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野田小4女児虐待死亡事件は防げなかったのか・・・逮捕の母親もDV被害

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千葉県野田市で父親から虐待されていた女児が死亡した事件で、

母親も関与したとして逮捕されました。

 

しかし母親自身も

夫からひどいDVを受けていた被害者でした。

 

母親は子どもを連れて逃げるなり、

役所や警察に相談するなりできなかったのでしょうか。

 

これこそがDVによる

「マインドコントロールによる支配」の恐ろしさだなと思います。

 

親の暴力によって、

子どもの命が奪われるなんてことは絶対にあってはいけないことです。

事件概要

千葉県野田市立小4年の栗原心愛(みあ)さん(10)が自宅浴室で死亡した事件で、県警が傷害の疑いで逮捕した母親のなぎさ容疑者(31)が、心愛さんが死亡した1月24日、父親の勇一郎容疑者(41)=同容疑で逮捕=と共に「午前中から自宅にいた」と逮捕前の任意聴取に話していたことが4日、捜査関係者への取材で分かった。

捜査関係者によると、勇一郎容疑者は24日の「午前10時ごろからしつけで休ませずに立たせた。悪いことをしたとは思っていない」と供述。県警は、なぎさ容疑者が勇一郎容疑者を制止せず、黙認していたとみて詳しい状況を調べる。勇一郎容疑者からドメスティックバイオレンス(DV)を受けていた可能性があるとの情報も把握。暴行に積極的に加わってはおらず、従属的立場だったとみている。

母親の目の前で凄惨な虐待行為が行われていたのに、

なぜ母親は止められなかったのか。

DVはマインドコントロールを伴う支配

このニュースを見て、

「母親がなぜ止めなかったんだ!」

「せめて子どもを連れて逃げるなり警察に相談すれば良かったじゃないか!」

と怒りを覚えた人も多いのではないでしょうか。

 

以前にもこのブログでご紹介しましたが、

モラハラやDVは

「マインドコントロールを伴う支配による暴力」です。

 

母親自身もひどい暴力を受けていました。

 

母親は

「娘が暴力を受けている間は、

私が暴力をふるわれないので止められなかった」と供述しています。

 

普通だったら、

「そんなの信じられない!」

「母親なら身を呈してでもわが子を守るだろ!」

と思うでしょう。

 

しかしこの母親は、

たび重なる暴力でまともな精神状態ではなかったと思われます。

 

DVやモラハラを受け続けると、

被害者自身の人格まで変えてしまいます。

 

DVやモラハラによる過度なストレスと

極度の緊張状態が続くことによって、

脳や心に深刻なダメージを受け、

だんだんと感情のコントロールができなくなってきて

イライラしてきたり、無気力になってきます。

 

普通なら母親が殴られても子どもを守ろうとすると思いますが、

実際に何度も何度も暴力を受け続けた人は、

その恐怖心と緊張状態から何も考えられなくなり、

子どもが虐待を受けていることから目をそらし、

心を閉ざしてしまったのではないでしょうか。

 

正常な判断ができなくなり、

自分の頭で考えることをやめ、

夫の言われる通りに行動するしかない。

 

それがマインドコントロールによる支配なんです。

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「逃げる」「相談する」と誰もが考えられそうなことが、

もう判断できなくなってしまっているくらい

追い詰められていたんだと思います。

 

今回の事件では母親も逮捕されましたが、

母親自身も被害者だと私は思います。

 

もちろんひとりの子どもが亡くなっているんですから、

母親も許されません。

 

だけど、

この母親も一緒に救うことはできなかったのか?と思います。

 

児相や学校が虐待やDVを把握していたのなら、

周りがもっと手を差し伸べることはできなかったのでしょうか。

 

逮捕された母親はきちんと治療して心が正常に戻ったときに、

「自分のせいで娘が亡くなった」

という現実に苦しむことになるんじゃないでしょうか。

 

でもどんなに後悔しても、

愛するわが子はもう二度と戻ってきません。

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事件は防げなかったのか

今回の事件で、

一番悪いのは当然暴力をふるっていた父親ですが、

正直学校や児相の対応にも責任があると思います。

 

だいたい「秘密は厳守します」とか書いといて、

なにいじめの張本人の父親に見せとんねん!って話しですよ。

 

母親逮捕するなら、

この教員も逮捕しちゃえよ!って個人的には思いますけどね!

 

ほんと腹立たしい!

 

この場合、父親には接触しないで、

児童相談所や教育委員会、行政、警察などに相談して、

秘密裏に動くべきだったんでは?と思います。

 

こんなことしていては、

今後アンケートなんか取ったって、

子ども達も「結局バラされてんじゃん」と思うと、

もう二度と素直に訴えてくれないんじゃないかと思います。

 

現に心愛さんも二度目のアンケートでは何も書いていなかったそうです。

 

「もう書いても意味ない」

「書いたらまた父親にバラされてもっとひどいことされる」

とあきらめてしまったんでしょうね・・・

 

ほんと、

先生に訴えてなんとかしてくれるかも!

とわずかな希望にすがったら、

父親にバラされてもっと酷い目に遭って・・・

 

どんなにか絶望したことだろう・・・

 

今回の事件は絶対に防ぐことができたはずなんです!!

 

だって心愛さんがちゃんとSOSを発信していたんですから!

 

周りの大人が誠心誠意もって、

きちんと対応していたら、

子どもに愛情をもって守らなければいけない!

という使命感があれば、

父親に告げ口することもなかったと思います!

 

もっと学校、児相、行政、警察などが連携して、

心愛さんも母親も救えたんじゃないでしょうか。

 

だいたい母親が逮捕されたら1歳の妹さんはどうなってしまうのー?

 

おそらく母親本人が自主的に逃げるという選択肢は、

この時にはすでになかったんじゃないかなと思います。

 

被害者がささやかな抵抗をしたら、

それに激高しさらにひどい暴力をふるわれ、

被害者が自ら決めることを許されず、

んだん思考が停止した被害者は、

この頃にはただ加害者のいうなりになってしまっていたんではないでしょうか。

 

そこまで精神的に追い詰められていたんでしょう。

 

本当なら、

そこまで精神的に追い詰められる前に、

もっと早く!モラハラ夫やDV夫から逃げてほしいです!

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まとめ

DVやモラハラは

家庭の中だけで起こっていて外からは見えないために、

本人がSOSしないとなかなか気がつきにくいです。

 

被害者自身が完全に支配されてしまっていては、

逃げ出す気力も判断力も行動力もなにもなくなり、

状況が悪化して

今回のような最悪な結果を招くこともあります。

 

完全に支配される前に、

「辛いな」「最近ささいなことでイライラするな」

と感じたら、迷わず相談してください!

 

それはあなたの命を守ることと、

子どもの命を守ることに繋がります。

 

こんな残酷で悲しい事件はもう二度と起きてほしくないですね。

 

亡くなった心愛さんには、ご冥福をお祈り至ります。

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この記事を書いた人

-RYOKA NATSUMOTO-
 
モラハラ対策カウンセラー
 
正しいモラハラ対処法やモラハラ夫からの解放。
 
そしてモラハラ夫との離婚で絶対に損しないためのお役立ち情報などを発信しています。
  
私と同じように夫のモラハラに苦しみ、子どもが小さくて別れられずに悩んでいる人のサポートを目指します!
  
よろしくお願いいたします。
 

 

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