モラハラ被害者は、性質的に敏感で感受性の強いHSPという気質の人が非常に多いです。
実は私も、おそらくHSPだと思います。
実際に「気がつきすぎて疲れる」が驚くほどなくなる 「繊細さん」の本を読んで、チェックしてみると、めちゃくちゃ当てはまっていました・・・
モラハラ被害者の中には、HSPではなくても非常に敏感で傷つきやすく、人に合わせてしまいがちという人も多いでしょう。
そんな敏感で繊細な人が多いモラハラ被害者は、鈍感力をあげることで自分の心を守ることが可能です。
とはいえHSPは生まれつきの気質なので、そうはいってもなかなか変えていくのはむずかしいもの・・・
そんなHSPの人が、鈍感力を身につけるための練習法をご紹介します!
繊細で敏感なモラハラ被害者が鈍感力を身につける練習方法
鈍感というと、なんとなく悪いイメージを持っている人も多いかもしれません。
たとえば
- あつかましい
- 図々しい
- 無神経
- 気が利かない
といった悪いイメージを連想するかもしれません。
しかしモラハラ被害者の多くは繊細で敏感な人が多く、夫のちょっとしたモラハラにも鋭く反応してしまい、ますますモラハラ心をくすぐってしまいます。
他人の顔色や些細な言動にビクビクしたり、先のことを考えすぎて不安になったり、空気を読みすぎて疲れてしまいます。
敏感すぎると、生きるのが辛くなってしまいます。
そんなモラハラ被害者は、もっと鈍感になった方が楽に生きられるようになるのです。
しかしこれまでおそらく生まれたときから繊細で敏感だった人が、いきなり鈍感になれといっても難しいこと。
敏感だったからこそうまくいったこともあるでしょう。
まずは自分が繊細で敏感だということを受け入れたうえで、考え方や行動を変えていく練習をしていきましょう。
敏感な自分を受け入れる
まずは敏感で繊細な自分を受け入れることです。
自分の性質を知ったとき、ショックを受けてしまう人も少なからずいます。
敏感で繊細な自分自身の性質をネガティブに受け取ってしまうから、これ以上自分の性質について考えたり理解しようとすることをやめてしまうんです。
しかし敏感で繊細なあなただからこそ、良かったことや愛されたこと、幸せだったこともたくさんあるはずです。
そんな性質を活かす環境があったはずだし、これからもどんな場面で活かせるのかを考えることが大事です。
そんな自分を丸ごと受け入れましょう。
モラハラ被害者であることもそうですし、被害者体質であること、HSPであること、自己肯定感が低いこともすべて、 ありのままの自分を受け入れることが大事です。
そのうえで、敏感で繊細な私はどう行動したら楽に生きられるのかを考えてみることが大事です。
気にしないフリをする
「気にしないようにする」と言われても、どうしても気になってしまうのがHSP気質の人です。
気にしないようにしなければ!と意識すればするほど、どんどん気になってしまうもの。
そうして「やっぱりダメだ」と、自己肯定感まで下げてしまいます。
本人だって気にしたくないけど、どうしても気になってしまうから悩んでいるんですよね。
まずは些細なことを気にしている自分を受け入れたうえで 「でももう考えたって仕方ないから、気にしない」と言葉にして気にしないフリをします。
本当はガチガチに気になっていても、頭の中で、言葉にして「気にしない」といいます。
今ものすご~~く気になっていても、案外生きていく上ではたいしたではないことが多いもの。
- これができていなくても生きていける
- この人に嫌われても私の人生は変わらない
こんな感じで、生きていく上では差し支えないからもう気にしないと言葉で表現することで、気持ちが楽になっていきます。
私とは関係ないと境界線を引く
良くも悪くも相手の顔色や感情に敏感で気がつきやすいHSP。
モラハラ夫が少しでもイライラし始めたら、先回りして自然に夫の機嫌をとる行動をとってしまいます。
しかし気がついているのに、気づかないフリや見ないフリをするのはかえってストレスを感じるもの。
夫の感情の変化に気づかないフリをするのではなく、「夫が機嫌悪くても私とは関係ない」と割り切ってしまう方が楽になれます。
その敏感な性質を活かし、夫がイライラし始めたらその場からスーッと離れて、「夫のイライラは私には関係ない」と境界線を引いてしまいましょう。
モラハラ夫はあなたのせいで俺はイライラしているんだという風にあなたを責めてきますが、実際はただの八つ当たりです。
これまであなたは罪悪感を抱いてきたかもしれませんが、夫とあなたは別ものだと割り切ることができれば、むやみに落ち込んだり傷ついたりすることも少なくなってくるはずです。
まとめ
今回はモラハラ被害者に多いHSPの人が、鈍感力を身につけるための練習法をご紹介しました。
なにかと100点満点、さらに120点、150点と高得点を要求されることが多いモラハラ被害者は、どうしても完璧を目指しがちです。
そしてできない自分に落ち込むことも。
しかし120点を要求してくるわりに、モラハラ夫はたいしたことはできません。
口先だけであなたほどのクオリティで仕事ができないモラハラ夫の言うことにいちいち落ち込まずに、60点できれば万々歳で完璧を求めるのはやめてみましょう。
それだけでもだいぶ心が軽くなりますよ。