義両親にモラハラ夫の相談をしたら・・・

モラハラ夫のたび重なる暴言や、横柄でひどい態度について、義両親に相談したいと思ったことはありませんか?

「さすがのモラハラ夫も、自分の親に言われれば少しは変わるかもしれない」

と、期待するのも仕方ありません。

 

だって、何十年とモラハラ夫を育ててきた親なんですから。

 

実は私も相談したことあります。

思い出すだけでもムカムカしますが(笑)、今回はその時の体験をご紹介します。

モラハラ夫の両親(義両親)との関係~私の場合

私が夫の両親と初めて会ったのは、お付き合いを初めて2ヶ月ほどたった頃です。

 

夫(当時は彼氏)は付き合ってすぐに、私の両親のところにもあいさつに来てくれて、自分の両親にもすぐに紹介してくれて、とても誠実に感じました。

 

第一印象は、とても人の良さそうな両親だなという。

 

明るくて優しく、常識的で誠実そうな両親。

 

「早く仲良くなりたいから」と言われ、すぐに義母とメールと電話番号の交換をしました。

 

今思えば、この距離感もちょっと怖いですよね。

私も最初は少し引きましたが、モラハラ被害者体質の人って、そこを好意的に受け取ってしまいがちなんですよね・・・

 

すでに結婚している夫の兄夫婦も一緒に、義実家宅で夕食に呼ばれることも月に1回程度。

 

義両親は、私やお兄さんのお嫁さんにもとても気をつかってくれて、親切にしてくれていました。

小さな違和感から不信感へ

夫との交際も義実家との関係もすべてが順調でしたが、 少しずつ義両親と夫の関係に対して、小さな違和感を感じるようになってきました。

 

夫が義両親に対して、ささいなことできつく当たっているのに、義両親が

「私らこんなんやから(ダメやから)ぐに怒られるんよ~」

などと笑っているのが、なんとなく不自然な感じがしたのです。

 

「親にそんな口きく?」

「普通の親ならそこ怒るとこじゃないの?」

と思うようなことが何回かあったのです。

 

何度か夫にも注意しましたが、暴言をはくというほどではなかったので、そこまで深く考えなかったのですが、 今思えばこれがモラハラの片鱗であったことは間違いありません。

 

結婚を前提に彼と一緒に暮らすようになったときに、お互いの両親の顔合わせをすることになったのですが、このときに「結婚したら家族になるんだから」と、夫家族の戸籍謄本のコピーを渡され

 

「うちにはやましいところはないからね」

「涼加ちゃんのところの戸籍謄本もちょうだいね。いつでもいいから」

 

と、当たり前のようにさらっと言われてドン引き・・・。

 

戸籍謄本が欲しいって、これってどういう意味なの?

私の家族の出生地や本籍地を調べたいの?

なんのために?

 

それとも、いわゆる「被差別部落」出身かどうかを調べたいとか?

なんなの???

 

そもそもこっちはおたくの戸籍謄本なんていらんしね。

 

と、とても不愉快な思いをしました。

 

まぁ田舎などではよくあることなのかもしれませんが・・・

 

このときにはじめて義両親に対して

「価値観合うのかな・・・」

と不安になりました。

 

さらに入籍後には、親戚全員の家を一軒一軒回って、赤飯とお祝いの品を持って嫁を紹介&あいさつをするという独自の”しきたり”が・・・

 

これは親戚一同全員がやっている儀式のようなものだから、やらないといけない言われました。

大地主や貴族とかならともかく、一般庶民なのに・・・

 

 

新婚旅行に行くときも、私の両親は

「おみやげなんかいらないから、その分のお金で楽しんできて」

と言ってくれましたが、義両親は

「兄夫婦と親戚の○○さんと✕✕さん、いとこの△△ちゃんには忘れんとおみやげ買ってきたってな」

でした。

 

「あんたらよりも親戚へのメンツが大事」

そう言われているような気がしました。

 

その後も

 

「いい人なんだけど・・・」

「悪気はないんだろうけど・・・」

 

と思うようなことはありましたが、夫の転勤で距離も離れたこともあり、普通にそれなりの関係でいました。

モラハラ夫の親はしょせんモラハラ

不妊治療の末、私は高齢出産で待望の赤ちゃんを出産しました。

 

子どもが生まれると、母親は母性本能から「子どもを渡したくない」という気持ちから、義両親が子どもを抱くのもイヤがる時期があると、妊娠前にネットなどでよく見ました。

 

