やっとの思いでモラハラ夫から離れて別居なり離婚なりができたとしても、その後の妻はさまざまな不安や葛藤に悩まされます。

ひとりで悩んだ結果、最終的にはまた夫の元に戻りさらにひどいモラハラが始まることもよくあるんです。

そんな時の考え方をご紹介します。

モラハラ夫と離れて妻が思うこと

モラハラ夫と離れたからといって、すぐに夫からの支配や洗脳から開放されるわけではありません。

さまざまな不安、後悔、本当にこれでよかったのかという葛藤がでてきます。

私自身、夫と別居してすぐは実家のお世話になっていましたが、やはり先ざきのことを考えると不安しかありませんでした。

実家にいる間はお金や生活、住む場所の心配もないのにです。

私は実家での暮らしも思いの外辛く、完全に逃げ場がなくなったような気持ちでもありました。

どこにも自分の居場所のない孤独と不安…

だけど当時はまだひとりで生活できるほどの収入もありませんし、下の娘はまだ1〜2歳で保育園にも入れない状態・・・

外で働くこともできず、あの頃は本当に辛かったです。

当時はまだ夫とも連絡を取り合い、普通に会ったり泊まりに来たりしていて交流もあったので、「暴言がなければ夫もいい人なんだけど…」との気持ちが膨らんできたんです。

別居したばかりの頃は「もう無理!限界!」と思っていたけど、時間が経つとその記憶も薄れ、「いや、もっと私は我慢ができたんじゃないか?」「私さえ悪いところを治せば、なんとか続けられたんじゃないか?」という気持ちは大きくなっていきました。

夏休みや冬休みなどは、夫の自宅に子ども達と一緒に私も泊まることもありました。

正直実家での生活に疲れてきたとも言えます。

だけど過去の日記を読み返すと、「よくここまでされて戻ったな」「これで戻ったらまた同じことの繰り返しだ」感じて思いとどまっていました。

しかし子どものこと、生活のこと、将来のこと、お金のこと…

考えれば不安しかありません。

特にモラハラ被害者は、夫との結婚生活で自信や前向きな考え方を根こそぎ奪われてしまっています。

そんな状態で、いくら夫から離れたからといって、すぐに前向きに考え自信をもつことが難しいのです。

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不安に感じたらこんな風に考えてみよう

不安に感じてモラハラ夫のところに戻っては、うまくいくどころかますますモラハラが悪化する可能性があります。

一度離れてまた元に戻ることで、モラハラ夫は「こいつには何をやっても結俺がいないと生きていけないんだ」「もっとモラハラできるな」と思われるのです。

ますますなめられ、ますますモラハラは悪化します。

一度離れたら、絶対にモラハラ夫の元に戻らないのが鉄則です。

しかし不安な毎日の中でひとりでいると、もう夫の元に戻った方が楽なのでは?と思う時もあるかと思います。

そんな時の考え方をご紹介します。

暴言やモラハラがなければ夫はいい人

「夫は暴言がなければいい人なんです」

これは相談者の多くが口にしていますし、私自身モラハラ夫と生活していた頃はずっと思っていたことです。
しかしこの考えば、私は呪いだと思っています。

「暴言がなければいい父親」「暴力がなければいい夫」「モラハラさえなければ本当にいい人」

だけどあなたの夫は暴言や暴力がある人です。

あなたが傷ついても平気な人です。

あなたの人格を否定しても平気な人なんです。

いいときもあったかもしれませんが、基本的に暴言や暴力、嫌がらせをやめることができない人なんです。

優しい時もあったかもしれませんが、基本的にはあなたの意見を否定し、あなたを認めてくれることはない人なんです。

あなたは夫と離れるまでに何度も注意をして、「これだけはやめて欲しい」となにかしら訴えてきたのではないですか?

あなたができることは全てやった上で、それでも夫の言動は改善してされず、仕方なく夫と離れているはずです。

そのことを忘れてはいけません。

暴言や暴力、嫌がらせ行為がない時もあるけれど、ある時もある。

その両方があることが問題なのです。

ない時もあるからいいのではなく、ある時もあることが問題なのだと気がつくことが大事です。

そのことを忘れたときは、ぜひ日記など過去の夫の言動の記録を見返すようにしてみてください。

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父親がいないと子どもがかわいそう…

夫と別居して、久しぶりに子どもが夫と会った時の嬉しそうな顔を見ると、「やっぱり私のしたことは間違いだったのかな」「父親のいないのは、子どもはかわいそうだよね」と感じました。

