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モラハラの仕組み!加害者も被害者も虐待という認識がないから恐ろしい

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夫からモラハラ行為を受けていても、意外に被害者である妻は

「私の夫はモラハラだ」

「私は被害を受けている」

と気がつきにくいため、何年も何十年も耐えて耐えて、心の病気になる人も少なくありません。

 

モラハラは、被害者だけじゃなく、加害者であるモラハラ夫本人も「自分が妻を虐待している」という意識がないので、罪悪感もないのです。

 

モラハラは加害者、被害者、そしてまわりにいる第三者も「虐待行為がある」という認識がないため、世間でもあまり認知されていなんでしょうね。

 

今回はそんなモラハラの仕組みについて、くわしくご紹介します。

モラハラの仕組み

原則としてモラハラ夫は、「妻を虐待をしている」という意識はありません。

 

モラハラ夫は自己愛性人格障害の場合が多く、その特徴として 「自分は素晴らしい人格者だ」と思い込んでいます。

 

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しかしモラハラの特性上、他人を傷つけないと生きていけません。

 

そのため、自分自身に自己暗示をかけて

「虐待なんてひどいこと俺はしていない(この俺がするはずがない)」

「妻が○○したから俺は妻のために言ったんだ」

「俺は被害者だ」

 

と、事実をすり替える必要があります。

だって虐待を認めてしまうと自分が悪者で、加害者だと認めないといけませんから。

 

このときモラハラ夫は完全に無意識です。

 

無意識の頭の中で事実関係を捻じ曲げて、自分を被害者だというストーリーを頭の中で仕立て上げてしまうんです。

 

ここでもし、モラハラ夫が自己暗示をかけなければ、妻に対する虐待、ひどい行為をしている自分を認めなければいけません。

 

自分のことを素晴らしい人格者だと信じ、そうでなければ生きていけないモラハラ夫は、自分が虐待している事実を認めるなんて絶対に無理なのです。

 

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本当は「妻を虐待している」と認めているモラハラ夫が、「俺は虐待をしていない」と言い切るには、「嘘がバレたらどうしよう」という恐怖心と「本当は妻を虐待している」という罪悪感と戦わないといけません。

 

モラハラ夫は自分が戦うのも我慢するのも大嫌いですから、本当は理由もなく妻に対して暴言を吐いていても、「妻が悪いから、妻のために仕方なく言ったんだ」と事実を捻じ曲げ、自分の虐待を正当化するんです。

手っ取り早自分自身に自己暗示をかけて、事実を自分の都合よく捻じ曲げます。

 

 

そのため、他人には事実を話していることになるので、「バレるかもしれない」という恐怖心もなければ、「虐待している」という罪悪感もわかないわけです。

 

そうすることで、自分自身はとっても楽に虐待行為ができるんですね。

 

 

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モラハラが他の犯罪と比べて恐ろしいところは、加害者である本人が自分は被害者だと信じていて、悪いことをしているという自覚がないところです。

 

モラハラ夫は、自分が被害者だと信じこんでいるので、実際の被害者である妻を加害者に仕立て上げます。

 

そして実際の被害者である妻本人も、モラハラ夫から毎回毎回

モラ夫
悪いのはお前だろ
モラ夫
普通の人はそんなこと気にしないぞ
モラ夫
俺はお前のために言ったのに、なんで俺を悪者扱いにするんだ
ほんとにお前はひどい女だな!

と言われ続けて

 

「こんなことで怒る私は心が狭いのね」

「私のために言ってくれてたのに夫に悪いことをした・・・」

 

と、自分を責めてしまうため、自分が被害者だとは気がつきません。

 

モラハラとは、自分(夫)自身、妻、そして周りの第三者の人間たちすべての人から「虐待はしていないよね」と認識させながら、虐待行為を繰り返しています。

 

そこがモラハラがとっても難しく、世間からも正しく認識されにくいとこだと思います。

 

 

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自分の都合によってはモラハラを認める

モラハラ夫は、自分が損か得かで生きています。

 

もし自分のモラハラ行為を認めないと、自分が損(不利)になる場合は、これまでと一転、急きょモラハラを認めます。

 

モラハラ夫は自己暗示をかけて「俺は被害者だ」と信じ込んでいますが、心の奥底の自己暗示をかけている本来のモラハラ夫は「自分は虐待行為をしている」「悪いことをしている」と気がついています。(無意識で)

 

ここがモラハラのむずかしくて、ややこしいところです。

 

自己暗示にかかっている「被害者だと信じているモラハラ夫」と、本来虐待行為を隠すために自己暗示をかけているもう一人のモラハラ夫が存在しています。

 

自己暗示をかけているもう一人のモラハラ夫は、自分が虐待行為を繰り返していることに気がついています。

 

気がついていて

 

「自分が傷つかないため」

「気持ちよく良く虐待行為を繰り返すため」

 

に自己暗示をかけているんです。

 

二重人格だと考えるとわかりやすいかなと思います。

(でも実際は、モラハラ夫は二重人格ではありませんが・・・)

 

通常は自己暗示がかかっている「俺は被害者だ」と信じているモラハラ夫が出ていますが、自分が損(不利)しそうなときになると、虐待していること隠している本来のモラハラ夫がひょっこり出てきて、あっさりモラハラを認めます。

 

その場合、

 

モラ夫
確かにちょっと言い過ぎたかもしれないけど、
それはお前が○○だから悪いんだ
モラ夫
お前がこんなひどいことを俺に言わせたんだろ

と、あくまで妻の責任、妻が悪者であることが大前提です。

 

モラハラ夫は妻の些細な失敗を100倍ほど大きな罪(失敗)にすり替えて、自分の暴言(罪)は100分の1程度に縮小するという高度なテクニックを持っています。

 

モラハラ夫も大人ですから「若干言い訳に無理があるな」と、うすうす気がついてはいます。

 

でも説得力のある言い訳を考えるのがめんどくさくて、適当に話を作っていくので、どんどんつじつまの合わないおかしな言動になってしまうのです。

 

モラハラ夫と話していて、

 

「さっき言ってたこととまるで違う!」

「この人の記憶はどうなんているんだ?」

 

と、そのワケのわからなさに驚き、恐怖すら感じたことはありませんか?

