モラハラ夫と今すぐ離婚したくても、モラハラの証拠を集められなかった場合、モラハラの証拠がなければ離婚が認められるのか不安だ!という人もいると思います。
ネットでいろいろ探したけど、「モラハラ夫と離婚するには証拠が必要不可欠!」ばかり!
(私のブログでも証拠は必要不可欠と言いまくっています)
だけど証拠なんて今まで集めてないし、今から証拠を集めるためだけにモラハラ夫と一緒に暮らすなんてイヤ!
慰謝料いらないから今すぐ別れたい!
そう思っているモラハラの証拠のない妻が、モラハラ夫と別れる方法をご紹介します。
モラハラの証拠集めは難しい
モラハラは家庭の中の、いわば密室でしか行われません。
そのため、モラハラの証拠を集めるのは、非常に難しいのが現状です。
特に多くのモラハラは、ひとつひとつの言動はそんなに激しくない場合がほとんどです。
冗談っぽく妻をバカにしたり、ちょっとした失敗をからかうような調子だったり・・・
しかしそれが継続的に積み重なるうちに、妻は精神的辛く落ち込んでいったり、だんだん夫の支配されていき心を病むケースもあります。
周りが聞くと大したことない言葉でも、妻にしたら絶対に言われたくない言葉だったり、妻が一番辛いタイミングで、ひどい言い方や表情で言われてひどく傷つくこともありますが、
それを裁判で伝えるのはとてもむずかしいです。
モラハラを立証するための証拠集めは、実はとても難しいのです。
モラハラの証拠の必要性
モラハラの証拠が最も必要な場面は、離婚裁判のときになります。
夫のモラハラで慰謝料を請求するときや、離婚裁判で認められる離婚理由がほしいときなどです。
少しでも慰謝料をもらうことが目的ならば、やはりあと数か月はモラハラ夫と一緒に暮らして証拠集めをするべきですが、離婚することが目的なら、 です。
モラハラの証拠はないけど離婚したい!
証拠がなくても協議離婚なら、モラハラ夫の同意を得られれば離婚はできます。
しかしモラハラ夫はなかなか離婚に同意しません。
そこでやはり
です。
目的が離婚だけなら、とりあえず別居に進んで期間を稼いで離婚にもっていくこともできます。
多くの場合、5年以上別居していれば、たとえ裁判で認められないような離婚理由でも「夫婦の破綻」が認められ、離婚できるケースもあります。
(ただし裁判官によっては、子どもが成人するまでは離婚を認めないという人もいるので、必ずしもそうではありませんが)
離婚や別居後、少しでも経済的な不安を減らすために、婚姻費用や養育費、財産分与などの取り決めは、モラハラの証拠がなくても進めることができます。
まずは別居に踏みきり、婚姻費用をもらいながら離婚を進めていくというやり方なら、モラハラが立証できなくても問題ありません。
証拠がない場合は、まずは弁護士などに相談して、どのように離婚を進めるべきか、別居はどのタイミングではじめるかなど、少しでも離婚に不利になることがないように動くのが一番です。
このとき弁護士の選び方を失敗すると、離婚が進まなかったり不利な状態になることもありますので、モラハラや離婚に強くあなたの話しをよく聞いてくれる、誠実な弁護士を選ぶようにしましょう!
少しでも安く済ませたいなら、法テラスを利用するといいですよ!
弁護士に依頼するつもりはなく、別居や離婚の進め方だけを相談したいという場合は、市町村で無料弁護士相談もありますので、まずはそちらを利用してもいいと思いますよ。
それでやっぱりちゃんと弁護士に依頼した方が良さそうだと思ったら、改めて弁護士を探したらいいですね。
ただ無料の弁護士って私も何度か相談したことありますが、あまり誠意を感じられないというか・・・
私が当たった人がたまたまだったのかもしれませんが、あんまりでした・・・
それなら法テラスを利用すれば、3回は無料相談ができるので、その方がいいかもしれませんよ!
その場合、 日本法規情報という無料で弁護士を探してくれるサービスがありますので、利用すると弁護士探しがとってもスムーズですよ!
まとめ
モラハラ夫と離婚するのに、モラハラの証拠があることは有利になることには違いありません。
離婚の話し合いが調停で合意を得られなかった場合、離婚裁判になるなら、モラハラの証拠があれば離婚も認められやすくなります。
しかし、証拠がないから離婚できないわけではありません。
婚姻費用や養育費、財産分与などはモラハラの証拠はなくても請求できるので、お金を一切もらえないわけでもありません。
ただモラハラに対する慰謝料の請求はむずかしくなる、認められない可能性が高いというだけです。
証拠がないから離婚できないとあきらめなくても大丈夫です!
慰謝料がもらえない分、養育費をがっつりもらうようにしましょう!