モラハラ夫はなにかあるとすぐに自分から
「出ていけ」「離婚だ」
などと言うくせに、
いざ妻が離婚を申し出ると断固拒否します。
あれだけ離婚離婚と騒いでいたんだから、
あっさり応じてくれると思っていたのに
この夫の態度に驚くかもしれませんね。
モラハラ夫が離婚に応じない理由と
対処法についてご紹介します。
モラハラ夫が離婚に応じてくれない理由
まずはモラハラ夫が離婚に応じてくれない理由をご紹介します。
ひとつひとつの詳しい記事も入れていますので、
そちらを参考にしてみてくださいね!
モラハラ夫に自覚がなく加害者意識がない
そもそもモラハラ夫自身には、
「俺はモラハラをしている!」という自覚がありません。
だから妻がどんなに「夫の暴言で傷ついた」と訴えたとしても
「なんで俺が悪いんだよ!お前が被害妄想はげしいだけだろ!」
「俺は悪くないから別れない」
という心理です。
私の元夫も出会ったときバツイチでしたが、
なぜ前妻が出て行ったのかまったく理解できていない様子でした。
おそらく今回も全く理解できていないんだろうなって思います。
「俺はなんて女運が悪いんだ」
こんな風に思っているんでしょう。
離婚に至る原因、理由がまったくわからないので、離婚に応じません。
モラハラ夫は相手の気持ちを想像できない
モラハラ夫は相手の気持ち、
妻の気持ちに寄り添うことができません。
共感能力の低さもありますが、
妻の気持ちを想像することができないんです。
ただ厳密にいうと、
モラハラ夫は妻の気持ちを理解する能力がないわけではありません。
別の記事でも書いていますが、
モラハラ夫は妻が一番言われて痛いところをピンポイントでえぐってきます。
妻の気持ちを理解していなければ、
妻の痛いところをえぐれないですよね。
妻の気持ちを理解はしているはずです。
理解したうえで、妻の思い通りにはさせたくないだけ。
妻が「離婚したい」といえば、
これまで自分が「もう離婚だ!」と平気で言っていたことは棚にあげて、
「お前の思い通りにはさせるか!」
という気持ちから、
離婚に応じない可能が非常に高いです。
モラハラ夫は自信がないから
モラハラをする人はそもそも自分に自信がありません。
自信がないから、自分よりも弱そうな気の優しい女性をつかまえて、
威圧的な態度をとって王様気分でふんぞり返っているんです。
これまで自分には絶対に逆らわない、
なんだかんだで自分のいいなりにしか動かないと思っていた妻が、
突然自分の意思で「離婚する」と主張すると、
モラハラ夫はパニック状態になります。
いつもと違う反応をする妻に、
どうしたらいいのかわからなくなるんです。
わからないから、とりあえず拒否します。
離婚や別居で状況が大きく変化してしまうのは恐怖ですから、
なんとか現状維持するために離婚には応じません。
モラハラ夫の弱点は?弱点を知って上手にモラハラに対処しよう!
モラハラ夫が離婚に応じてくれないときの対処法
それでは頑なにモラハラ夫が離婚に応じてくれないときの
対処法をご紹介します。
といっても、
このブログではずっと言い続けてきたことです。
モラハラ夫から解放されるためには、
この3つが最も重要だということをしっかりと理解していてくださいね。
まずはモラハラの証拠を集める
とにかくモラハラの証拠を集めることは最重要課題です。
これがきちんとできていないと
後々裁判などになったときに、
非常に不利になってしまいます。
ちなみに調停離婚では、
証拠を提出することはありません。
実際に私も証拠は一応とってありましたが、
離婚するときには一度も使うことはありませんでした。
ただ証拠があることで、
もし調停で納得のいく結果にならなければ裁判まで進むぞ!
という覚悟が持てました。
証拠を提出して、
夫の本性を世間に全部ぶちまけて、
慰謝料だってとってやる!
くらいの気持ちでいました。
確かに裁判になればお金もかかるし、
精神的にも非常に辛くなります。
だけどこのまま泣き寝入りするくらいなら、
戦って多くの慰謝料を勝ち取ってやろうという気持ちの方が大きかった。
そのためには証拠が必須です。
調停になれば、
モラハラ夫はこちらの要求は聞き入れません。
必ず一度は拒否します。
これ以上は折れない!
というラインまできたときに、
いつでも裁判まで進める覚悟が必要です。
結果的に証拠を使う使わないではなく、
お守りとして必ず持っている方が交渉で有利に立てます。
必ず証拠は集めておきましょう!
証拠の集め方の詳しい記事はコチラを参考にしてくださいね!
公的機関に相談する
ある程度証拠がそろったら、
次は別居に進んでほしいのですが、
頼れる人がいないとなかなか簡単には夫から離れるのは難しいですよね。
そんな人は、公的機関に相談してみてください。
市町村役場や女性センター、
福祉事務所などさまざまな機関で相談することが可能です。
別居したいけど行くところもお金もない状況なら、
母子支援センターへの入寮について相談できます。
ただ辛い気持ちを聞いてもらうだけでも
心が軽くなることもありますし
誰かに相談することは大事ですよ。
公的機関に相談することで、
そんな簡単に夫から離れられるんだ!
と驚くかもしれません。
お金がなくてもガマンしなくてもいいんだ!
と希望が見えるかもしれません。
また市町村役場などには、
無料で弁護士相談ができるところもあるので、
法的な観点からアドバイスをもらえることもありますよ。
- お金がないから
- 仕事がないから
- 子どもが小さいから
もしそんな理由で夫との離婚や別居をあきらめているなら、
ぜひ公的機関に相談してみてくださいね!
モラハラ相談はどこがいい?モラハラで困ったときの相談窓口まとめ
早めに別居する
モラハラ夫との離婚を本気で考えているけど、
夫が応じてくれない場合は早めに別居します。
ここが一番大変だとは思いますが、
別居までいけば離婚まで時間がかかったとしても、
ひとまず平穏な生活は手に入ります。
またモラハラ夫から物理的に離れたおかげで、
これからのことを冷静にゆっくり考えることもできます。
- 気持ちを整理すること
- 支配から逃れられること
- 洗脳を解くこと
- 将来についてじっくり考えること
もちろん夫が迎えに来る可能性もありますし、
信じられないくらい下手にでて謝り倒す場合があります。
「改心した」
「もう二度とひどいことはしない」
「だから戻ってきてくれ!」
などと懇願してくるかもしれませんが、
これはあなたを連れ戻すための戦略だということを
頭に入れておいてください。
ここで同情したり流されて戻ってしまうと、
さらにモラハラがエスカレートすることも考えられますので注意してくださいね。
また別居の際には、婚姻費用を請求しましょう!
モラハラ夫と別居を決めたなら!別居の手続きと準備に必要なものは?
モラハラ夫と別居中も生活費を確保する方法!婚姻費用ってなに?
まとめ
モラハラ夫は妻の思い通りにさせたくない気持ちや
自覚がなく離婚の心当たりがないなどから、
離婚に応じないケースが多いです。
モラハラ夫から脱出する対処法は、
もうこの3stepが基本だと考えていいでしょう。
- モラハラの証拠を集める
- 公的機関に相談する
- 別居する
基本的にこの3stepを実行すれば、
どんなに夫が離婚に応じなくても離婚しやすくなります。
時間はかかりますが、
まずはモラハラ夫と離れることが最も重要だということを
理解しておいてくださいね!