こんにちは。モラハラ離婚カウンセラーの夏本涼加です。

みなさんは絵本作家のヨシタケシンスケさんをご存じですか?

子どもだけではなく大人もハマる絵本を数々刊行されていて、うちの子ども達も大好きで毎日のように読まされています(笑)

我が家もこの人の絵本はたくさん持っているのですが、その中の1冊「ころべばいいのに」を読んだとき

これってモラハラ対処にも使えそう!!!

て感じたので、ご紹介します。

モラハラに悩んでいる人はもちろんですが、「夫が嫌い」「親が嫌い」「友達が嫌い」「わが子なのに・・・嫌い・・・」

人を嫌いになってモンモンとしている人は、あなたにあった解決策が見つかるかも?

イヤな気持ちって自分ではどうしようもない。

そんなときはね・・・!

ヨシタケシンスケ流心の処方箋「ころべばいいのに」から、モラハラ夫に対する悩みが少しでも軽くなればいいなと思います。

「ころべばいいのに」作者のヨシタケシンスケさんとは?

そもそもヨシタケシンスケって誰さ?という人のために、簡単にヨシタケシンスケさんについてご紹介します。

ヨシタケシンスケさんとは、もともとイラストレーターとして活動されていて、児童書の挿絵なんかを描いていた人なんですね。

2013年に「リンゴかもしれない」で絵本デビューを果たし、いきなりその年の絵本大賞を総ナメにしました。

その後もいくつもの絵本を立て続けに世に送り出しては数々の賞を受賞。

MOE絵本屋さん大賞4年連続1位を達成し、絵本は売れないといわれるこの時代にベストセラー絵本を数々たたきだしている話題の絵本作家さんです。

ヨシタケシンスケさんの絵本は、どこにでもあるような日常のささいな出来事から、「こんな風な物事の見方があるんだ!」「そんな考え方もできるんだ!」というところをわかりやすく気づかせてくれます。

それは絵本というより哲学に近い!

「発想絵本」とも呼ばれていて、子どもと一緒に考えて、頭をやわらかく発想を楽しむ絵本なんです。

だから大人もいろいろと考えさせられて、読んでいて楽しくなるのかもしれませんね。

子ども達が読んでも面白くて大人気ですが、むしろ大人がハマってしまう魅力があるヨシタケワールド。

私の子どももふたりともヨシタケシンスケさんの絵本は大好きですが、私自身もすぐにハマって、最近では絵本を買うときは満場一致でヨシタケシンスケさんの絵本に決まります。(笑)

ヨシタケシンスケさんの絵本「ころべばいいのに」あらすじ【ネタばれあり】

「ころばばいいのに」の内容を簡単にご紹介します。

ネタばれありますので、自分でちゃんと読みたい!という人はスルーしてくださいね。

引用部分は多少はしょっています。

主人公の女の子が学校から帰るところから物語ははじまります。

わたしにはきらいなひとがいる。

なんにんかいる。

どうして自分がされたらイヤなことを人にするんだろう?

みんな石につまずいてころべばいいのに。

イヤな気持ちってなんだろう?イライラモヤモヤしたときはどうしたらいいの?こんなネガティブな感情とどう向き合えばいいんだろう?

あいつを憎んでいる時間がもったいない!

ひとりもんもんと考えていた女の子。

学校からの帰り道で、たまたま聞こえてきた周りの人たちの会話の中からヒントを得て、どんどんアイデアをふくらませていきます。

頭の中で嫌いな人をやっつけたり、全然関係ないことをやって気を紛らわせたり、逃げ道を探したり、いつでも自分をはげまされるように準備をしておこう!

女の子は自分なりに対処方法を考えます。

今は嫌いでもそのうち仲良くなれる人もいるかもしれないし、話し合えば分かり合える人もいるかもしれない。

でもでも
ど~~~~したってうまくいかない人だって、いるかもしれないよね?

もしかしたらどーしても嫌いな人って、何かに操られているんじゃない?

そいつはなにか理由があって私を狙っているんじゃない?

ここから主人公の女の子は、「私の嫌いな人」ではなく「嫌いな人を操っている(かもしれない)アイツ」についてどんどん考えていきます。

「”アイツ”を喜ばせるのは悔しいから、私はイヤなことがあっても思い通りにならなくても『なんとかなるんじゃない?』なんていいながら、自分の好きなことを探してやるんだ!

そうして毎日楽しい気持ちでお布団に入ってやるんだ!

