モラハラ夫って都合の悪いことは、なんでも人のせいにしますよね。
仕事がうまくいかないのは上司が無能なせい。
こんなに忙しいのは部下がミスしたせい。
体調が悪いのは妻の作る食事のせい。
などなど。
上げだしたらキリがないですが、モラハラ夫は自分の都合の悪いことはすべて人(主にターゲットである妻)のせいです。
これはモラハラ夫が合理的に生きる術を熟知していて、本能レベルで自分が損しないで生きていく術を持っているからなんです。
モラハラ夫がなんでも人のせいにして、損得勘定だけで生きているテクニックをご紹介します。
悪いことはなんでも人のせいにするモラハラ夫
自分の都合の悪いことはなんでも人のせいにしているモラハラ夫。
あなたは何かにつけてモラハラ夫から、「お前が悪い」「お前のせいだ」と言われていませんか?
あまりに言われ続けてだんだん「私が悪いのかな・・・」って悩んでしまいますよね。
大丈夫ですよ!
今責められていることは、あなたはなんにも悪くないし、あなたのせいではありませんから!
モラハラ夫があなたを責めるのは、ただの八つ当たりです。
モラハラ夫から「お前のせいだ!」と言われても気にしないようにしましょう!
モラハラ夫は損得勘定だけで生きている!
モラハラ夫は、時に優しかったり、めっちゃ謝ってきたり、やることも言うことも一貫性がありませんよね。
これはモラハラ夫がすべて損得勘定だけで生きているからなんです。
モラハラ夫には自分の意志がありません。
つまり自分の核みたいなものがないんです。
その場その場の感情だけで動いているのですが、それじゃぁモラハラ夫が謝ってきたからといって、本当に反省しているのかといえば、そうではありません。
謝った方が得だと感じているから謝るんです。
謝った方が得だと思えば、土下座でもしますよ。
(うちの夫はプライドの塊なので、土下座なんて絶対にしませんが)
ただ、プライドの塊の夫でも、謝った方が得だと判断すれば、もちろん平謝りします。
ここでは自分の非を認めた方が得だなと感じれば、いくらでも自分の非を認めるし、自分のモラハラを認めた方が得だと思ったらあっさり「あぁ俺はモラハラだよ」と認めます。
逆ギレでもなんでもなく、認めた方が得だから、もしくは認めない方が損してしまうから認めているだけです。
例えば証拠を突きつけれられて、
- 逃げても無駄だと感じたとき、
- いつまでも話が長引くのが面倒だと感じたとき、
- このままだと自分より上の人間にチクられそうだと感じたとき、
- 早く話を終わらせて見たいTVを見たいとき、
- お腹すいてるから早く食事の準備をしてほしい
などですね。
つまりモラハラ夫の謝罪や反省の態度はあなたの気持ちを汲んで、理解して、反省した結果ではなく、すべてはモラハラ夫の損得勘定の結果ということです。
モラハラ夫は人生のピンチを人のせいにして乗り越えてきた
そもそもこれまで人生でピンチがきたとき、全て人のせいにして乗り切ってきたのがモラハラ夫なんです。
人のせいにして責任から逃れてきたんです。
逆にいえばそれしか生きていく術を知らないんですね。
どうやってピンチを乗り切るのか、乗り切る方法を知らないんです。
これは健全な愛情を受けて育たなかったことが原因と言われています。
モラハラ夫の親は、過保護や過干渉な親が多いですから、何かしらピンチがあっても本人は壁にぶち当たることもなく、自分と他人があいまいなまま大人になったケースが非常に多いんです。
幼児期から成長していないモラハラ夫
モラハラ夫の「なんでも人のせいにする」という性質は、「自己中心性」からくるものですが、これは単なるわがままとは違います。
自己中心性とは
①物事を自分を中心にしてとらえ、他人を考慮しないこと。エゴイズムとは異なる。
② 〘心〙 ピアジェの用語。乳幼児期に特徴的な思考様式で、自我と他我、主観的事実と客観的事実が区別できず同一視してしまうこと。引用元: Weblio 辞書
つまり、自分の考えと他人の考えは異なるということが理解できないんですね。
「俺は今楽しいから、妻も子どもも楽しいに決まってる」
という考え方です。
発達心理学者のピアジェは、これは幼児期特有の特性で、正常な心の発達段階だといっています。
小さい子どもは、母の状況や時間、場所に限らずどこでもかれでもギャン泣きするし、わがままいいますよね。
例えばママがお友達と楽しそうにランチをしているときに、うんちをしちゃった赤ちゃんが
「あ、ウンチが出ちゃって気持ち悪いな。
ウンチ出たよーって泣いて伝えたいけど、ママお友達としゃべってて楽しそうだな。
たまの息抜きを邪魔するのも悪いし、もう少し我慢しよう・・・」
なんて、他人の気持ちや状況を考えている赤ちゃんはいないですよね。
まだ幼い間は、自分と他人の違いをきちんと認識していません。
「他人の気持ちを考える」という発想自体、まだできないんです。
幼少期には誰でもある自己中心性ですが、大きくなるにつれて、徐々に
「自分と他人は別物なんだ。自分の気持ちと他人の気持ちは違うんだ」
ということを学びます。
自己中心性はだいたい7~11歳頃になると、自然となくなっていきます。
それを学ばずに、幼児期のまんま大人になったのがモラハラ夫なんです。
自己中心性がなくなると、相手の気持ちを考え、思いやり、時には言いたいことを抑えて我慢をしなくてはいけませんよね。
モラハラ夫は幼い子どものように、何かあれば人のせいにし、俺が楽しいからお前も楽しいに違いないと信じている方が楽だから、あえてモラハラという生き方をしているんです。
あなたは自分の行動に責任をもてるように!
人は大人になれば、自分で考え、自分で決めて、行動します。
自分で決めたことだから、失敗しても自分の責任で、誰のせいにもしません。
だから堂々と胸を張って生きられるのではないでしょうか。
自分の行動に責任が持てない人が、なんでもかんでも人のせいにします。
あなたの人生が辛いのはモラハラ夫のモラハラのせい?
あなたが今苦しいのは、夫のせい?
あなたが夫と別れられないのは夫のせい?
夫のせいにしていたら、きっとこのまま何も変わらない、辛い苦しいだけの人生になってしまいます。
夫は全く別物として、今のあなたにできること、あなたの幸せのために何ができるかを、今一度考えてみてくださいね。
まとめ
モラハラ夫はなんでも人のせいにして、責任から逃げて楽をして生きてきました。
モラハラ夫は幼少期からずっとそうやって生きてきたんです。
人のせいにして生きている方が楽ですよね。
だからモラハラ夫は、自分のモラハラを治そうとはしません。
だって楽だから。
モラハラを治したら、自分で責任をとらないといけないし、八つ当たりをしても罪悪感を感じようになるし、自分の都合の悪い事実をなかったことにすることもできなくなります。
そういう意味でモラハラを治すのは難しいといわれています。
残念ですが、モラハラを治すことを考えるよりも、自分を変える方が早くて楽ですよ!
まずはあなた自身の行動やメンタルが変わるために何をやるべきかを考えてみてくださいね!