モラハラ夫が許せない。辛いと思っていても、さまざまな事情から、「やっぱりモラハラ夫と離婚しない」「やり直す」と決めた人もいるかもしれません。
私はこのブログを通して、またTwitterやInstagramでも 「モラハラは治らない!」「絶対に別れるべき!」というメッセージを繰り返しています。
だけど中には、どうしても別れられない人もいるかもしれません。
悩みに悩んだ結果、「私はモラハラ夫とやり直す」と決めたのなら、この記事を参考にしてもらえればと思います。
せめてその後の人生が支配されないように、あなたの人生を生きられるようになってもらえればと思います。
モラハラ夫とやり直すと決めたあなたへ。
モラハラ夫が変わってくれたら、モラハラが治ってくれたらそれが一番楽で一番いいことです。
私も夫が変わってくれたら、別れることもなかったでしょう。
しかしこれはモラハラに限らずですが、相手を変えるのはとっても大変で難しいことです。
相手の人格、性格、価値観を変えるのは無理と言ってもいいでしょう。
だってそうでしょう。
あなただって、これまでの価値観は全部間違っているからすべて考えを改めろと言われて、「はいそうですか」と言える人はいないはずです。
まずはあなた自身が変わる必要があります。
モラハラ夫は変わらない。
モラハラは治らないということを認め、受け入れること。
そしてあなた自身の受け取り方、対処法を変えていく方が手っ取り早くて生きやすくなってきます。
これからの人生、夫のモラハラに耐え続けるという意味ではありません。
夫のモラハラを分析し、効果的な対処法を検証しながら、あなたが最も楽な方法で夫と生きていく道を探していくんです。
そして対処法を変えることで、モラハラ夫から支配されないあなたへと変わっていけるでしょう。
最初は怖いかもしれませんが、一つ成功すればそれが自信になって少しずつ自分が変わっていきますよ。
自由や権利を奪われてきたことに気づこう
あなたはモラハラ夫と結婚してから、さまざまな自由や権利を奪われてきたことに気がついていますか?
知らず知らずのうちに、モラハラ夫から大切なものを奪われ続けています。
私はモラハラ夫と一緒に暮らしているときは、そんなこと考えもしませんでした。
気がつかないうちにたくさんの自由と権利を奪われ、別居してモラハラ夫と完全に交流を断って半年以上も経ってからはじめてそのことに気がついたんです。
私が奪われていた自由と権利は
- 男女、夫婦が平等に扱われること
- 感情のある人間として尊重されること
- 自分だけの時間を作ること
- 自由に意見を言えること
- 好きなファッションを身につけること
- 好きな髪形にすること
- 好きな音楽を聴くこと、歌うこと
- 自由に選択をすること
- 趣味を楽しむ
モラハラ夫との結婚生活で、私はこれだけの権利と自由を奪われてきました。
他にも
- お金を自由に使うこと
- 行きたいところに行く自由
- 会いたい人にいつでも会える自由
- やりたくないことをイヤと言える自由
- 食べたいものを食べられる自由
- 仕事をする自由
- 暴力におびえないこと
- 不調のときに休めること
などの権利を奪われている人も多いと思います。
モラハラ夫とやり直すと決めたらなら、自分は何を奪われているのか、きちんと明確に理解することが大切です。
そして理解したうえで、ひとつずつ取りもどしていくようにしましょう。
「あ、今好きな音楽を聴く権利、自由を奪われた」と気がつくことで、奪うことを阻止することもできます。
何から取り戻すか優先順位を決めて、ひとつずつ取りもどしていくようにしましょう。
攻撃を減らして心を守ろう
あなたが絶対に自分から離れないとわかっているモラハラ夫は、今後もモラハラはエスカレートしていく可能性もあります。
攻撃を受け続けていると、いくら覚悟を決めたといっても辛いものです。
しかしモラハラは、正しく対処すれば減らすことも可能です。
「モラハラ夫とやり直す」と決めたなら、攻撃をさせないように持っていく必要があります。
下記の記事を参考にして、確実にモラハラ夫の攻撃を減らしてあなた自身の心を守るようにしましょう。
モラハラ夫に期待しない
「夫が変わってくれるかも」
「優しい夫に戻ってくれるかも」
「私が病気のときは、家事を手伝ってくれるかも」
「子どもを遊びに連れて行ってくれるかも」
これらの期待は、しない方が賢明です。
やってもらえたら素直に喜んで感謝を伝えればいいですが、モラハラ夫に「自分を助けてくれるかもしれない」といった期待は残念ですが一切合切捨てた方がいいでしょう。
相手に期待するから、裏切られたときショックだし腹が立ちます。
モラハラ夫が例えすぐそばにいるとしても、「私一人しかいないんだからなんとか解決しないといけない」と思い込んだ方が精神的に楽。
モラハラ夫はいないものとして割り切ることが大切です。
どうしてもひとりで解決するのが難しい場合は、他の第三者に頼った方が確実ですよ。
モラハラ夫から「俺がやったるで」と言ってきたら、ラッキー程度に考えておきましょう。
今回助けてくれたからといって、次回も助けてくれるとは限らないからです。
あくまでモラハラ夫は自分の都合やその時の気分で動いているのであって、困っているあなたを助ける気持ちなどはほぼないと思っていた方がいいですよ。
あなたは幸せになる権利がある
あなたは他人から人格を否定されたり、ひどい言葉で傷つけられたり、自由や権利を奪われていい人間ではありません。
人に愛されて尊重されて幸せになるべき人なんです。
モラハラ夫とやり直すのならなおのこと、そのことを忘れないで正々堂々と自分らしく生きてほしいと思います。
まとめ
今はどうしてもモラハラ夫と別れられず、やり直すという道を選んだあなたでも、将来的にモラハラ夫から脱出のチャンスがやってくるかもしれません。
そのときに損しないで別れられるように、今のうちから夫のモラハラの証拠集めだけはきちんとしておくことをおすすめします。
今は離婚するつもりがないから必要ないと思っているかもしれませんが、もしかしたらそれが必要になることもあるかもしれません。
あるに越したことはないので、念のために証拠はとるようにしてくださいね。