「話し合えば、わかってくれるはず」
そう信じて、私は何度も夫と向き合おうとしてきました。
でも、現実は違いました。
- 話しているうちに怒鳴られ始める
- 話がいつの間にか全く違う方向にねじ曲げられる
- 冷静に伝えたつもりが、最終的に私だけが責められて終わる
「もしかして、話し合いが通じない人なのかも…」
そう思ったのは、一度や二度ではありません。
この記事では、モラハラ夫との話し合いに何度も挑戦した私の体験をもとに、なぜ彼らとは話し合いが成立しないのか、そしてそれでも必要な話し合いをどう乗り越えるかについて、感情を込めてお伝えします。
結論:モラハラ夫との話し合いは「基本的に不可能」
最初に、身もフタもないことを言います。
モラハラ夫とは、まともな話し合いは成立しません。
なぜなら、そもそも「話し合いをする」という意識自体が、モラハラ夫にはないからです。
彼にとっての会話は「支配」や「自己正当化」であって、お互いの意見を擦り合わせる作業ではないのです。
なぜ話し合いが通じないのか?夫の“本質”にある理由
モラハラ夫には「強い意志」や「一貫した考え」がない
モラハラ夫は、自分の中に明確な価値観や信念を持っていません。
ついさっきまで強く主張していたことも、都合が悪くなれば簡単にひっくり返します。
自分の発言に責任を持とうという意識もなく、すべて「その場の感情」で生きているのです。
ある日、こんなことがありました。
「文句があるなら出て行けや」と言うので、私は本当に荷造りを始めました。
すると次の瞬間、「ほんまに出て行くん?冗談やのに」
「自分がそう言ったんやろ」と返せば、「お前が言わせたんやろ」と逆ギレ。
会話にならないとは、まさにこのこと。
彼の発言には中身も責任もない。すべてが感情ベースの“瞬間的な都合”で変わっていくのです。
話し合いが「罵り合い」へとすり替わる構造
一度冷静に話したいと思っても、いつの間にか罵詈雑言の嵐に変わっていきます。
たとえば我が家の話です。
子どもがハイハイを始めた際、危険な場所には鍵をかけたりベビーゲートを設置するなどの対策を講じていました。
しかし、夫が毎回鍵やゲートを閉め忘れるため、注意したときの会話です。

お風呂のドア、毎回閉めてって言ってるよね。子どもが入ると危ないから。



は?お前もできてへんやん。



私は毎回やってるよ。



先月◯日に閉めてへんかったやろ。



(そんな前のこと…?)
・・・私も気を付けるからあなたも気を付けて。



まず自分が完璧にやってから言えや。偉そうに。
そこから会話はすぐにヒートアップし、気がつけば…
「家事も子育ても中途半端なくせに説教するな」
「お前には話す権利なんかないわ!」
結局、私が最初に伝えたかった「子どもの安全」の話題はどこかへ消え、ただ一方的に怒鳴られ責められるだけの時間に変わっていきます。
夫は子どもの安全よりも、「妻に文句を言われて腹ただしい」「妻を言い負かせてやろう」という感情の方が大事なんです。


私が実際に試した「話し合いテクニック」──結果と効果
私は本気で話し合いを成立させたくて、いろいろ試しました。
でも、結論はひとつでした。
どれも効果なし。
話し合いは成立しない。
以下、それぞれ試した方法と結果です。
① 褒めて伸ばす
「○○してくれてありがとう」
「あなたはやればできる人だと思うよ」
引くレベルで調子に乗ります。
→【結果】:逆効果! 調子に乗って自分は正しいと勘違い。
「こんないい旦那他にはおらんぞ」
と、まで言い出す始末。
「注意」や「お願い」をすると一気にキレる。


