夫のモラハラが辛いと思っていても、事情があってなかなか別居や離婚ができない人もたくさんいると思います。
でも、ネットを見たら、「モラハラ夫とは別れるしかない!」ということばかり・・・!
実際私のブログでも、 モラハラ夫とはやはり離婚や別居を推奨しています。
だけど、今すぐはどうしても離婚も別居もできない!どうしたらいいの!
という人のために、モラハラの対処方法とモラハラされにくい人になる方法をご紹介します。
モラハラ夫は変わらない
まず先に言っておきたいのですが、モラハラ夫はほとんどの場合変わることはありません。
なぜならモラハラ夫本人は、自分がモラハラ行為をして妻を傷つけているなんて微塵も思っていないからです。
むしろ、自分(モラハラ夫)は「妻のために言ってやってる」と思っています。
多かれ少なかれ、モラハラ夫は自分の言動を正義だと信じています。
自分自身が正義だと思っている人は、どこまでも残酷になれます。
戦争がいい例ですよね。
戦争をしている人はみんな
「この戦争は正しい」
「明るい未来のためにこの戦争は必要なのだ」
と思っています。
でないと、なんの関係もない人を殺すことなんてできません。
モラハラ夫は自分が正義だと思っているので、決して変わろうとはしません。
変えられるのは夫ではありません。
あなたです。
あなたが変わることで状況は大きく変わります。
モラハラ対処方法!モラハラされない人になる方法
あなたがモラハラ夫にうまく対処することで、モラハラ夫のモラハラを減らすことは可能です。
それは同時に、 モラハラされない人になるということでもあります。
しかし対処方法を間違えれば一転、モラハラはどんどんエスカレートしてしまいますので、注意が必要です。
正しいモラハラ対処方法を実践してみてくださいね!
モラハラ対処方法①反応を減らす
このブログでも何度かお伝えしてますが、モラハラ夫は自分のモラハラ行為によって、妻が反応してくれるのがだ~い好き!
言い換えれば反応の薄い人が苦手で、そういう相手にはモラハラしないともいえます。
モラハラ夫は自分のモラハラに対して、妻が反応してくれることで妻の言動の揚げ足をとって、雪だるま方式でモラハラをエスカレートさせていきます。
たとえばモラハラ夫が仕事でイヤなことがあり、ストレスがたまった状態で帰宅したとします。
モラハラ夫はすぐにでも妻に怒りをぶつけて、ストレスを発散させたいと考えます。
しかし、妻は自分を怒らせるようなことは何一つやっていません。
そこでどうするかというと、重箱の隅をつつくようにしてなんとか妻のミス(ミスともいえない小さなこと)を見つけ出し、ネチネチイヤミをいってきます。
例えば夫が帰宅して、妻はきちんと玄関までお出迎えしてくれました。
部屋はキレイに片付き、食事の用意も完璧です。
品数も充分で、自分の好きなおかずもきちんと入れてくれています。
妻、完璧ですよね!
モラハラ夫は妻にミスがないので、攻撃できません。
そこでミスを作り出します。
たとえば
旦那が仕事から疲れて帰ってきたのに
おかえりの一言もないのか!
それに対して妻が
え?いったよ?
おかえりなさい。お疲れ様って
と言い返したとします。
聞こえてへんねん!
聞こえてなければ言ったことにならへんやろ!
うちの夫のセリフです(笑)
でもこの反応にイラっときた妻が
なにめちゃくちゃなこと言ってるの?
そんなこと知らないわよ!
なんて反応したら、これは夫の望む反応なんです。
モラハラ夫は、内心ガッツポーズですよ!
妻が何か反応をしたら、モラハラ夫は喜んで妻の言葉の揚げ足をとっていちゃもんをつけます。
「なんだその口のきき方は!」
「俺が間違っているとでもいうのか」
「それはお前がおかしいだろ!」
「だいたい前にはこんなことを言っていたよな!」
などと、昔の話まで持ち出し、怒りのレベルをどんどん上げていきます。
妻の些細なきっかけ(もしくはミスを作り出し)に小さな攻撃をしかけ、それに対して妻が反応したことをエサにさらに攻撃を増します。
さらに妻が反応したことでさらに攻撃を強めて、最終的に最大限のモラハラ攻撃を仕掛けます。
こうしてモラハラ夫は妻の反応に対して、さらに大きなモラハラで返し、雪だるまのように徐々に大きなモラハラ攻撃を仕掛けて、まんまとストレスを発散することに成功させるんです。
先ほどの例えでは、どう回答するのが良かったんでしょうか。
旦那が仕事から疲れて帰ってきておかえりの一言もないのか!
え?・・・・あぁ・・・
あぁちゃうやろ!
俺に聞こえてなければ
言ったことにならんねん!
・・・・・・・・・・
あぁ・・・うん」
そういってもくもくと夫の食事の準備をするか、キッチンに消えてなにか用事でも始めましょう。
ここで「あぁじゃないだろう!」とか言われても
え?