でも幸い私にそういった感情はなく、 義両親も喜んでくれているのもうれしかったし、子どもがたくさんの人に抱っこされて、愛されている姿をみるのも幸せでした。

 

しかし、上の子が生まれて2ヶ月がすぎたころに、夫と育児疲れとストレスから、些細なことがきっかけで大ゲンカから暴力事件に発展しました。

 

その時、夫は生後2ヶ月の息子を抱いたまま、私に殴る蹴るの暴力をふるい、携帯や財布も取り上げられた私は、小銭だけ持って外に逃げ出し、公衆電話から自分の父親に電話して「今すぐ迎えにきてほしい」と連絡しました。

 

夫の連絡先を知らなかった父親が義両親に連絡、義両親が車でうちにかけつける事態に。

 

そのときの義両親の第一声は今でも忘れません。

「涼加ちゃん、子どもおいて家出るなんてやったらあかん。
何があってもそれはやったらあかんやろ

でした。

 

もちろん私だって、子どもをこんな夫の元に置いておきたくなかった!

 

まだ生後2ヶ月の子どもを夫に取り上げられて、無理に引きはがすこともできず、携帯も財布も取り上げられて、私はそこでどうしたらよかったの?

 

まだ首も座らない赤ちゃんを抱いたまま、私を殴ったり蹴ったりしている夫。

 

子どもが大泣きしているのに、暴力をやめない夫。

「私を殴るのはいいけど、子どもは離して!」

と、 泣き叫ぶ私を平気で蹴るような夫に、私は外に助けを求める以外どうしたらよかったのか。

 

なんも事情も知らない赤の他人に、偉そうなこと言われる筋合いはない!

 

あんたらの息子が、私と子どもに何したかも知らないくせに!

と、そのときはじめて、義両親に対して黒い憎しみの感情が沸き起こりました。

 

義両親にある程度事情(暴力のことも)を話したとき、義両親は

「なんでそんな・・・
自分がされて嫌なことはしたらあかんやろ」

 

と、幼稚園児をたしなめるようにやんわりいう義母。

 

黙って聞いてるだけの義父。

 

「夫のしたことは許せません。
明日両親に迎えに来てもらって実家に帰ります」

 

と私が告げると、義両親は

「それはいつまで?」
「ちゃんとすぐに帰ってきてくれるやんね?」

と、そんなことばかり気にする義両親。

 

息子のことと自分たちの保身しか頭にないのか!!!

 

もう怒りが抑えられないわあきれるやら、なんとも言えない感情でうずまいていました。

 

翌日義母から電話があり謝られましたが、そのときに

「万が一のときはあんたが子どもを命かけても守りや」

と、言われました。

 

は?

命かけてって・・・あんたの息子でしょ?

 

なんで私が命かけて、あんたの息子と暮らし続けなあかんの!!

 

と、憎しみを通り越して、心底あきれました。

 

この義両親は、もし逆の立場で私が暴力をふるっていたのなら

「子どものために早くそんな嫁とは別れなさい!」

というでしょう。

 

でも私と子どもが家を出たら、夫はまたひとり。(夫もバツイチです)

 

かわいい盛りの孫にも、また会えなくなる!!!

 

(前妻の子どもとは、夫も義両親ももちろん一切会っていません)

 

義母としては、息子が家族がいなくなってひとりになるのは不憫だし、バツ2になるなんて世間体も悪いとでも思ったのでしょう。

 

結局、孫の命よりも息子と世間体が大事。

 

義両親は、そういう人たちだったのです。

 

本当はこの時にも離婚は考えましたが、それこそ仕事もできないし、子どももまだ首も座らない赤ちゃん。

 

夫はまったく反省もしていない様子で、謝罪すらありませんでしたが、 いくつかの条件を出して、「次暴力があったら次は離婚する。」という覚悟で夫の元に戻りました。

 

その後、義両親は何事もなかったかのように普通に接してくるので、私も義両親とは普通に「いい嫁」としてふるまっていました。

 

子どもの写真などもマメに送ったり、しょっちゅう子どもを連れて帰ったり、これまでと変わらないようにふるまっていました。

 

しかし夫はその後暴力はなくなりましたが、暴言がどんどん激化。

 

しばらくは義両親に、相談することはありませんでしたが、下の子が生まれる頃には、モラハラもどんどんエスカレート。

 

何度話し合っても、私の両親がいくらいっても改善しないので、夫の両親から言ってもらえば少しは変わるかもと期待して相談しましたが、返ってきたのはため息でした。

「はぁ。またか。
あーしんど。
この間(2年前の暴力事件)のケンカとおんなじやんか。」

 