”アイツ”を嫌うパワーを使って
おもしろいことをたーーーっくさん考えてやるんだ!」

この考えが正解ってわけではない。

でもこんな風に考える日があってもいいわよね。

イヤな気持ちをどうするか自分会議を繰り返します。

そして最後

「きっとこの先大人になっても嫌いな人はいるかもしれない。

でも、いたっていいわよね。

だってちゃんと考えたり、ちゃんとその場所から逃げたり、ちゃんと向かい合ったり。

どうするかは自分で決められるんだもんね。

ちゃんとできるようになろうっと。

なぜなら私はアイツがだいきらいだから。

嫌っている人自身を責めるんじゃなく、嫌いな人を操っている”アイツ”がいる。

そう考えてみると、心の中のモヤモヤが少しは晴れてくるかもしれませんね。

ヨシタケシンスケさんの絵本「ころべばいいのに」はここがいい!!

ネガティブな感情を認めてもいい

子ども用の絵本や番組、学校や幼稚園保育園の先生だって、「人は嫌ったらダメ」「嫌いな人にも必ずいいところがあるんだら、そこを認めて」なんてこと言いますよね。

でもこの絵本は冒頭から

「わたしには嫌いな人がいる。何人かいる。」
「みんな石につまずいてころべばいいのに

っていきなり「嫌い」って認めたうえで、人の不幸まで願っちゃってるんです。

そんなネガティブ全開な気持ちでどちらかというと重たいテーマを、とってもユーモラスに描いているところが、ヨシタケシンスケさんの絵本の魅力でもあります。

「いいところがある」とか「嫌わない方がいい」って頭ではわかってても、どうしても嫌いな人って、だれにでもいると思うし、その気持ちを認めることはとっても大切なこと。

嫌いな気持ちはそのまま認めて、このネガティブに落ちた感情をどうやってフラットの状態にもどすのか、ポジティブに変えていくのかのヒントがたくさん詰まっています。

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最後まで「その子が嫌い」だという気持ちに変化はない

この「ころべばいいのに」は、最後まで読んでも「その子が嫌い」だという気持ちは変わりません。

「最終的に嫌いな人とも分かり合えて、仲良くなって悩みも解決!チャンチャン」じゃないんです。

だって現実はやっぱり嫌いな人ってずっといるわけで、変わらない毎日が続きますよね。

どう考えたってなんと説得されたって、結局嫌いであることは変わらないし、嫌いな人は明日もいるし、これからもイヤな気持ちになることはあります。

だから、その時その時でどうするのかを自分で決めるんです。

イヤなことは相変わらずあるけど、楽しいこといっぱい考えてたらイヤな気持ちが紛れたな。

今日は楽しい気持ちで布団に入れたら、それでいいか。みたいなね。

でもきっとまた明日になったらイヤな気持ちになるかもしれない。

そのイヤな気持ちや嫌いな人に対して、どう向き合ってどう付き合って、どんな風にやり過ごしてどう折り合いをつけていくのかを、さまざまな角度から対応策を考えるきっかけになるんじゃないかと思います。

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”嫌いな人”ではなく”イヤなことの原因”に着目している

この物語のすごいところは、嫌いな人自身が私をイヤな気持ちにさせるためにやっているのではなく、実は「イヤな気持ちで得をする何者かが、自分の得のために関係ない人を操って私をイヤな気持ちにさせているのかもしれない!」って考えるところです。

「私をイヤな気持ちにさせた人(=嫌いな人)」ではなく「イヤな気持ちにさせる出来事」に注目しているんです。

イヤなことが起きた。
イヤなことの原因はなんだろう?
イヤなことの原因って、もしかしたらこういうことなんじゃない?
そしたらこんな風にしたらどうかしら?

っていう風に、人の悪意は全く別物と切り離すことで、”アイツ”への憎しみが多少和らぐような気がしますね。

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ヨシタケシンスケさんの絵本「ころべばいいのに」から学ぶモラハラ対処法!

モラハラは我慢するしかない?

