結婚前にモラハラかどうかを見分けるのは非常に難しいです。
ネットなどを見ていると、
「交際中にこんな行動をとったら将来モラハラ」
「こんな兆候があったらモラハラになる可能性がある」
みたいなのが、よくあります。
でも中には間違った見抜き方がたくさんあるなと感じたので、今回は交際中のモラハラの間違った見抜き方についてご紹介します。
モラハラ夫の間違った見抜き方
ネットでよく見かける、モラハラ夫の間違った見抜き方をご紹介します。
モラハラが発揮されてからはよくあることですが、交際中にモラハラの特徴はほとんど見られることはありません。
少なくても私の元夫は交際中、これらの特徴は一切ありませんでした。
交際中からそういった特徴がある場合、すでにモラハラが始まっているかただの横柄な男の場合があります。
これらの特徴がないからといって、モラハラではないと判断するのはとっても危険です。
ぜひ参考にしてみてくださいね。
店員さんに対して横柄
お店などで店員さんがミスをしたとき、暴言を吐いたり横柄な態度をとったらモラハラの可能性があるので注意!みたいなのをよくみます。
しかしモラハラをする人間は、基本的に第三者の目線を非常に気にします。
他人に良く思われたいと思っていますし、なんといってもモラハラ男は自分は優れた人間だと本気で思っているのです。
そんな男がたとえ店員さんだからといって、他人に対して暴言や上から文句をいうということはありえません。
私の元夫は交際中はもちろんですが、結婚後も店員さんに対して横柄な態度をとったことはありません。
まだ私がモラハラ夫と交際中、会社の新人がいきなり元夫にキレて胸倉をつかんだことがありますが、そのときも逆上したりキレることなく毅然と大人の対応をしていたのです。
自分よりも下の立場の相手が自分に歯向かってきたときにも、毅然と堂々とふるまっていたのです。
このときの元夫の対応は、
おそらく店員さんに横柄な態度をとったり暴言を吐く男性は、モラハラではなくただの横柄な男と思われます。
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気に入らないことがあると無視する
無視も基本的にモラハラが始まってから始まります。
交際中はほとんどありません。
ただ話し合いをしても考え込むように黙っている、ため息をつくといった態度はとりますので、話し合いができない場合は要注意です。
怒ると威圧的な態度をとる
交際中は威圧的な態度はとりません。
むしろ優しく寛大にすら思えます。
元夫も交際中はケンカをしたとしても、私が不満や文句をしつこく言ったとしても、根気強く耐え黙って受け入れます。
交際中は私は元夫のことを、優しく穏やかで争いが嫌いだからケンカをしないように避けていると思っていました。
ターゲットを手中に入れるまでは、非常に優しいです。
交際中から怒ったり威圧的な態度をとることはほとんどありません。(元夫は交際中は一度もありませんでした。)
ただ今思うと、「俺ってかわいそう」をアピールして、自分の我を通そうとする部分はありました。
「俺はお前のために我慢している」という態度を前面にだして、こちらの罪悪感を刺激します。
この手法は結婚後にも頻繁に使われていましたが、「攻撃されている」と気がつきにくいため、交際中にも使われます。
こちらの罪悪感を刺激するような言動がある場合は、注意をした方がいいですよ。
モラハラ男はターゲットを手に入れるまでは本性を見せない
基本的にモラハラ男はターゲットを手に入れるまで、モラハラの本性は出しません。
ターゲットを手に入れるとは、結婚することだけではありません。
もちろん結婚したり仕事を辞めたり子どもができると、生活のためモラハラ夫と簡単に離れられなくなるため、結婚や出産、退職を機にモラハラが始まることも多いです。
ターゲットの心が自分から簡単には離れないと確信を持ったときです。
簡単に離れられる状況だと、ちょっとモラハラしただけでターゲットが離れてしまうからです。
ですから出会ってすぐであっても、 完全に心が彼に囚われた場合は、結婚前であってもモラハラが始まります。
「付き合っているだけなのに、なんで別れないの?」
彼氏がモラハラで辛いという相談に対し、こういった疑問を見ますが、例え結婚をしていなくても仕事があっても子どもがいなくても彼から心を支配されている場合は、簡単に離れられなくなります。
これこそが共依存。
モラハラと被害者の間には、多くの場合共依存が問題にあります。
まずは被害者自身が依存体質から抜け出さないと、どんなに「別れたい」と思っていたとしても、別れることはできないのです。
違和感を見逃さないこと
モラハラを見抜くのは本当に難しいです。
交際中のモラハラ男は非常に優しく寛大でおおらかです。
怒ることも責めることもほとんどありません。
少なくとも私の元夫は、交際中私を怒ったり責めたるすることはありませんでした。
だからこそ、モラハラを見抜くのは非常に難しいのです。
ただ違和感はあります。
「なんか謝り方がわざとらしいな」
「めちゃ被害者ぶるな」
はっきりとおかしいと思えるレベルではありません。
だからこそ違和感なのです。
それは小さな小さな疑問です。
でもその違和感はだいたい当たっています。
この違和感を見逃さないことが大事ですよ。
まとめ
ネットでよく見かける「モラハラ夫の見分け方」で間違っている情報も多くあります。
その多くは、モラハラではなく横柄な男の特徴に近いので、おそらくそれらは「横柄な男の見抜き方」である場合がほとんど。
横柄な男とモラハラ男は似ている部分もありますが、性質的に全く違うので勘違いしないようにしてくださいね!