「全然成長してないな」という、あからさまな悪意。

 

だいたいあれは暴力でケンカじゃないし。

 

またかって言われるほど、あんたには相談もしたことないし。

 

そして完全に他人事かよ。

 

この時に、 私はもう二度と、夫の両親に相談するのはやめようと決めました。

 

というか、今後二度とこちらから連絡はしないと誓ったのです。

 

夫をこんなモラハラ男に育てたのは、この両親です。

まともなわけがない。

 

今は義両親の顔を見るのもイヤだし、正直子ども達を会わせるのもイヤです。(会わせていますが)

 

最初は常識的で、やさしい両親だと思っていたけどとんでもない。

 

モラハラ夫と一緒です。

 

自分の息子はなんにも悪くない。

殴られるあんたに問題があるんじゃないの

と、いわんばかりの態度。

 

結局モラハラの親はモラハラなんですね。

責任転嫁はモラハラの得意分野ですから。

 

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モラハラ夫の相談を義両親にしない方がいいワケは

もしかしたら、モラハラ夫に限ったことではないのかもしれませんが、結局母親は自分の息子が一番かわいくて当然ですから。

 

 

私の場合も最初こそ、義母から「なんでも相談してね」とか「悪いとこあったらすぐに息子にいうから!」とか、「私らはあんたの味方やで」とか、調子いいことぶっこいてたけど、いざ息子のモラハラを聞かされて

 

「息子からはなにも聞いてないからわからんわ」
「あんたも気が強いから」

と、こっちの責任を押し付けてきます。

 

そりゃかわいい息子の悪口なんか聞きたくないし、認めたくないのは当然でしょう。

 

私はそれ以来ただの一度も相談どころか、夫の話すらしていません。

 

夫とは別居もしてるけど、義実家はまだ別居していることを知らないらしい。

 

夫が話してないから。

 

それもどうなんだって感じですが、向こうの家のことはもう私には関係ないので知らんぷりしています。

 

別居後はじめてのお盆には、普通に義実家に子ども達を会わせに行きました。

 

とっても屈辱的ですが・・・

 

子ども達にはさみしい思いをさせたくないので、子ども達が義両親に会いたいという間は、子どものために今後も会わせることになるでしょう・・・

 

<追記>
2020年の1月にいろいろあって調停を申し立ててから、夫との交流はなくなり義両親との交流も一切なくなりました。
12月に無事離婚成立し、今後も義両親とは二度と会わせることはないでしょう。あーほんっとうにせいせいした!!!

まとめ

モラハラ夫の両親が必ずしもモラハラとは限りませんが、やはり多少はモラハラ気質があるんじゃないのかなと思います。

 

ものすごくいい人そうなのに、たまにものすごく無神経なことを言ってきたり、距離感がやたらと近すぎたり、息子に対してそんな反応なの?みたいな場面があったりします。

 

30すぎたおっさんに、幼い子どもをたしなめるようなしかり方をしたり、子どものようなわがままを聞いてあげたり。(夜の9時すぎに「アイスが食べたい」という40すぎの夫の兄のために、義母が車でアイスを買いに走ったときにはドン引きしました!)

 

モラハラ夫も親のいうことは聞くだろうと、わらをもつかむ思いで義両親に相談をしたとしても、

「息子は悪くない。」

「悪いのはあなたじゃないの?」

「息子の悪口ばっかりね」

などと言われ(思われ)、返って傷ついたり関係がこじれてしまうこともあります。

 

モラハラ夫に限ったことではないかもしれませんが、夫に対する不満などは夫の両親に相談するべきではないですね。

 

でも離婚するときに話をする機会があれば、夫のこれまでの非常識な暴言やケチっぷりを全部暴露してやりたいなって思うこともありますね(笑)

 

言えたらスッキリするのかな。
かえってモヤモヤするかな。

このブログを見せて、息子の正体さらしたいですね!(笑)

 

自分の息子が何してきたのか知ってほしい気持ちと、さっさと縁を切って忘れてしまいたい気持ちと両方あります。

 

ただ私も息子がいるので、あと何十年か経って、お嫁さんから息子の悪口を聞かされたら・・・

 

お嫁さんの肩持ってあげたいけど、やっぱり息子かばっちゃうんだろうなって思っちゃいます(^^;)

 

だからこそ男の子を持つ母親は、息子がモラハラなんかになって将来お嫁さんを傷つけないように、しっかりと育てていきたいですね!

 

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