どんな人でもイライラしたり感情的になると、ついひどいことを言ってしまったという経験はあるかと思います。

「悪いことをした」と自覚があるからこそ、反省し次は気をつけようと少しづつ改善されていくのですが、「悪いことをした」という自覚がなければ反省することもなく、何度でも同じことを繰り返します。

モラハラ夫には「自分がモラハラ行為をしている」「妻を傷つけている」という自覚がまったくないので、改善するどころが上限なくどんどんエスカレートしていきます。

モラハラ夫は妻を傷つけているという自覚がなくモラハラ行為をしているので、改善させるのは非常にむずかしいです。(だけど本当は気が付いているんですよ。妻がどうやったら傷つくか、本当の本音ではすべてわかっててわざと妻を傷つけているんですが、そこに気が付くと気持ちよくモラハラができないので見ないフリをしています。)

★モラハラの仕組みについての詳しい記事はコチラ!
絶対に妻の気持ちに寄り添わないモラハラ夫!

自分の夫がモラハラだとわかったら、まず夫自身に「自分はモラハラだ」と自覚してもらい、どれだけ妻を傷つけてきたのかを理解してもらいたいし、少しずつでも改善してもらいたいですよね。

今回はモラハラ夫にモラハラを自覚させる方法についてご紹介します。

モラハラ夫はモラハラを自覚できる?

モラハラ夫は自分がモラハラをしている自覚がありません。

それは「自分は妻のために言ってる(やってる)」と、なんなら親切心でやっていると思っています。
自分の行いが正義だと信じ、正しいことをしていると信じているんです。

ですから、妻から「あなたがやっていることはモラハラなのよ」と言われたら、心外だと怒りだすでしょう。

自分の行いが正しい、正義だと信じている人を変えるのは非常に難しいです。

モラハラを自覚させる方法

モラハラといっても、みんながみんな同じではなくモラハラにも個性がありますから、人によって効果がある人ない人が必ずいます。

いくつか試してみて、自分の夫がどの方法なら効果的かを見極めてくださいね。

ただし急にいくつもやりすぎると、「こいつはなんとしても俺をモラハラに仕立て上げようとしているな」と、ますますあなたの言葉を受け入れてくれなくなります。

夫の特徴や性格を考え、一番効果がありそうなものから試して、ダメならしばらくは何も言わないやらないで、忘れたころに別の方法を試すようにした方がいいですよ。

ストレートに「あなたがやっていることはモラハラ行為なのよ」と伝えてみる

これは妻が言ってもほとんどの場合効果はありません。

逆に「俺がおかしいというのか!」と逆ギレされるのが関の山です。

モラハラ夫は、自分よりも下に見下している妻の言葉に耳を傾けません。

ストレートに伝えたいなら、夫よりも上の立場である、夫の親や友人など第三者から伝えてもらうのがいいでしょう。

もしくは夫のモラハラ行動をいくつか例を挙げて、「専門のカウンセラーの先生に相談したら、それはモラハラの特徴に似てるって言われたよ」「自己愛性人格障害の人と症状が似てるって言われたよ」というように、妻の意見ではなく、第三者のしかも専門家の意見だというように話すと、モラハラ夫も受け入れやすいと思います。

きちんと診察を受けたわけではないので、断定するよりも「症状や特徴が似てる」というニュアンスで話しましょう。

モラハラ夫にやられたこと言われたことをそのまま返してみる

モラハラ夫がやったこと言ったことを、そのまま同じことを夫にやり返す(言い返す)方法ですね。

この方法なら自分がやった行為がモラハラだと自覚できないにしても、やられたらイヤな気持ちになるということは理解できるはずですよね。

モラハラ夫のやること言うことを、まったく同じことをそのままやるのは効果があるケースもあります。

ちなみに私の夫には全く効果ありませんでした。

夫に言われたことをそのまま同じことをいうと、「はい!お前のそれがモラハラ!」「モラハラはお前やろ!俺が被害者や!」と言ってきました。

「あなたが先に私に同じことを言ったんでしょ。だったらあなたがやってることはモラハラなんじゃないの」というと、「俺とは事情が違う」「ニュアンスが違う」などと言いだし、最終的には「俺はそんな言い方はしてない」「お前の言い方の方がトゲがある」などと訳のわからない難癖をつけてきました。

いくら「言われたらどんな気持ちになるのかわかってほしくて、一語一句間違わず同じことを言った」といっても、事実を平気で捻じ曲げて「そんなこと言った覚えはない」「話をつくるな」と言い、後日ケンカになったときに「前にお前にこんなことを言われた!」と、いつまでもいつまでも「俺が言われた」「やられた」と決まって被害者面します。

事実をいくら話しても「お前が話をねつ造している」と、モラハラ夫自身が事実をねつ造するので、本当にタチが悪いです。

話し合いになりません。

人によっては今後いつまでも「お前がモラハラだ」「こんなひどいことをやられた!(言われた)」と、こちらがモラハラ扱いされる危険性があることも、心にとめておいてください。

