モラハラ夫に限らずですが、世の中の妻たちが離婚できない3大理由は、皆さん共通しているようです。
それは、
「子ども・お金・世間体」
多かれ少なかれ、この3つが気になって離婚を躊躇している方は多いのでは?
だけど、 この3つを理由に離婚しないのは、実はとても危険な状態なんです。
もしこの「子ども・お金・世間体」が理由で離婚できないと考えている人は、ぜひ参考にしてみてくださいね!
モラハラ夫と離婚できない三大理由①子ども
夫と離婚できない理由で、一番に挙げるのは「子ども」ではないでしょうか。
多くの母親が、
子どもにさみしい思いをさせたくない。
父親のいない子どもにするのはかわいそう。
そう感じていると思います。
しかし、よ~く考えてみてください。
両親が不仲で、口もきかない。
たまにしゃべってもケンカばかりの状態で、子どもは本当に幸せなんでしょうか。
子どもが最初にコミュニケーションを学ぶ場所が、家庭です。
その家庭が、ギスギスしていたらどうですか?
父親が母親に対して暴言を吐く。
それを我慢して、受け入れている母親の姿を見て育つ子どもって、本当に幸せなんでしょうか。
子どもは正しいコミュニケーションを学べず、どうやって人とコミュニケーションをとったらいいのかわからなくなります。
モラハラを見て育った息子は、父親と同じモラハラになるかもしれません。
モラハラを見て育った娘は、父親と同じモラハラ男を選ぶかもしれません。
危険なのは、母親が子どもを言い訳にして離婚しないことです。
子どもがかわいそうだから離婚しないって、言い訳ですよね?
子どものせいにして、自分が離婚したくないだけなんです。
だけど実は 親が離婚するしないは、子どもにとってさほど重要ではありません。
もちろん影響は大きいですが、子どもにとって最も重要なのは、母親がいつもニコニコ機嫌良く、明るく過ごしていることです。
母親がいつも辛そうにして悲しい顔をしていたり、イライラしている方が子どもにとっては辛いのです。
母親がいつも辛そうにしていると、「僕のせいでお母さんは辛いんだ」と、自分を責めてしまい、自尊心が育たなくなります。
本当に子どものためと思うなら、お母さんがいつも幸せそうでないといけません。
もちろん母親も人間ですから、子どもの前で笑えない時もありますよね。
そんなときは、
「今お母さん、こんなことがあって大変で、ちょっと疲れてるんだ。
でも○○ちゃんがそばにいてくれるからお母さんは頑張れてるんだよ」
「あなたがいるからお母さんは幸せだよ」と、きちんと伝えてあげることが大切です。
子どもに向き合って、きちんと話をすることで、子どもの不安もなくなっていきます。
子どもの前では夫と仲良く、いつも笑顔で幸せに過ごせるならいいですが、離婚できない理由が子どもなら、それは子どものせいにして逃げているだけです。
子どもにとって本当の幸せはなんなのかを、母親としてしっかりと考える必要があると思います。
モラハラ夫と離婚できない三大理由②お金
「お金がないから離婚できない」
これも子どもに次いで多い、離婚できない理由です。
結婚や妊娠出産を機に仕事を辞めて家庭に入った女性は、長年仕事から離れていたこともあり、きちんとした仕事に就けるのか不安ですよね。
自分ひとりならなんとか生活できたとしても、そこに子どもを養っていくプレッシャーがあります。
子どもを育てるにはお金がかかりますから、子どもに不自由なく育てられるのかを考えると、専業主婦からいきなり離婚を考えられる人は少ないんじゃないでしょうか。
しかし、今の時代、どんなことでもお金は稼げます。
正直私自身も、もう何年も仕事をしていない状況で、年齢だけは重ねてるけど経験も実績も資格もなにもなく、子どもを養っていけるだけの経済力はないと思っていました。
私にひとりで生きていくだけの生活力も経済力もないし、私が我慢していればいい。
そうすればお金の心配はない。
そう思っていました。
だけど夫のあまりにもひどい暴言に耐えられなくなった私は、
子どもが小さくて外で働けないなら、
家で稼げるようになってやろう!
と、考えるように!
この頃から稼ぐことに対して、執着がでてきたように感じます。
もし私が家にいながら稼げるようになったら・・・
- 子どもが帰ってきたときに、いつも家で迎えてあげることができる
- 急な熱や病気で子どもを休ませるときも、周りに気兼ねなく休ませることもできる
- 子どもひとりでお留守番をさせることもない
- 子どもの行事やイベントにも参加できる
そして、それは実現しました。
今の時代、やましいことなんてしなくても稼ぐ方法はなんだってあるんです。
パソコンひとつで、どこででも仕事はできます。
私の場合は、クラウドソーシングやライティング、ネットビジネスと出会ったことで、夫と別れ自立することができました。
もちろん、この先の不安が全くないわけではありません。
だけど働き方次第では、いくらでも稼ぐことも可能です。
まずは在宅で、月5万円を目標に稼げるようになってみてください。
そうすればパートで働きながら、足りない分を在宅ワークの収入で補うことも可能です。
子どもがインフルエンザなどで長期間仕事を休まないといけなくなっても、パート収入の抜けた分を在宅ワークで補えることができれば、不安はなくなってきます。
現に去年の夏、子ども達が交互に手足口病に2回、溶連菌感染症、腸炎など立て続けに病気して、1ヶ月近く子どものどちらかが家にいましたが、私自身自宅で仕事ができるので、収入のダメージは少なかったです。
そして、養育費は必ずもらうようにしましょう。
養育費は、子どものためのお金です。
それなのに「もう夫と関わりたくないから養育費ももらわない」と、養育費を放棄している母親が多すぎるんです。
そこは、母親が勝手に決めてはいけません。
お金が不安で離婚できない?
