モラハラ夫の“執着”は愛じゃない。あなたを縛る本当の理由とは？

一度は「愛し合って結婚したはず」の相手なのに、気づけばあなたの心を追い詰める存在になっていた――。

暴言や無視、理不尽な怒り。

そして、突き放すような態度を取りながら、いざあなたが離れようとすると必死で引き止めてくる。

「これって、まだ愛されてるってことなのかな？」
「本当に離れていいのか不安…」

そんな迷いを感じたことはありませんか？

この記事では、「モラハラ夫の執着」と「本当の愛」の違いを心理面・行動面から丁寧に解説しながら、あなたが自分の人生を取り戻すための視点をお伝えします。

モラハラ夫の“執着”は愛情ではなくコントロール欲求

引き止め方に込められた本音

モラハラ夫は、自分からは「もう離婚だ」と突き放す言葉を繰り返す一方で、あなたが本気で別れを決意すると、今度は態度を一変させて引き止めてきます。

そのどれもが、“あなたの意思を尊重するため”ではなく、“自分の支配が終わることへの恐れ”から来ています。

あなたの気持ちは尊重されていない

本来、愛とは相手の意志を尊重し、必要なら距離を置くことも受け入れる姿勢です。

しかし、モラハラ夫の反応は真逆。

あなたが「別れたい」と言っても、真剣に向き合おうとはせず、怒りや同情であなたの感情をねじ伏せようとします。

これは愛ではなく、ただの支配と所有の感情です。

謝罪や“変わる”という言葉に騙されないで

本当に変わる人は、言葉よりも行動で示す

「変わるから」「やり直したい」と口では言っても、長年変わらなかった態度が今すぐに変わることは極めてまれです。

大切なのは、“これまで実際にどんな努力をしてきたか”です。

過去に同じような言葉を聞いたけれど、結局何も変わらなかった――

そんな経験があるなら、今回も同じ結果になる可能性は高いでしょう。

あなたの行動にだけ変化を求めてくる

モラハラ夫の「変わる」という言葉には、多くの場合“あなたが戻ってくるための条件”が隠されています。

本当の意味で愛されているなら、あなたの努力ではなく、相手自身の行動が先に変わるべきなのです。

「執着」と「愛情」の決定的な違いとは？

執着＝自分本位、愛情＝相手本位

内容	執着	愛情
出発点	自分の感情を満たしたい	相手を大切にしたい
相手の意志	無視または否定	尊重・共有
離れようとした時の反応	怒り・引き止め	話し合い・受容

あなたの「別れたい」という気持ちを理解しようとせず、「お前が悪い」と責めてくるのは執着です。

反対に、理由を聞き、改善する姿勢を示すなら、それは愛情の一部といえるでしょう。

執着すら示さないケースもある

あっさり別れるモラハラ夫の裏事情

モラハラ夫の中には、あなたが離婚を切り出しても驚くほどあっさり受け入れる人もいます。

これは決して“円満な別れ”ではなく、以下のような理由が考えられます。

つまり、あなたを「人」としてではなく「道具や所有物」として扱っているため、別れることに感情的な痛みを感じないのです。

まとめ ― それは“愛されている”からではない

モラハラ夫の異常な執着は、あなたを大切にしているからではなく、自分がコントロールできる存在を失いたくないからです。

そしてあなたが離婚を決意するまでに積み重ねてきた我慢や努力は、無意味ではありません。

むしろ、あなたが限界まで頑張った証拠です。

本当の愛情は、相手の声を聞き、感情を理解しようと努めるものです。

今一度、あなた自身の意思と幸せの形を、静かに見つめ直してみてください。