② 放置する
正直、話しても無駄だし、もういいやってあきらめモードで放置していたこともあります。
→ 無視と受け取られ、逆ギレ。
「俺が正しいからお前は何も言えない」
と、モラハラが加速。
③ 録音する(お互いに了承の上)
自分の暴言を客観的に聞けば、なにか感じるんじゃないかと思ったことと、話がそれることを防ぐ目的で。
もちろん夫も了承して、目の前で録音しています。
「録音してるからって、自分に有利に進めようとしてる!」
と、またキレる。
録音の存在が暴言の抑止力になるどころか、むしろ火に油。
録音していることわかってるんだから、自分も冷静に主張したらいいのに、それができないのがモラハラ夫なんですかね・・・
④ 第三者をはさむ(自分の両親など)
→ 少しは効果あり。
ただし“マシ”なだけで効果はなし。
人前では取り繕うけど、帰宅後にはその反動で爆発することも。
そのときだけしおらしいけど、夫自身心から変化、解決を望んでいないので全く意味がありません。
話し合わないと生活に支障が出る…そのときどうすれば?
もちろん、夫婦で生活していれば話さなければいけないことは山ほどあります。
子どもの進学、習い事、家計の見直しの話──。
でも、モラハラ夫と何でも「相談ベース」で話そうとすると、結局は責められたり、論点をずらされたり、話し合いにならないまま終わってしまいます。
では、どうするべきなのか?
話すべきときは「相談」ではなく「結果報告」に切り替える
モラハラ夫との会話は“相談”してはいけません。
話し合いを前提にすると、「俺は反対」「そんなのありえん」と感情的に否定され、話そのものが破綻します。
そうではなく、結論だけをシンプルに伝えて終えるのが正解です。
「来週、子どもの歯科健診で午後に外出します」
「保育園からの連絡で、4月から週5で預けることにしました」
「家計簿を見て、今月は〇〇に支出を抑える予定です」
このように、相談ではなく決定事項として伝えることで、相手に口出しの余地を与えずに済みます。
反論されたとしても、「そう決めました」とだけ伝えて深く話さないのが鉄則です。


本当の相談は、信頼できる第三者にする
とはいえ、何でも一人で決めるのは大変ですよね。
だからこそ、“相談”は信頼できる親・兄弟・友人などにするのがおすすめです。
あなたの味方でいてくれる人、冷静に助言してくれる人に気持ちを聞いてもらいましょう。
モラハラ夫は“相談”を理解しようとせず、対等なやり取りができません。
相談をすることであなたが弱い立場に見えると、さらに優位に立とうとすることすらあります。
だから、「一緒に決める」ではなく、「私はこうします」と伝えるのが、自分を守るために最も安全で現実的な選択です。
まとめ:モラハラ夫に話し合いは通じない。
何度も夫と向き合おうとした私が、たどり着いた結論はこうです。
モラハラ夫とは、基本的に話し合いは成立しません。
でも、それはあなたが悪いわけじゃない。
あなたが我慢が足りなかったわけでも、言い方が悪かったわけでもない。
彼に「他人の気持ちを理解する機能」がないだけです。
共通ルールのない相手に、正しさを求めること自体が無理なのです。
どうか、あなた自身の心と時間を守る選択をしてください。


コメント
コメント一覧 (2件)
モラハラ夫は被害妄想がすごい。納得してます。
あちらが暴言を吐き、離婚と言い出し家を出たのですが、家を追い出された。おれはそんなこと言ってない。記憶にないといい。
話あいが出来ないからと調停をいきなり申し立ててきました。調停と弁護士には嘘ばかり。私を悪者にします。
もうどうしようもないほどの被害妄想。そして弁護士をつけてるから強気で攻撃的で本当怖いです。もう負けて終わるしかないと思ってます。子供も会いたくない。けど、もうやめてほしいからとお父さんと連絡とりました。
お母さんに悪口言われてる。子供に話なと被害妄想です。
子供は父親に暴言吐かれ、私がそれを止めてそしたら離婚まで発展し、話あいを始めはしてくれましたが勝手に話あい出来ないと決めて調停と弁護士です。本当お手上げで離婚しかありません。
謝らない夫に腹が立ちます。
コメントありがとうございます!
モラハラ夫がいよいよ離婚をすると決めると、何が何でもこちらを悪者に仕立てあげてきます。
これまでの悪事がかわいかったと思えるほど、開き直ったモラハラ夫ほど怖いものはありませんよね。
こちらも弁護士を立てて、養育費だけは必ず確保するようにしてくださいね!
また夫の証言が嘘だという証拠のようなものがありましたら、調停で証拠を提出しましょう。
証拠がない場合は、自分で調書を作成して提出するなどでもいいと思います!
調停では絶対にこちらが損しないように勝ち取りましょう!!
弁護士に関してはコチラの記事を参考に、できるだけ無料で相談しまくってみてくださいね!
https://rikon-01.com/rikon-junbi/talk-to-a-lawyer-if-you-have-trouble-divorcing-your-husband-morahara/