・・・・・
うーん・・・
これでなんとか乗り切りましょう。
- 共感でも否定でもない言葉
- イエスでもノーでもない言葉
- 特に意味のない言葉です
夫が攻撃してくる材料を作らないことが大事です。
例えをもう一つ。
モラハラ夫から何か意見を求められたときやしつこく質問攻めされたりしたとき、妻はどう返答するのが正解なのか悩みますよね。
「そうだね。私もそう思う」と、モラハラ夫の意見に同意する?
「そうかな。私はこう思う」と、あえてモラハラ夫の意見とは違う、自分の意見をぶつけてみる?
実はどちらも正解ではありません。
ベターな回答はコチラ
「え?どうなのかな・・・うーん・・・」
「あー・・・ねぇ・・・どうなんだろ・・・?」
妻が誠実に考えて答えても、正直に答えても夫を立てて答えても夫をほめたとしても、結局揚げ足をとって責めてきます。
そこで夫からモラハラを受けた時に、妻は反応を少なくすることでモラハラ攻撃を最小限に抑えることができます。
揚げ足を取られないために、言葉は最小限に抑えることが重要です。
モラハラにエサを与えないようにするんです。
いきなり無視したり無反応にすると、突然の変化に戸惑いモラハラが激化することもあるので、徐々に徐々にゆっくり変えていくのがポイントです。
モラハラ夫を無視するでもなく、否定するでも肯定するでもなく、いいでも悪いでもなく、反応を薄くすることです。
反応は薄く短く「あぁ・・・」「へぇ・・・」とだけ答えましょう。
表情はなるべく無表情に、でも冷たくならない程度にちょっとボーっとしたような表情がいいでしょう。
モラハラ夫は当然
あぁじゃないだろ!
ちゃんと答えろ!
と、さらに責めてきたら
できたらもう一度「あぁ・・・」
むずかしいなら「う~ん・・・」
と悩むように答えてまた黙ります。
とにかくモラハラ夫から発言を迫られても、最低限の返答しかしません。
どうせなんと答えても攻撃されるんです。
どうせ攻撃されるんですから、最小限の攻撃ですむように薄く反応することです。
無視は「イコール攻撃」ととられ、モラハラが激化しますので、絶対にやめましょう。
しばらくはモラハラ夫は、妻から望む通りの反応が返ってこなくて、イライラしてモラハラが一時的に増えるかもしれませんが、焦ったりビビったりしてはいけません。
うす~い反応をし続けましょう。
妻から望み通りの反応が返ってこなければ、そのうちモラハラのやりがいをなくして、徐々にモラハラが減ってくるはずです。
この時気をつけてほしいのが、反応を薄くすると沈黙が続きます。
この沈黙に負けて口を開いてはいけません。
気まずいかもしれませんが、長い沈黙にも耐えてください。
とにかくモラハラ夫に対して、あなたの発言を増やしてもモラハラのエサになるだけで、ロクなことにならないと覚えておいてください。
言葉数も反応も、なるべく最小限におさえるのがコツです。
このとき「うん」「ううん」「はい」「いいえ」などの肯定や否定の言葉は、使わないようにしてくださいね!
肯定や否定はモラハラのエサになり得ますので、あくまで短く意味のない言葉を使いましょう!
モラハラ対処方法②モラハラされないキャラづくり
モラハラする人は、自分がモラハラできる人間、モラハラできない人間を見抜く力が本能的に備わっています。
モラハラ夫は基本的に、気が優しくていわゆる「善人」をターゲットにします。
逆に自分より「強い人間」「怖い人間」には、めっぽう弱いです。
以前「モラハラ夫の弱点」の記事にも詳しく書いていますが、自分よりも強い人間や、怖い人間には絶対にモラハラはしません。
しかしモラハラ被害者に「強い人間に」なれ「怖い人間のフリをしろ」といっても無理な話です。
被害者はもともと気の優しい人で、モラハラを受けている時点ですでにモラハラ夫からなめられています。
いきなり無理して
「強い人」のフリ
「怖い人」のフリ
をしたところで、モラハラ夫が
「なんだこいつが怒ってもこの程度か」
「これで怖がらせてるつもりか?」
とバレれば、ますますなめられてモラハラが悪化するだけです。
そこで被害者は「強い人間のフリ」「怖い人間のフリ」をするのではなく、「なんとなく気味が悪い存在」になるんです。
「不気味」な雰囲気です。
何を考えているのかよくわからない。
どんな反応が返ってくるのか予測できない。
そんな気味の悪さです。
人はどんなものに恐怖を感じるかって、得たいの知れないものや正体のわからないものに恐怖を感じますよね。
例えば先ほどの「反応を薄くする」で、モラハラ夫からどんなに激しい暴言をはかれても、どこかぼーっとした表情で
「あぁ・・・」「う~ん・・・」「へぇ・・・」
などの薄い反応しか返さなければ、何を考えているのかわからなくて、ちょっと気味が悪いですよね。
できたら普段からモラハラ夫の前では、「薄気味悪い女」でいられるように、反応や発言を少なくしておきましょう。
普段は明るくほんわかしてるのに、夫のモラハラが始まると急に反応が少ない態度をとると、まるで豹変したかのように「攻撃的」ととられるからです。
このとき気をつけてほしいのは、モラハラ夫に「攻撃的な態度」ととられないことです。
ナチュラルに不気味な女になってください。(モラハラ夫の前だけね)
徐々に徐々にゆっくりと、薄気味悪い女になっていきます。
普段の態度と、夫のモラハラが始まったときの薄気味悪い態度にギャップがでないようにするのがコツです。
普段から夫には無関心で、夫のモラハラがはじまれば
「あぁ・・・」「う~ん・・・」「へぇ・・・」
などと意味のない単語しか答えない。
極力言葉は短く、敵対心を感じさせずに答えるのがポイントです。
モラハラされにくいキャラ作りを意識しましょう。
モラハラ夫対処方法③暴言は聞き流して気にしない!
