モラハラ夫と離婚したら完全に平和になる・・・
そう思っている人も多いかもしれませんが、意外にも離婚した後の方が面倒な場合があります。
一緒に暮らしている間は簡単に逃げられないようにハネムーン期で優しい時期がありますが、調停までいくと一切手加減なしに嫌がらせをしてきます。
離婚もしてるし無視でもいいのですが、下手すればストーカー化する可能性もあるので、それを防ぐためにもある程度準備しておく必要があります。
この記事では私の元夫の離婚調停中からの嫌がらせや、実際にあったモラハラ夫の離婚後の嫌がらせとその対処法をご紹介します。
モラハラ夫は離婚後もしつこく嫌がらせを続ける
モラハラ夫は離婚した後、もしくは調停がはじまってからもさらなる嫌がらせをしてきます。
これまで一緒に住んでいたときやまだ別居期間の間は、あまり追い詰めるとターゲットが追い詰められ逃げられる可能性があります。
これまで散々コントロールして支配して、やっと自分の思い通りに動く自分だけのサンドバックに育て上げたんですから、モラハラ夫としては絶対に逃がしたくないはずです。
そのためモラハラ夫は妻に対して非常に優しくなる期間を設けます。
これをハネムーン期といいますが、これに関しては下記の記事でくわしくご紹介していますので、参考にしてみてくださいね。
モラハラ夫のハネムーン期に期を許さないで!モラハラサイクルを知って冷静にモラハラ夫とむきあおう!
だけどすでに離婚していれば、もう逃げられた後ですから、優しくする必要はありません。
だからただただ自分の感情を発散させたいだけで、元妻にたいして嫌がらせをしてくる可能性は高いです。
モラハラ夫の離婚後もしつこい嫌がらせ例
モラハラ夫が実際に離婚後もしつこく続けてくる嫌がらせの例をいくつかご紹介します。
子どもを利用してしつこく嫌がらせ
よくあるのが、子どもを利用して嫌がらせしてくることです。
私の場合は離婚調停が終わったところですが、調停中面会交流でごねるというわかりにく手法で嫌がらせをしてきました。
まず離婚調停中での面会についての向こうの要望は
・春夏冬の長期休みは、連泊での面会を希望
・その際祖父母宅への宿泊もあり。
あんまりにも厚かましくて笑っちゃいそうになりました。
ただそれも子どもに会いたいという気持ちの表れかと思ったし、子どもにとっても父親との面会は大事だと思っていたので面会についてはきちんと取り決めたいと思っていました。
このブログでも何度か書いていますが、調停中一度面会の機会を作ったんです。
それほど子どもに会いたいなら、本来ならば小躍りして喜んでくれそうなもんですよね。
面会についてすぐに連絡があるかと思っていたのに、待てど暮らせど連絡はなく、結局元夫は子どもに会いたいから面会を希望していたのではなく、ただの嫌がらせだったと気づいたんです。
養育費を減らせるなら子どもに会わなくてもいい。
払わなければいけないなら、会わなきゃ損だという態度。
↓そのあたりについてはこちらの記事で詳しく書いてあるので、興味のある方はぜひ読んでみてくださいね。
モラハラ夫は妻には辛く当たるけど、子どもには優しいっていう人が多い。そう思っている人は多いのでは? 中にはあからさまに子どもに冷たいモラハラ夫もいますが。 少なくとも私は、自分の元夫は、子どものことはちゃんと愛してくれて …
結局私の思い通りにさせるのがイヤで、調停を引き伸ばしてごねてただけだったんです。
離婚調停では決着がつかず、面会交流の調停を申し立てた元夫は、「調停を引き延ばして、何がなんでもまだまだ嫌がらせ続けてやるぜぇ」という気持ちだったに違いありません。
これまでの経緯でそれだけのことがあったからこそ、私は確信できるんです。
もちろん他の人からすれば「それはないでしょう」と思うでしょう。
実際に調停委員の人からも「そんなことはないと思いますよ」と言われましたが、
いいやそんなことがあるんです!!!
断言します。
そういう人間なんです。彼は。
そう私は曲がりなりにもこの人の元妻です。
元妻だからこそわかるんですよ。
これまでの嫌がらせの歴史があります。
普通の人では考えられないような嫌がらせを受けてきた私だからこそわかるんです。
こんな風に第三者からはわかりにくい形で嫌がらせをしてくるのは、もはやモラハラの王道です。
モラハラは加害者であるモラハラ夫だけではなく被害者である妻でさえ、虐待に気がつかないところが恐ろしいんです。モラハラの仕組みをくわしくご紹介します!
