一見すると、堂々としていて、自信に満ちているように見えるモラハラ夫。
「俺は正しい」「俺はすごい」と言い切る姿に、思わず圧倒されてしまうこともあります。
でも、実はその“自信”──全部ウソです。
本当の彼は、自分の弱さを直視できないほど心が脆い。
だからこそ、他人より優位に立ちたがり、身近な存在である妻をターゲットにします。
彼にとってモラハラは、「俺は価値のある男だ」と自分に言い聞かせるための演技。
堂々としたフリをして、自信のなさをごまかしているにすぎません。
見た目は自信満々? でも実は“ちっぽけな男”
本当は“自尊心のかけらもない”人間
モラハラ夫は、心の奥底ではこう思っています。
「本当の自分は小さくて、情けない存在なんだ」
「でもそれを認めたら、俺は壊れてしまう」
そのため、自分の弱さを必死に隠し、あなたを見下すことで“強くなった気”になろうとします。
- 妻を貶す
- 妻の欠点を責める
- 妻の存在価値を下げる
こうした言動はすべて、「俺の方が上」という妄想を成立させるための儀式みたいなもの。
もはや人格を維持するために、他者を傷つけることが彼にとっての“支え”になってしまっているのです。
モラハラ夫に“評価”は禁句
もし、そんなモラハラ夫に対してうっかりでも
- 「できないの?」
- 「頼りにしてたのに・・・」
といった“評価”や“ダメ出し”をしてしまったとしたら──
その反応は、想像以上に激しいものになるかもしれません。
彼は、自分でも見ないようにしていた“ダメな自分”を突きつけられたと感じ、その事実を受け入れられず、逆上してあなたを責め立ててくるでしょう。
なぜなら、彼の中であなたは「支配下に置いた存在」であり、“自分より下の存在から評価される”ことに、強烈な屈辱を感じるからです。
その瞬間、モラハラのスイッチが一気に入る──
それほどまでに、彼の自信のなさは深刻で、脆く、危ういのです。
自分の弱さを認められる人の方が、よっぽど強い
「私ってダメだな」「自信が持てない」と感じているあなたへ。
実は──あなたの方が、モラハラ夫よりずっと強い心を持っているのです。
なぜなら、自分の弱さや不安と正直に向き合える人は、本当に勇気ある人だから。
弱い自分を受け入れている時点で、心の成長が始まっているからです。
一方、モラハラ夫はどうか?
「俺は強い」と思い込むことでしか、自分の心を支えられない。
だから一生、本当の自分と向き合えず、他人を傷つけることでしか存在価値を保てません。
どちらが人として成熟しているかは、明らかですよね。
あなたの価値は、他人以下と扱われていませんか?
悲しい現実ですが、モラハラ夫にとって、あなたの価値は“他人よりもはるかに下”だと見なされていることが多いです。
本来なら、家族は誰よりも大切な存在。
しかし、彼にとっては自分の親兄弟、職場、知人が優先され、あなたは最下層に位置づけられていることさえあるのです。
元夫の優先順位を例にすると──
- 俺様(自分)
- 親兄弟
- 職場の人
- 友達
- 知り合い
- 子ども
- ・・・
- ・・・
- ・・・
- ・・・
(中略)
1000.妻
家族の中でも、自分が中心。
それ以外は、必要に応じて使い分ける“コマ”のようなものなのです。
こんな扱いを受けながらも、自分を責めてしまう人は少なくありません。
でも、本当に責められるべきなのは、あなたを踏み台にして自分を大きく見せようとする彼のほうです。
まとめ|強さとは、自分の弱さを認められること
モラハラ夫は、自信があるように振る舞っているだけ。
実際は、弱さを直視できない小さな存在にすぎません。
そんな彼の“偽りのプライド”を守るために、あなたが傷つき続ける理由なんて、どこにもありません。
自分の価値を知り、本音を出しても安心できる関係を築ける相手と──
これからの人生を選び直していいのです。