モラハラ夫の暴言が始まっても、夫の言葉を真面目に受け取ってはいけません。
本気に受けとって傷つく必要はありません。
「私が悪い」と自分を責める必要もありません。
モラハラ夫はあなたにストレスをぶつけ、あなたを傷つけることが目的です。
ここで傷ついたらモラハラ夫の思うツボ!
モラハラ夫の暴言は聞き流して、気にしないに徹します。
そうはいってもやっぱり暴言をはかれるのは怖い、辛いと思うでしょう。
当然です。
暴言がはじまったら
「お隣さんがまたスピーカーで騒音を巻き散らかしているわ~」
と人事のように考えておきましょう。
私も夫の嵐のような暴言がはじまれば、最初こそムキになって言い返していましたが、結局それをエサにますます暴言がひどくなり、暴言の時間も長くなるだけです。
そのうち
「またはじまった」
「今度はどれくらい(何分くらい)続くのかな」
「よくこんなに悪口出てくるな」
「この顔ウケるんだけど」
などと別のことを考えてやり過ごすようになりました。
家の中なら、キッチン回りの掃除を始めるのもいいですよ。
そしたら掃除に集中できるし、手を動かすことで気もそれます。
掃除機をかけたりおおがかりなことを始めるのではなく、手元だけをちまちま動かすだけがいいですね。
ときどき「あぁ」「う~ん」と薄く短く反応して、後は嵐が過ぎるまで待つしかありません。
もちろんストレスに変わりありませんが、 夫の暴言に傷つくのは最小限にとどめておきましょう。
しばらくは辛いかもしれませんが、暴言や無視などの攻撃をされている最中も、モラハラ夫で遊ぶくらいの余裕を持てるようになれば、心のダメージも少なくすみます。
反応を薄くするうちに、モラハラ夫はいじめがいをなくして、少しづつモラハラが減ってきます。
モラハラ夫のモラハラ攻撃が始まっても、聞き流して気にしないようにしてくださいね!
ただモラハラ夫の暴言には、聞き流せない破壊力があるのも確かです。
そんなときは「モラハラ夫の暴言に傷つかない対処法」を参考にしてみてくださいね!
モラハラ夫対処方法は時間をかけて行うこと!
これらのモラハラ夫対処方法ですが、時間をかけてゆっくり行いましょう。
突然妻の態度が変わると、夫は戸惑い攻撃を強めてきますから。
最初はモラハラ夫からの攻撃に対し、
「あぁ・・・」「はぁ・・・」(この「はぁ」はため息ではなくうなづいているだけ)
という反応をすれば
あぁじゃないだろ!
ちゃんと答えろ!
と、ますます責めくるかもしれません。
でもここでビビってはいけません。
態度も表情も変えずに「あぁ・・・」でねばるか、「う~ん・・・」と悩むように応えた後は無言を貫きましょう。
ここで夫が口を開かなければ、しばらく沈黙が流れますが、がんばって耐えましょう。
これを繰り返しているうちに、最初は戸惑って攻撃していた夫も、だんだんあなたの反応が不気味に感じてきます。
だんだんあなたにモラハラがやりづらくなってきます。
そうすれば少しずつモラハラの頻度が減っていくはずです。
まとめ
モラハラ夫対処方法では、モラハラ夫には反応は最小限に、モラハラされにくい不気味なキャラづくりをすることで、 モラハラ夫はあなたへのモラハラへのやりがいをなくし、徐々にモラハラ行為自体が減ってくるはずです。
一時的にはモラハラがひどくなるかと思いますが、それを乗り切れば少しずつ夫のモラハラは減ってくるはずです。
反応を減らすことや、不気味なキャラづくりなど、ある程度の長い期間をかけ行わないといけません。
途中で投げ出したり逃げ出せば、次に同じ方法はなかなか通用しませんので、始めるときは慎重におこなってください。
まずは自分の精神状態を整え、自信をもち、覚悟と強さを持たなくてはいけません。
ひとつ成功すれば、それが自信につながるはずです。
自分に自信をもって、少しづつモラハラ夫からの攻撃を減らせるように対処してみてくださいね!
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