面会交流でしつこく嫌がらせ
離婚後面会交流を続けているのであれば、かなりの確率で嫌がらせをしてくるでしょう。
面会日でもないのに子どもに会いに来たり、元妻に隠れて子どもに直接連絡して勝手に会おうとしたりです。
子どもとの面会後には子どものしつけや教育、おけいこ事や服装のことまでネチネチ口出してくることも。
もうね。
なんでもいいんですよ。
モラハラ夫からしたら、なんとか繋がっているターゲット(元妻)に対して、細々とでも嫌がらせを続けることに生きがいを感じているんでしょう。
なんでもかんでも理不尽に口出ししてきて、結局別れた後もモラハラ夫からの嫌がらせは続きます。
離婚後モラハラ夫と子どもを会わせたくないと思っていても、面会交流が拒否できるのか?面会交流を拒否できる理由や拒否するときの注意点をご紹介します。
ストーカー行為でしつこく嫌がらせ
自宅や職場の近くをうろつく、しつこく電話をかけてくるなどのストーカー行為に走るモラハラ夫も多いです。
まずよくあるのが、電話やメールなどでしつこく嫌がらせをしてくるパターン。
「お前の会社にお前の悪事をすべて言いふらしてやる!」
「このまま俺から逃げられると思うなよ」
などなど、電話やメールなどで執拗におどしてくることがあります。
また逆に
「お前を失ってはじめて気づいた!俺にはお前が必要だ」
といった、いわゆるロミオメールを何度も送ってくることもあるので要注意です。
基本的にモラハラ夫っていうのはダニレベルのちっさいちっさい男です。
実際に待ち伏せをしたり付きまとう勇気はないケースがほとんど。
しかし本人に嫌がらせのつもりではなく、本当にヨリを戻したい!あやまりたいだけなんだ!というモードの場合、悪いことと思っていないため、平気で付きまとう可能性もあるので要注意です。
こういうのが一番危険です。
また「俺はもうダメだ・・・」「病気になって動けない」というような同情を誘うような行為をしてくるモラハラ夫もいます。
基本的にモラハラを受ける女性はやさしく、弱っている人を放っておけない人が多い。
それが元夫ならなおさら。
モラハラ夫はそんな妻のことをよくわかっているんです。
妻のことを理解しているわけではありませんよ。
妻の性質をよく熟知しているんです。
つまりどんなことをすれば妻は怒るのか、どういえば妻が放っておけなくなるのかを120%熟知しているということ。
モラハラ夫は自分がどんな風にふるまえば、妻が反応してくれるかを熟知しているので、その人にどんぴしゃな嫌がらせをしてくるので注意が必要ですよ!
別れたモラハラ夫から届いたロミオメール!ロミオメールとはなにか、ロミオメールの対処法などを詳しくご紹介します!
離婚後もしつこい嫌がらせの対処法
そんなモラハラ夫の離婚後のしつこい嫌がらせへの対処法をご紹介します。
反応しない
同居中のモラハラ対処と同じです。
結局モラハラ夫は妻の反応が見たいだけ。
妻が傷ついたり怒ったり自分に同情しかまってくれるのを待っているんです。
なので、ここで反応すればモラハラ夫の思うつぼ。
しかし完全に無視するのも危険なので、第三者を介するのがおすすめです。
多くのモラハラ夫との離婚では調停を申し立てることになるかと思います。
(協議離婚もできなくはないですが、養育費や財産分与など絶対に妻に不利な条件にされるため、必ず調停や弁護士をたてるなどして損のないように離婚するようにしましょう。)
離婚後養育費の支払いがなくなったり、子どもを使って嫌がらせをしてきた場合は、家庭裁判所に相談してみましょう。
離婚調停のときに面会交流についての取り決めがあれば、「取り決めた日以外に連絡をしてくる」「子どもに会いに来る」と相談することができますし、家庭裁判所の方から注意勧告してもらえることもあります。
なので、元夫からしつこくメールや電話があったり、面会日でもないのに子どもに会いに来るなど取り決めと違う行動があれば、夫に直接「やめて」というのではなく、家庭裁判所を通じて抗議するようにしてください。
ダニ並みに心臓の小さいモラハラ夫は、家庭裁判所から冷静沈着に抗議されるとひるみます。
またモラハラ夫としては、妻から連絡をもらいその反応を見たいと思っているのに、お堅い裁判所のおじさんから淡々と注意されてはおもしろくないですよね。
モラハラ夫自身に「つまんねーな。」「いじめ甲斐がなくなったぜ」と思わせることが重要。
離婚後モラハラ夫がストーカー化しないためにやっておくべきこと、ストーカー化した後の対処法はこちらの記事でまとめていますので参考にしてくださいね!↓
やっとの思いでモラハラ夫と離婚できたのに、嫌がらせやつきまとい、復縁をせまってくるなどのストーカー行為をするモラハラ夫。被害者が離婚後も安心して暮らせるように、モラハラ夫がストーカー化したときの対処法をご紹介します。
些細なことでも証拠や履歴は残しておこう
ストーカー化したりしつこく嫌がらせを受けた場合、通常警察や弁護士に相談することになります。
ですから些細な出来事でも「イヤだな」「迷惑だな」と感じたことは、すべて証拠や履歴を残すようにしておきましょう。
今は些細で小さなことですが、それが何ヶ月何年も続くなるとかなり精神的な負担になります。
例えばメールなどで連絡事項と一緒に、一言だけ育児に対してのイヤミが入っていたとしますよね。
これくらいで警察や弁護士に相談しようとは思わないでしょうから、「また言ってる」とイヤな思いをしながらも無視していたとして、その後どんどんエスカレートしてくることも考えられます。
酷い状態になってから相談するよりも、初期の些細なことだけどこの時期から嫌がらせを受けていたという証拠になり、保護命令を申し立てることもできるんです。
離婚したからといって安心せずに、面会などで交流がある場合は今後もしつこく嫌がらせがあると前提して動くようにしましょう。
なにもなければそれでいいですし、何かあったときの備えとして、証拠や履歴はすべて残すことをおすすめします。
モラハラを立証するための証拠となるものをいくつか紹介します。また証拠の集め方や気をつけたい点なども!
まとめ
モラハラ夫は本当に一筋縄ではいきませんよね。
なんでこんな男と結婚しちゃったんだろ・・・と落ち込んでしまいますが、過去を変えることはできません。
変えられるのは未来だけです。
離婚した後も万が一のときに備えて準備をして、いつでも訴えればすぐに守ってもらえるような体制を整えていおいてくださいね!

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