このことが一番辛かったです。

当時私は、夫は子どもにとってはいい父親。

そう思っていましたが、今思い返すと決していい父親ではありませんでした。

子どもに対しては暴言はなかったと当時は思っていましたが、今思い返せば全然暴言はあったなとも思うんです。

私ほどにキツイ暴言がなかっただけで、世間一般では暴言になります。

今夫と完全に離れて、完全に交流を絶ったから理解できるけれど、当時は気がつくこともできませんでした。

当時は自分自身がもっとひどいことをされていたので、感覚がマヒしていた、もしくは完全にコントロールされていたので自分で考えることができなかったと思います。

私に対してほどではないイコール子どもには暴言はなかったと勘違いしていましたが、子どもに対して少しでも嫌がる言葉、傷付く言葉をいうことはすでに虐待です。

そして夫は子どもの前でも平気で私をバカにしていましたし、平気で罵ったり怒鳴ったりもしていました。

これは子どもに対する虐待と同じです。

例え子どもに対しては暴言を吐いていなくても、父親が母親に対して暴言を吐いている姿を見ることがすでに虐待と同じくらい子どもの心を傷つけているのです。

日常的に両親の暴力や暴言をみている子どもの脳は、視覚野の一部が萎縮しているという研究データもあるくらいです。

つまりモラハラをみて育った子どもは、記憶力や学習への影響が出るといわれているんです。

子どもは無条件に父親を慕っていますから、どんな父親であっても父親が大好きです。

だからどうしても子どもを不憫に感じるかと思います。

だけど、父親が母親に対して暴言や暴力、嫌がらせ行為があること、母親が父親に対して怯えている姿を見せることも、子どもの心を傷つける行為なのです。

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私が悪いところを直せばうまくやっていける

「私の性格にも問題がある、私の悪いところを直せば夫の嫌がらせもなくなる」

そう思う人も多いですよね。

そもそもモラハラは、自分の気分などから、妻が何も悪くなくても妻が悪いことをしたような形で妻を責めます。

例えば食事を出した時

夫

こんな冷めた食事よく出せるな

といってきたとします。

妻としてはあたたかい料理を出したつもりですが、冷めていると言われたので、翌日は意識してもっとあたたかくして料理を出しますよね。

すると夫は

夫

俺をやけどさせる気か!

といって怒るのです。

つまり妻が何をやっても、どんな行動をとっても夫は何かしらイチャモンをつけるのがモラハラ夫なのです。

あなたがどんなに努力して、性格を変えたとしても何も変わりません。

あなたがどんな完璧に家事や育児をしたとしても、重箱の隅をつつくように何かしら見つけて、もしくは作り上げて責めてくるんです。

あなたが悪いところを直すことになんの意味もありません。

また大前提として、仮にあなたに何か大きな問題があったとしても、夫の度重なる暴言や嫌がらせ、暴力をふるう行為は何倍も悪いことなんです。

夫のストレスは夫自身の問題であり、自分の責任で処理するべきなのです。

どんなにあなたが悪いとしても、それは暴言や嫌がらせ、脅しや暴力などをやられてもいい理由にはならないのです。

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生活の不安は支援がある!

そもそも夫と別れることに、生活やお金の不安があって踏み出せない人が大半です。

経済的に弱い立場だからこそ、モラハラの被害にあいやすいのも事実。

実際に相談を受けていても、経済的な不安から別れる決心ができない人が圧倒的に多いです。

しかし今の時代、国や自治体などでさまざまな支援が充実しています。

実家に頼れず住む場所がなければ母子生活支援施設(母子寮)があるし、いますぐ逃げ出したいならDVシェルターもあります。

収入に合わせて家賃が決まる市営住宅や県営住宅なら、家賃も安く済みますし、母子家庭なら優先的に入りやすいです。

お金の面でも児童手当以外に母子家庭には児童扶養手当もありますし、スキルアップするための援助もあるんです。

生活や子育てに関しては、国や市町村、福祉施設などからの支援を最大限に利用すれば、安全に安心してして生活することは可能です。

生活が不安なら、まずは市町村役場で相談してみてくださいね!

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子どものケアも忘れずに

父親の暴言や暴力、陰湿なモラハラを見てきた子どもは、将来夫のようなモラハラ人間になるのではないかと不安を感じている人も多いと思います。

どんなに小さくても、平気なように見えても、子どもなりに感じることがあり密かに傷ついていることもあるのです。

不安を感じ恐怖心をもち、大人の顔色をうかがい緊張しながら毎日過ごしていることもあります。

そうなると子どもの感情は抑えつけられ、自分の気持ちを表に出すのが苦手な無感情な子どもになる場合もあります。

不登校や引きこもりになるケースも少なくありません。

暴言や暴力、モラハラのない環境で、子どもが安心して感情を出せる環境を作ることが最も重要です。

そのためには、母親自身が夫からのモラハラに怯えず、安心して生活することも同じように大切なんです。

母親が父親のモラハラに怯え、心が疲弊してどんどん沈んでいくのを見て、子どもは母親を心配し母親のために自分の感情を抑えて我慢する子どももいるのです。

モラハラ夫と離れることは、子どものためでもあるということです。

子どもが安心できる環境を作ること、自分の感情を安心して出せる環境を作ることを意識してあげてくださいね。

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まとめ

やっとの思いでモラハラ夫と離れても、その後不安と恐怖心から夫の元に戻ってしまう女性は多いです。

言い換えればそれくらいシングルマザーはそのくらい過酷とも言えますよね。

しかしそれで夫の元に戻っては、今よりもっと悲惨な状況になることは間違いありません。

もしあなたが今夫と離れて不安に思うなら、よく夫とのことを思い出し、考え方を変え、正しい情報を知るようにしてくださいね!

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