なんでもいいから、まず働きましょう。
パートだけだと不安なら、在宅で副業しましょう。
そのうえで、夫から養育費をもらい、さらに児童手当や児童扶養手当などをきちんともらえれば、さほどお金の不安はないはずです。
子どものためのお金だからこそ、きちんと請求して養育費の未払いを防ぎましょう。
このブログの中では、在宅で収入を得る方法や、副業で収入を増やす方法など、いろいろとご紹介していますので
良かったらこちらも参考にしてみてくださいね!
モラハラ夫と離婚できない三大理由③世間体
モラハラ夫と離婚できない理由の最後は、 世間体が気になるという人。
私自身、今回離婚したらバツ2になってしまうので、恥ずかしい、人には言えないっていうのはありました。
みっともないから別れられないと、思っていた時期があったことも確かです。
逆にいうと、私は次は絶対に離婚しないつもりでした。
誰と一緒になっても合わないところはあるんだから、どんなことがあっても耐えてみせる!そう考えていました。
だけど、 モラハラって合うとか合わないとか、そういうレベルの問題ではないんですよね。
モラハラは心の殺人ともいわれていますが、それはおおげさではないんです。
世間体が気になって我慢が続けられる人は、それもいいかもしれません。
でもそれって結局、離婚をネガティブなものだって思っているからなんですよね。
離婚というのがマイナスなイメージだから、世間体が気になってしまうんです。
でもね。
道を間違えたなって気が付いたら、戻って正しい道を選びますよね。
自分の間違いに気が付いた時点で、訂正することは恥ずかしいことでしょうか。
ビジネスや人生を語るときは「ピンチはチャンス!失敗から学べばいいよ」なんていうのに、 どうしてこれが結婚の失敗だったら、恥ずかしいことなんでしょうか。
離婚は、ただのパートナー選びの失敗です。
その失敗に気が付いたなら、正しい道を選びなおせばいいだけ。
仕事選びに失敗して転職するのは当たり前なのに、どうしてパートナー選びに失敗して離婚するのは恥ずかしいんでしょうか。
全く恥ずかしいことではありません。
離婚はあなたが幸せになるための第一歩、
新しい人生の始まりなんです。
むしろ仮面夫婦で、外では仲良さそうにしているけど、家では冷え切った関係の方が、むなしくさみしいのではないですか?
夫に気をつかったり、夫の言動におびえたり、夫の暴言に耐え続けて、夫のいいなりになって自由に生きることができないなら、さっさと別れて自分の人生を取り戻して幸せになることが一番です。
あなたが幸せなら、周りはなにもいわないし、世間の評価も気にならないと思います。
「子ども」が理由で離婚できない人が危険なわけ!
最近子どものうつや不登校、リストカットなどさまざまな問題が増えてきていますね。
その背景には、家庭の問題が大きく関係しているそうです。
子どもにとって、一番身近な大人や人間関係が両親です。
外では仲良し家族なのに、
家では夫両親が口もきかずに冷めた関係だったら・・・
いつもいつも口ケンカが絶えなかったら・・・
母親がいつも父親の悪口を言っていたら・・・
実は福井大学とハーバード大学の共同研究によると、 日常的に両親の暴力や暴言を見たり聞いたりしているだけで、子どもの脳の一部が委縮していた、という驚きの研究結果があるんです!
脳の視覚野の一部が委縮して、記憶力や学習面で影響がでるそうなんです。
つまり夫が子どもに対しては優しいから、子どもにはひどいことしないからと、夫のモラハラに耐えている妻も多いですが、実は両親のモラハラを見たり聞いたりするだけでも、虐待と同じくらい、子どもの脳と心を傷つけているということですよね。
もしあなたが子どものために離婚しない、私ひとりが我慢していたら家庭は円満だと信じているなら、それはとても危険なことなんです。
離婚するとかしないとか、別居か同居かが重要なのではなく、どんな状況でもいいから、 うわべではなく正常な夫婦関係でいることが子どもにとっては一番幸せなことで、それこそが一番重要なんじゃないでしょうか。
もしあなたが離婚したいけど、この「子ども・お金・世間体」が気になっているなら、それらは言い訳であることをしっかりと自覚して、すべてを切り離して、あなた自身の心と正直に向き合ってほしいなと思います。
まとめ
私はすべての人が離婚すべきだとは思いません。
長い結婚生活の中で、誰と一緒になっても、多かれ少なかれ合わないところはあるし、イヤなところや許せないことも出てくるのは当然です。
その程度のことは、どこの夫婦にもあると思います。
お互いを尊重しあい、平等に対等な関係なら、多少ケンカが多くてもいいと思うんです。
だけどモラハラは対等ではないですよね。
お前は俺のために我慢するのは当然だが、なんで俺がお前のために我慢するんだよ。
と、いうのがモラハラ夫です。
モラハラ夫は妻のことを、自分のストレスをぶつけるサンドバックにしか思っていません。
妻にも感情があって、傷つくんだということが理解できないんです。
妻に対してモラハラ夫が尽くすのは、必ず何か裏があるとき。
モラハラ夫とのケンカには、生産性もなければ問題解決の糸口すらありません。
自分がないがしろにされているなと感じたら、もう我慢する必要はないのでは?
あなたが幸せな未来のために、今できることからはじめてみてくださいね!