 

モラハラ夫は、その場その場で自分に都合よく話しを作っていくので、つぎはぎだらけでつじつまが全く合わなくなってしまいます。

 

モラハラ夫自身もよくわからなくなり、考えるのも面倒なので、正論で追い詰められれば

モラ夫
うるさい!お前とは話にならん!

と、まるで妻のせいにして、大声で威圧して強制的に会話を終了してしまうんです。

 

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モラハラ夫は気持ちよく妻に嫌がらせがしたいだけ

モラハラ夫は、ある程度ストレスが溜まってきたら、妻(ターゲット)にモラハラ行為をしたいわけですが、自分が悪者になるのはイヤなんです。

 

モラハラ夫は、誰が見ても妻が悪く自分は被害者、もしくは妻を更生させてやってる正義のヒーローとして気持ちよく嫌がらせがしたいと思っています。

 

そこでモラハラ夫は頭をフル回転して、自分を被害者だと自己暗示によって思い込むことで

Name
妻のために助言している立派な俺
Name
妻を更生させてやってる素晴らしい俺

と、虐待を正当化し、なおかつ自分を加害者というポジションからはずれて、堂々と嫌がらせをするんです。

 

「自分の素晴らしい人格」を守りながら、加害者であるモラハラ夫自身も第三者の周りも、 さらに被害者ですら「ここに虐待はない」と思い込ませ、妻にストレスをぶつけ責任と面倒なことを押し付け、楽して生きるのがモラハラ夫です。

 

世の中にはいろんなハラスメントがありますが、ここまで誰にも気がつかれず虐待行為を繰り返せる高度なハラスメントは、モラハラくらいなんじゃないでしょうか。

 

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モラハラの間違った情報がネット上に多いのはなぜ?

モラハラ対処法など、ネット上にはためになる情報もたくさんありますが、「そんなことしたらモラハラが悪化してしまう!」という情報も少なくありません。

 

よくあるのは

「モラハラ夫もただの男。
たくさん褒めてあげましょう」

「男は感謝されたら喜ぶもの。」

などですね。

 

私も夫婦関係を良くするために、夫婦円満の秘訣みたいな本を読んでいた頃、よくそういうことが書いていて、実践してはことごとく失敗していました。

 

横暴な男やわがままな男は、ただの男ですから通用するかもしれませんが、モラハラ夫はただの男ではありません。

 

モラハラ夫は多くの場合自己愛性人格障害です。

 

少なからず自己愛性人格障害の素質があります。

 

普通の人と同じように感じたり考えたりできません。

 

たくさん褒めればどこまでも図に乗るし、感謝されたらもっと俺をあがめろ!とますます調子に乗ります。

 

上限がないのでどこまでも調子にのり、モラハラはどんどんエスカレートします。

 

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どうしてこんな風に間違った情報が流れやすいのかというと、 モラハラの特性上、世間で正しくモラハラが認識されていないからだと思うんです。

 

実際にモラハラがどういう風に行われているのかを知っている人は、本物のモラハラ被害者だけです。

 

あの独特の異様な雰囲気は、経験した人にしかわからないんじゃないでしょうか。

 

言葉や文章、データなどでは伝えることが難しいため、モラハラを知らない人は「暴言を吐くのがモラハラ」と勘違いしてしまいます。

 

ちょっと暴言を吐かれると「うちの夫はモラハラだ」と勘違いする人が増えて、ただの横暴な人が反省して横暴でなくなったら「モラハラが治った!」とネットなどで発信したりすると、間違った情報が流れてしまうんですね。

 

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まとめ

モラハラは加害者や第三者だけではなく、被害者自身もマインドコントロールによって「自分は被害者だ」という認識がないことが、世間でもモラハラを認知されにくい要因ではないでしょうか。

 

友達に相談してもモラハラを知らない人からしたら

「そんなのどこの夫婦も一緒よ」

「それはあなたがちゃんとしてないから」

なんて言われると

「やっぱり夫の言う通り私が悪いのね」

とますます被害者自身が自分を責めてしまいます。

 

またモラハラを受けたことのない人は、モラハラ夫の異様な言動、雰囲気は到底理解できません。

 

モラハラを受けたことのない人には、

暴言=モラハラ、

威圧的で怖い=モラハラ

のように、少しモラハラの定義を勘違いしている人も多くいます。

 

「こんなことで悩む私は小さいのかな」と自分を責めずに、夫との生活がしんどいな、苦しいなと感じたら、すぐにでも専門の相談窓口に相談してください。

 

このとき

「でももし夫がモラハラじゃなかったら・・・」

なんてことは気にすることはありません。

 

あなたの夫がモラハラかどうかではなく、あなたが夫のことで悩んでいるということが重要なんです。

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この記事を書いた人

-RYOKA NATSUMOTO-
 
モラハラ対策カウンセラー
 
正しいモラハラ対処法やモラハラ夫からの解放。
 
そしてモラハラ夫との離婚で絶対に損しないためのお役立ち情報などを発信しています。
  
私と同じように夫のモラハラに苦しみ、子どもが小さくて別れられずに悩んでいる人のサポートを目指します!
  
よろしくお願いいたします。
 

 

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