょう。
感情に飲まれる前に、ちょっとだけ冷静になって、自分にとって本当に意味のある“仕返し”を考えてみませんか?
モラハラ夫に仕返ししたい!どんな仕返しが有効?
1. モラハラ夫には“無反応”で返すのが一番効く
モラハラ夫が求めているのは、「妻の反応」です。
あなたが驚いたり、怒ったり、言い返してくるのを心のどこかで楽しんでいます。
たとえば、「床にホコリ落ちてたぞ。掃除もできないのか」と言われたとき、「じゃあ自分でやってよ!」と怒りたくなる気持ち、よくわかります。
でも、その一言が彼の“燃料”になってしまうのです。
実際に
「なんで仕事してる俺が掃除までしないといけないんだ」
「俺は土日も家族サービスしてるのに」
と、怒涛の言い返しが返ってきた経験、ありませんか?
こうしたやり取りが繰り返されるうちに、あなたの心はどんどん削られていってしまいます。
だからこそ、「ああ、そう」と軽く流してみてください。
無視ではなく、無反応。
真顔で、サラッと。
反応がなければ、相手は手ごたえを感じず、そのうち言ってこなくなることもあります。

2. “同じ土俵”には立たない。それが自分を守ることにもつながる
たとえ相手がどれほどひどい態度を取ってきても、自分も同じようにやり返してしまったら――
その瞬間、あなたは彼と同じステージに立ってしまうことになります。
大声で怒鳴り返したり、相手をバカにするような言動をしても、スッキリするどころか、心がモヤモヤしたまま残ってしまいませんか?
モラハラ夫は、あなたが傷ついたり、怒ったりする姿を見ることで自分の“優位性”を感じています。
そして「お前が悪い」と思わせてコントロールしようとするのです。
だからこそ、「心までは支配させない」と強く思うこと。
相手と同じ土俵に立たない、という選択が、あなたの心を守る大事な一歩になります。

3. “楽しんでる自分”こそが、最高の仕返しになる
最後に、ちょっぴり効果的で、しかも自分の心まで満たしてくれる方法をご紹介します。
それは――あなた自身が毎日を楽しむこと。
好きなことをして笑っている姿って、それだけでまぶしいですよね。
でもそれを見て、面白くないのがモラハラ夫。
彼は「妻は自分の下にいるべき存在」と思っているので、自分より妻が楽しそうにしていると、それだけでプライドが揺さぶられるんです。
「お前は何もしなくても気楽でいいよな〜」なんて嫌味を言われたとしても、
「おかげさまで♡ 毎日楽しいです。お仕事もがんばってね♪」
と笑顔で返せば、それだけで彼の“優越感”はグラつきます。
あなたの幸せが、何よりの仕返し。
そしてそれは、あなた自身の人生にとっても最高の選択です。
それでもモヤモヤが残るなら…
復讐心や怒りの感情は、時として自分を苦しめてしまいます。
だからこそ、「冷静になる時間」を作ってみてください。
たとえば、コーヒーを淹れてゆっくり味わう。好きなチョコを口に入れてほっと一息つく――
そんな小さな時間が、心を落ち着けるきっかけになります。
それから、「ほんの数分でも自分だけの時間」を意識的に作ってみましょう。
子どもがお昼寝している間に、好きな映画や本に没頭してみる。
ちょっと贅沢なおやつを食べるのもいいですね。

争わないことも、大きな“仕返し”です
「言い返したい」
「思い知らせたい」――
その気持ちはとてもよくわかります。
でも、言い返すたびに相手はさらに攻撃してくるかもしれません。
そして、こっそり仕返ししても気づかれなければ意味がないし、バレたらバレたで、ますます悪化するリスクも…。
だから、いちいち争わない。
反応しない。
それが結局、一番ダメージを与える方法かもしれません。

実はみんなやってる?こっそり仕返しの数々
モラハラ夫に限らず、世の中の奥さまたちは、実はこっそりと小さな「仕返し」をしていることがあるようです。
実を言うと、私自身も…。
ほんの少しだけ、そんなことをやったことがあるんですよね。
(…はい、やってました!笑)
今回は、私の実体験も含めて、ネットで見かけた「ちょっと笑える仕返し」をまとめてご紹介します。
肩の力を抜いて、ちょっとした息抜きに読んでみてくださいね。
夫にだけ、期限が切れた食材を
意外とありがちかもしれません。
賞味期限が2〜3日過ぎてる程度のものって、食べられなくもないですよね?(笑)
家族みんなに出すのは気が引けるけど、「夫だけなら…」という声、少なくないようです。
床に落ちたおかずは、さりげなく…
「やったことあります!」という人、実は多いのでは?
私も以前、盛り付けたおかずを誤ってお皿ごとひっくり返してしまったことがありました。
拾って、そっと盛り直して…
何食わぬ顔で夫に出しました。
(もったいないですもんね。笑)
洗濯物は、分けて扱うのがマイルール
「トイレマットと一緒に夫の服を洗う」というツワモノもネットで見かけましたが、私はそこまではさすがにやってません!(さすがに…)
その服で子どもを抱っことかしたらイヤだし・・・
でも夫の服だけは、私や子どもとは別で洗ってました。
なんとなく気持ち的に、ね。
味付け、ちょっとだけ濃いめに
これもよく聞く仕返しです。
塩や醤油、バターを多めに入れて「健康状態に地味ダメージ」を狙う方法。
私はやらなかった派です。
だって地味に手間だし、調味料がもったいない気がしちゃって…。
しかも、子どもが間違えて食べたら困りますしね。
トイレットペーパー、残りわずか作戦
朝、夫がトイレに入る直前に…あえてトイレットペーパーを切らしておく。
そんな小技を駆使する人もいるそうです。
そして、トイレの中から聞こえる「ちょっとー、紙がないんだけど〜」の情けない声。
子どもの支度で忙しいフリをしてスルー…というのも、あるあるらしいです。
私がやった“プチ仕返し”はこれ
夫は花粉症持ちで、春や秋は部屋干しをお願いされてました。
でもある日、あまりにムカつく出来事があって――
全部、外に干してやりました!(スッキリ!)
数日後、夫がそのシャツを着た瞬間、
「なんか今日めちゃくちゃ体かゆいわ~」
と、ポリポリかいてる姿。
最初は私も忘れているんですが、気が付いて「あ~あの日のやつね」と思わずにんまり(笑)
時差式スッキリ感、悪くないですよ。
人によっては「そんなの全然仕返しじゃない」と感じるかもしれません。
でも、自分が少しでも気持ちを軽くできるなら、こういう小さな反撃もアリじゃないでしょうか。
ただし――。
この“ちいさな仕返し”が、だんだんと物足りなく感じてきたら、ちょっと注意が必要です。
注意!復讐心はどんどんエスカレートする
気をつけてほしいのが、「復讐心は少しずつ強くなっていく」ということ。
「もっとやってやろう」とエスカレートしてしまうと、自分の心もどんどん苦しくなっていきます。
だからこそ、「仕返ししたい!」と思ったときは、自分の心の中に“黄色信号”が灯っていると気づいてください。
まとめ:あなたの幸せが、最大の仕返し
モラハラ夫に腹が立つ気持ち、どうしても許せないという思い――
それはとても自然な感情です。
でも、その感情にずっと囚われ続けるのではなく、あなた自身の幸せを選ぶこと。
それが、結果的に一番スッキリできて、相手にも効果的な“仕返し”になるはずです。
争わない、反応しない、そして楽しむ。
そんなふうに生きていけたら、きっとあなたの心は少しずつ軽くなっていきますよ。
