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DVシェルターはどんなサポートがある?退所後の転居先や生活は?

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「DVシェルターに入れたとしても、その後どうなるの?」
「仕事もお金もない。退所したら生活していけるの?」

DVシェルターに助けを求めたいと思っても、先のことを考えて不安に感じている方へ。

今回は、DVシェルターで受けられる具体的なサポート内容と、退所後の住まいや生活の流れについて、信頼できる情報とともに丁寧に解説します。

目次

DVシェルターでの生活は“ただ逃げる場所”じゃない

DVシェルターに入所すると、まず安心・安全な場所が提供されます。

でも、それだけではありません。

実は、生活を立て直すためのさまざまな支援が受けられるのです。

相談員による個別支援

入所後、あなたには支援担当の相談員がつき、日常生活や今後について一緒に考えてくれます。

もし法的な支援が必要であれば、弁護士の紹介もありますし、保護命令や住民票の閲覧制限など、あなたの身を守る手続きもサポートしてくれます。

心のケアとして、カウンセラーによるカウンセリングを受けられることもあります。

精神的に限界まで追い詰められている方が多いため、心のケアはとても大切です。

法的サポート
  • 弁護士の紹介
  • 家庭裁判所への保護命令申立てサポート
  • 住民票の閲覧制限など、安全を確保する法的手続きの代行

さらに、シェルターではその後の自立に向けての準備も一緒に行います。

仕事探しの相談や職業紹介、子どもがいる場合は保育園や学校の転校手続きも代行してもらえます。

生活・仕事面のサポート
  • 職業相談・職探し支援
  • 住居の斡旋(転居先の選定・手配)
  • 子どもの転校・保育所入園手続きの代行

これらの支援は、あなたが再び“安心して暮らせる生活”を取り戻すために用意されています。

つまり、DVシェルターは「逃げ込むだけの場所」ではなく、未来へつながる支援拠点なのです。

退所後の住まいはどうなる?──「出されたら終わり」ではありません

DVシェルターには原則として滞在期間があります。

一般的には2〜3週間程度とされていますが、これは「住まいが見つからないのに無理やり出される」という意味ではありません。

あなたが安心して生活を始められる準備が整うまで、柔軟に対応される場合も多いのです。

では、実際にシェルターを退所したあとは、どのような住まいに移ることになるのでしょうか。

1. 実家に戻る

最も多いケースが実家への帰還です。

家族の協力が得られるなら、住まいの問題は比較的早く解決するでしょう。

ただし、加害者が実家の近くにいるなど、安全が確保できない場合は避けた方が良いでしょう。

2. 賃貸住宅への入居

保証人が見つかり、初期費用や生活費の見通しが立てば、民間のアパートに住むことも可能です。

相談員と一緒に安全な地域を検討し、全国の空き住宅リストから候補を探します。

この際、加害者から距離を取るため、多くの場合、加害者が住む地域から遠く離れた場所が選ばれます。

3. 母子生活支援施設(母子寮)への入所

もし実家に戻れず、保証人もいない、経済的に困難な状況にある場合は、「母子生活支援施設」(いわゆる母子寮)という選択肢もあります。

母子寮は無料ではありませんが、生活保護を受けながらの入所ができ、職探しや子育ての支援も整っています。

  • 母子寮は基本的に有料ですが、生活保護を受けながらの入所が可能
  • シェルターを出た後、ここで一時的に生活を整え、就職活動などを始めることができる

そこで生活を整え、安定してきたら次のステップとして新しい住まいに移ることができます。

シェルター退所に必要なことは?

DVシェルターから退所するには、まず「住まいが確保できていること」が条件になります。

逆に言えば、住まいが決まっていなければ退所は基本的にありませんので、そこは安心してください。

ただ、住まいが見つかったとしても、生活を始めるには多少のお金が必要です。

家電や家具、日用品、子どもの用品など、生活のスタートに必要なものは意外と多いですよね。

でも大丈夫。

DV被害者の多くは経済的な困難を抱えており、国の制度である生活保護や、自治体の自立支援制度を活用することで、そうした初期費用や生活費をサポートしてもらえる場合があります

生活保護の申請 → 母子寮入所 → 就職活動 → 新生活スタートという流れで少しずつ自立を目指しています。

信頼できるシェルターを選ぶために

実は、DVシェルターを名乗る悪質な施設も存在しています。

精神的に極限状態にある被害者に対し、

  • 高額な入所費用を請求
  • 「就職斡旋」と称し危険な仕事に送り込む
  • 生活保護費を横取りする

といった被害も報告されています。

本物のDVシェルターは、必ず行政から紹介される施設です。

安全なシェルターを利用するには

以下の窓口を通じて紹介を受けましょう。

  • 市役所のDV相談窓口
  • 配偶者暴力相談支援センター
  • 女性相談センター
  • 警察署の生活安全課

個人の紹介やSNSで見つけた施設には、安易に連絡しないよう注意が必要です。

まとめ:自立への道は必ずある

DVシェルターは、ただの避難所ではありません。

人生を立て直す“第一歩”を踏み出すための、大切な拠点です。

  • 生活保護の支援
  • 法的な保護
  • 新しい住まいの斡旋
  • 子どもの教育サポート
  • 仕事探しの相談

など、想像以上に手厚い支援が用意されています。

段階を経て自立し、穏やかな生活を取り戻している人がたくさんいます。

逃げることは“敗北”ではなく、“守るための行動”です。
自分の命、心、未来、そして大切な子どもたちのために。

もし「もう限界かもしれない」と感じているなら、どうか一人で抱え込まず、行政機関へ相談することから始めてください。

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