私のブログでは、たびたび「モラハラ夫は絶対に謝らない!!」と繰り返してきましたが、実際にはモラハラ夫が謝ってくることってよくあります。
しかしそれは、「謝った方が得」と感じたらからであって、反省したり自分が悪いと思って謝るわけではありません。
それは、 本当の意味での謝罪ではないんです。
モラハラ夫が謝る理由と、謝ってきたときの対処法をご紹介します。
モラハラ夫が謝る理由
モラハラ夫は絶対に自分の非を認め、謝ることはない!と断言していましたが、正確には謝ることはあります。
ただしモラハラ夫が謝るのは、自分が悪いと気がつき、反省したから謝るわけではありません。
モラハラ夫が謝る本当の理由をご紹介します。
謝った方が得だから
モラハラ夫は自分の意志がないので、自分の状況によって意見をころころ変えます。
なにを基準に意見しているのかというと単純に損得勘定だけです。
この人と仲良くして損か得か。
この意見を聞いて損か得か。
この行動は損か得か。
そして損にも得にもならないなら、とりあえず妻の望まない方嫌がる方を選びます。
つまり自分が損するという場面ではあっさり反省したフリをして謝りますが、損にならないなら絶対に謝りません。
んです。
たとえば、妻が子どもを連れて家を出たときなどですね。
謝った方が得だ!!と感じたら手のひらを返したように、急にしおらしくなりあっさり謝ります。
このように、これまで妻の話に聞く耳も持たず、自分の非を認めず、さんざん威張りたおしてきた夫が急にしおらしく自分の非を認め、謝ってきたとしたら・・・
人のいいモラハラ被害者は、
「本当にわかってくれたんなら・・・」
「やっと自分の非を認めてくれたんだ」
と、あっさり夫のモラハラを許し、夫の元へと戻ってしまいます。
わざわざ妻が出ていかなくても、第三者に自分の悪事をバラされそうになったときなど要所要所で
と感じれば、モラハラ夫はいとも簡単に謝ります。
もし妻と子どもが出て行っても、なんら不自由がなければモラハラ夫が謝ることはありません。
単純に面倒だから
妻が一向に引かず単純に今の状況がめんどくさいと感じたときも謝ります。
決定的な証拠を突き付けられたり、浮気がバレたときなどですね。
いつものように事実を捻じ曲げて、被害者面したり言い訳したり正当化するのが難しいとき、考えるのもめんどくさくなってあっさり謝るんです。
謝罪を脅すためのツールとして利用している
またモラハラ夫は、謝罪を妻を脅すためのツールとして利用する場合もあります。
何をやっても妻が許してれない、戻ってきてくれないとき、土下座したり泣き出したりする猛者もいますよね。
これは立派な脅しです。
モラハラ夫はありとあらゆる手段を用いて、妻を脅して自分の思い通りに動かそうとしますが、この場合
と、あなたに罪悪感を植え付けて脅しているんです。
妻は本当は許したくないのに、モラハラ夫は妻に罪悪感を植え付けて、「許さないお前はひどい人間だ」と妻を悪者に仕立てあげて、自分の思い通りに動かそうとします。
モラハラ夫の土下座や泣き落としは、ただのパフォーマンスですから!!
モラハラ夫の謝罪を真に受けたらいけませんよ。
モラハラ夫の謝罪に誠意も反省もない
モラハラ夫と何年も一緒に暮らしている人はもうおわかりだと思いますが、モラハラ夫の謝罪には、誠意も反省も一切ありません。
面倒だからとりあえず謝ってるだけ。
自分の損になりたくないから謝ってるだけなんです。
だからもしモラハラ夫から謝罪の言葉があったとしても、舌の根も乾かぬうちにまた同じことをやられます。
最初のうちこそ
「この夫がやっと謝ってくれた!」
と感激しホッと安心するかもしれませんが、それは数日程度であっさり裏切られます。
モラハラ夫が謝ったときの対処法
モラハラ夫が謝罪してきたときに、多くの妻はモラハラ夫を許すと思います。
というか許したつもりはないのだけど、勝手に夫が許されたと思ってるんですよね。
しかもあれだけしおらしく謝っていた夫が次の瞬間、恐ろしく普通で厚かましいくらいの距離感で話してくる姿に、若干引いた経験がある人も多いのでは?
さっき人生の底まで落ちたのかというくらい小さくなっていた夫が、こちらが許した途端、自分がしてきたことはすべてきれいさっぱりなくなったかのような態度・・・
という心の声が全身からあふれて駄々洩れです。
別にいつまでも落ち込んでてほしいとか、ずっと反省してろとか思ってるわけではありませんが、切り替えが早すぎない??となって、こちらの気持ちが付いていかないんです。
その姿は本当にいびつで不気味にすら感じます。
当然反省もしていないので、何度でも同じことを繰り返します。
そこでモラハラ夫が謝罪してきたときの対処法は、何も反応しないです。
無視ではなく、「謝罪は聞こえてますけど、許してませんよ」という態度です。
モラハラ夫のモラハラ行為を、基本的には許してはいけないんです。
しかし、あからさまに「許さない」態度をとると
- 「俺はこんなに謝ってるのに、俺を許さないとは何事だ!」
- 「だったらお前はどうなんだ!お前がこの間こんなミスをして俺に多大な迷惑をかけたが、俺はお前を許してやっただろう!」
- 「人が下手にでてりゃなんだその態度は!」
こんな感じで逆に責められます。
私の夫がまさにそんな感じでした。
すぐに謝るんだけど、こちらが夫の思う通りの反応しなかったら、いとも簡単にキレます。
「なんで悪いことして謝るべき立場のあなたがキレてるの?」と私が言っても、
それで終了や!
それやのにいつまでもお前がそんな態度やから悪いんやろが!
どんだけしつこいねん!
と、逆にこちらが悪者にされて責められるんです。
ですから
「わかった(許します)」とも「わからない(許さない)」とも言いません。
モラハラ夫の謝罪に対して、なんの反応も示さないで、
「これはなかったことにできたのか?どっちだどっちだ?」と夫を不安な状態にさせておくのがベストです。
まとめ
モラハラ夫は自分が謝罪を口にしたら、その時点で「俺は許された」と思い、妻を傷つけた事実は歴史から抹消されます。
その後蒸し返そうものなら
「俺は謝ったからもう終わったことだろ」
「お前しつこいねん。いつまでもネチネチと」
などといって、こちらが悪者扱いされてさらに責められます。
モラハラ夫が謝るとき。それは
です。
どちらにしても、自分が何をやって妻を傷つけたか怒らせたかなんてことは一切考えていません。
自分の損得勘定だけで謝ってきます。
モラハラ夫が
「ごめんね」
「俺が悪かった」
といってきたときに、「それ、何に対して謝ってるの?」と一度聞いてみてください。
平然と話しをごまかしたり的外れな回答しますから。
私の夫がよく言ってたのは
「だから!ずっとその話してたやん」→なんの話をしていたのかすでにわからなくなってる。
「お前が怒ってたんやろ」→怒っていたから謝ったが、なんで私が怒っていたのか理解できていない。
「だから!○○のことで怒ってたんやろ?」→てんで的外れなことをいう。
こんな感じで、めっちゃ偉そうにごまかしたり的外れなことを言ってきました。
で、それを突っ込むと逆ギレします。
「俺は謝ったから許されて当然なんだ!!!」
これが夫の本音です。
モラハラ夫は謝った時点で、あなたが許そうと許すまいと「許された」と勝手に思っています。モラハラ夫が謝罪してきたら要注意ですよ!