カウンセリングを受ける

モラハラは特殊ですから、専門家の力を借りることが一番だと思います。

というかコレを一番お勧めします。

ただモラハラ夫は自分がモラハラをしている自覚がないので、カウンセリングに受ける必要性を全く感じていません。

そこで夫だけにカウンセリングを進めるのではなく、妻と一緒に夫婦カウンセリングを受けるように勧めるといいと思います。

「私も一緒にカウンセリングを受けるから、夫婦のために受けてほしい」と言ってみると、案外素直に受け入れてくれるかもしれません。

夫としては「自分は何も悪くないけど、妻の精神状態がおかしいから付き合ってやっている」と思わせている方が、すんなりカウンセリングや診察を受けてくれると思います。

そこで「夫の方に問題があった」もしくは「妻だけではなく夫にも問題があった」と言われ、対策が必要だと専門家に言われたら、夫はショックを受け最初は認めたくないと思うかもしれませんが、夫なりに考え治療する気になるかもしれません。

ただしモラハラ夫本人にカミングアウトするかどうかは、担当の医師と相談して決めてください。

本人に告げるならそのタイミングや言い方なども決めておくといいです。

モラハラ夫が自分がやってきたことは妻のためではなく、実はモラハラ行為だったと自覚して、きちんとと治療すれば、症状もモラハラ行為自体も減ってくる可能性も高いので、なんとかカウンセリングや精神科医での診察を受けさせることをおすすめします。

ちなみに私の夫にもカウンセリングを受けてもらいましたが、夫はカウンセリング自体が胡散臭いと感じていたようで、継続できず効果なしでした。

夫なりに考えることはあったようですが・・・

私の場合は、数年前夫からひどく暴力を受けた直後子どもを連れて実家に帰り、夫とやり直す条件として「カウンセリングを受けること」として、カウンセリングを受けてもらいました。

おそらく夫の本音は「俺は何も悪くないのに、なんで高い金出してこんなのに通わないとあかんねん」と思っていたようですが、カウンセリングを受けないと本当に離婚されると思ったようで仕方なく受けたようです。

結局「お金もったいないし」といって通わなくなりましたが。

その当時私は、夫はモラハラよりもDVを疑っていたので、その後暴力はなくなったことで私もカウンセリングはそのままあやふやにしてしまいました。

夫は「殴ったのは悪いけど、殴られるお前も悪い」と言い「自分は悪くない。お前が悪いから仕方なく殴ったんだ」という考えは変わらず、最後まできちんとした謝罪はありませんでした。(それは別居した今でも変わっていません)

この時点で私も「夫はモラハラか?」と気づくべきだたったのですが、当時は私自身も「モラハラ」「精神的なDV」があることすら知らなかったので、「夫はモラハラかも」と思い当たるまでにとても時間がかかりました。

そして夫は暴力がなくなった反動で、言葉の暴力が悪化していきました。

あの時もっとしっかりと夫にカウンセリングを受けさせていれば、もしくは私も一緒に受けていれば、今の状況はもっと変わっていたかもしれませんね。

酷いモラハラになると、カウンセリングや精神科の先生にまでキレて暴言を吐き倒す強者もいるようです。

ここまでくるともはや末期ですから、自覚させることも治療することもむずかしいかもしれませんね。

DVやモラハラのチェックシートをやってみる

「いくつあてはまればモラハラの可能性あり」という、DVやモラハラのチェックシートを、一緒にやってみるのといいと思います。

ネットにも載っていますが、モラハラ夫は自分に不利になりそうな情報はあまり信用しない傾向にあります。

ネット上の情報だと、一緒にチェックシートをやってみてモラハラ度が高いと診断が出た途端「どこのだれが作ったかわからんものを信用できるか」と難癖をつける可能性もあります。

可能なら専門家のところでチェックシートをもらうのが一番効果的かなと思います。

それによって「自分はもしかしたらモラハラの素質があるのか?」と気づくきっかけになるかもしれません。

妻と子どもが出て行ってから自覚する

モラハラ夫が自分のモラハラを自覚したきっかけで一番多いのが、妻と子どもが出て行ってからはじめて気がつくパターンです。

本気で妻が出て行くなんて思っていなかったのに、ある日突然ひとりになって「どうしてこんなことになったんだ」「確かにちょっと言い過ぎたかも・・・」と冷静に考え、気がつくケースが多いようです。

最終手段ですが、ここで初めて気がつく人も多いので、本気で別れる覚悟が出来たら一度本当に離れてみるのも手かと思います。

ただし中途半端な気持ちで軽々しく「離婚する」「別居する」と騒いでおいて、すぐに元サヤに戻ってしまっては、「こいつはやっぱり俺から離れられない」とますますモラハラが激化する可能性がありますので、「最悪本当に離婚する」「夫がモラハラを自覚して改善するまで戻らない」と確固たる決意の元、行ってください。

ちなみにですが、私の夫は私と子ども達が出て行って半年以上経った今でも、自らの言動をふり返る気持ちすら一切ないようです。

今でも自分ひとりが我慢していて、自分ひとりが被害者だと思っています。

残念ながら、何をやっても自覚できない人もいます。

まとめ

ネットや専門的な書籍をみても、「モラハラ夫とはさっさと別れて縁を切るべきだ」と言われていますが、どうしても離婚できない人もいるでしょう。

しかし夫が自分のモラハラを自覚しなくては、改善はほぼ不可能に近いです。
まずは夫が「自分は妻を追い詰めている!」「このままじゃ妻も子どもも出て行ってしまう!」と気づき危機感を感じることで、被害の拡大は防げるかと思います。

モラハラ夫に自分のモラハラを自覚させるのは非常にむずかしいですが、いろいろな方法を試して夫が自覚してもらえればモラハラが軽減する可能性もあります。

希望を捨てずに、ぜひチャレンジしてみてくださいね!