モラハラの被害者って「夫と別れられないから我慢するしかない」と、がんじがらめになっている人が多いですよね。

それは夫からの支配だったり共依存状態であったり、またはリアルに仕事、お金の問題や住居問題などもあるでしょう。

原因はさまざまですが、一度頭を柔らかくほぐしてから、物事を多角的に考えてみるのもいいかもしれませんね。

モラハラ夫は変わりません。

モラハラ夫だから変わらないのではなく、他人を変えることは結局無理なんですよね。

変わらないモラハラ夫に対して、「モラハラがなくなれば・・・」「暴言さえなければ・・・」と、あれこれ悩んでいても仕方がないわけですよ。

こちらがどんなに悩んだって、どうがんばったって、状況はどうにも変えられないんですから。

明日も夫は元気にイヤミを言ってくるでしょうし、無神経な冗談も言ってくるかもしれません。

「夫のモラハラがイヤだ」「モラハラ夫が嫌いだ」という感情を認めたうえで、どう反応するかは自分で選択できるんです。

果敢にモラハラ夫に立ち向かったり、反応を薄くして戦わずして勝つでもいいですが、「逃げる」っていうことも大事な選択肢のひとつです。

お金がないから、仕事がないから、住むところがないから「我慢するしかない」と決めてしまうのではなく、いろんな角度から物事をみて第三の選択肢を探してみる。

現実的なことでなくても、まずはアイデアをどんどん出していくことで、無理だと思っていたけど、このアイデアとこのアイデアを混ぜたらなんかうまくいくかも?っていうことが見つかるかもしれません。

考え方ひとつで楽しい未来が見えてくるかも?というヨシタケシンスケさんの絵本「それしかないわけないでしょう」もおすすめですよ。

ひとつの考えにとらわれて「私はできない」「そんなの無理」と決めてしまっているなら、「それしかないわけないでしょう?」って多角的なものの見方でさまざまな考え方があることを見直すきっかけになるかもしれません。

それしかないわけないでしょう /白泉社/ヨシタケシンスケ
by カエレバ

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夫のモラハラは自分ではどうにもならない。だから・・・

絵本の中で女の子は

「イヤな気持ちって例えると”突然のどしゃぶり”みたいなものかしら?

だって自分ではどうしようもないもの。

雨が上がるまで、ちゃんと非難できる場所が必要ってことよね。

きらいな人やイヤなことはいつやってくるかわからない。

だからいつでも、すぐに自分を励ませるように、好きなものや楽しいことを集めて、準備しとかなきゃいけないわね」

女の子は、いつイヤなことが起きるかわからないから、自分の好きなものや楽しいことを集めた励ましセットを準備しておくんです。

夫のモラハラも”突然のどしゃぶり”と同じく、いつどんなタイミングで始まるかわかりません。

夫の突然のモラハラに対して、あなたの心を守るための”あなたにとっての励ましセット”は何かを考える必要がありますよね。

そのとき最善の選択ができるように、普段から”あなたの励ましセット”を準備をしておきましょう。

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最後は自分で答えを考えて発想を楽しむ絵本

先ほども書きましたが「ころべばいいのに」は最後まで読んでも答えや解決策は描かれていません。

答えが明確に描かれていないんです。

だからこそ、絵本で描かれているさまざまなヒントを手掛かりに、自分の状況や性格なども考えて自分なりの発想を楽しむことができます。

「あの子が私にイヤなことをいう原因は実は○○だったらおもしろいな」「あのイヤな出来事の後実は△△になってたとしたらおっかしいよね」なんて、おもしろおかしく考えるのもいいですよね。

受け取り方や考え方を多少変えたところで、イヤな出来事がなくなるわけでもないし、それが楽しい記憶に塗り替えられるわけでもありません。

話し合ったってわかり合えないこともあるし、どうしても嫌いのときもある。

イヤな現実はこれからも続きます。

たとえ夫と別れたとしても、嫌いな人もイヤな出来事もこれからどこにいっても出てくるんだから、自分で考えて自分なりに対処していくしかないんですよね。

その対処法は人それぞれで、正解も不正解もないけれど、まずは自分の感情と向き合うことが大切ですね。

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まとめ

モラハラを受けている人は、「自分が悪い」となんでもかんでも罪悪感を感じてしまいがちです。

だから「夫のことを嫌いだなんて・・・そんなこと」とか「夫といるのはお金だけなんて・・・」っていう裏に「そんなひどいこと考えてる私って悪い」って、罪悪感を感じて認められない人も多いと思います。

人に対してやってはいけないことや口にだしてはいけないことは確かにありますが、誰にも見られないように紙に書いたり、心の中で思うことは自由じゃないかと思うんですよ。

紙やノートに書いたり心の中だけ思うだけなら、どんなに汚い言葉を並べたって、だれも傷つかないしイヤな気持ちにもなりません。

だからあなたが罪悪感を感じたり、傷つく必要はないんですよ。

自分の中のそんな負の感情があるということをまずは認めることが大事です。

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