離婚の話し合いがうまく進まないと、
弁護士に依頼する方がスムーズに離婚できるのかもしれないけど、
お金もかかるし
わざわざ離婚で弁護士ってどうなんだろう?
と不安に感じている人も多いのではないでしょうか。
今回は離婚の際に弁護士に依頼する
メリットデメリットをご紹介します。
離婚調停でどれくらいの人が弁護士依頼する?
離婚調停は弁護士に依頼しなくてもできますが、
実際はどれくらいの人が弁護士に依頼しているんでしょうか。
司法統計によると、
離婚調停を申し立てる人の
実に46%以上の人が弁護士に依頼しているようです。
約半分近くの人が
離婚の際に弁護士に依頼しているんですね!
それだけモラハラやDVといった
複雑でむずかしい離婚案件が増えてきたのかもしれません。
離婚で弁護士に依頼するメリットは?
専業主婦は特に離婚すれば経済的に厳しくなるのに、
高額な弁護士費用を払ってまで
弁護士に依頼するメリットってなにがあるんでしょうか。
有利な条件で離婚できる
離婚で弁護士に依頼する一番のメリットはなんといっても、
離婚条件を有利に進めることができることではないでしょうか。
離婚には財産分与や養育費、
慰謝料といった法律的な問題を抱えている場合も少なくありません。
その法律的な内容を知らなければ請求すらせず、
きちんと
もあります。
また離婚調停では限られた時間の中で
調停員に自分の希望や主張を正しく伝え、
共感や納得してもらったうえで
有利な方向へ話をもっていってもらう必要があります。
しかし言いたいことをうまく伝えることができなかったり、
伝えなければいけないことよりも
自分の言いたいことばかり言ってしまって、
ヘタをすれば相手の要求に共感した調停員に
逆に説得されてしまうことも・・・
そんなときに弁護士がついてくれれば、
こちらの希望や主張、
伝えなければいけないことを重点的に正しく伝えてくれ、
相手の要求に共感した調停員に説得されても
流されることなくこちら側の主張を説得してもらえます。
実際に離婚条件の意味がよくわからずに
相手の希望条件を調停員に説得され、
そのまま離婚に同意してしまってから
「実は自分が不利な条件で損していた」
ということもよくあるようです。
離婚した後になって後悔するようなことのないように、
弁護士にしっかりと離婚の希望や
条件を伝えて少しでも有利に離婚することは
離婚後の生活に大きく影響してきます。
面倒な手続きを弁護士に任せられる
弁護士に依頼すれば
離婚調停や裁判で必要な申請書や、
離婚調停に提出する離婚の希望や主張などをまとめた書類、
財産分与のための財産の資料など
さまざまな書類が必要です。
そのどれも仕事や家事育児をしながら
期日までに作成しなければいけません。
それを弁護士に依頼していれば、
期日以内に正しく書類作成や手続きをしてもらえるので
わずらわしい書類作成などの手間が省けます。
スムーズに離婚裁判に進める
離婚調停が不成立に終われば、
離婚裁判に進むことになるのですが、
裁判では基本的には調停での話し合いを基に進められます。
そのため裁判になってから弁護士に依頼しようと考えていた場合、
調停の流れがわからないと
有利に裁判を進めるための準備ができなかったり、
本来であれば裁判まで隠しておいた方がよかった証拠などを
先に漏らしてしまって不利になってしまうこともあります。
調停では法律的な問題を抱えていることが多いので、
ここで取り返しのつかないことをしてしまうと、
後々の裁判で有利な条件にもっていくことが難しくなる場合もあるんです。
弁護士が調停からついていてくれれば、
裁判を見通してこちらが不利になるようなことはありません。
特に相手がモラハラのようなやっかいな相手であれば、
裁判までもつれこむことはよくあるので、
離婚裁判になることを覚悟して
最初から弁護士に依頼しておくことがいいと思います。
精神的な負担を減らせる
離婚するのはただでさえ精神的に負担が大きいのに、
調停の手続きをしながら仕事や家事育児といった
日常も送っていかなくてはいけないとなると、
その
です。
ひとりで抱えこんですっかり心が疲弊して、
早くこの離婚劇を終えたくて
不利な条件でも離婚に合意してしまうケースも少なくありません。
弁護士がいれば手続きなどの負担も減らせるし、
共に戦ってくれる仲間がいることで
「ひとりではない」という安心感があります。
もちろんそのためには
親身になってくれる信頼できる弁護士に
依頼する必要がありますが、
そんな弁護士がそばについていてくれれば
不安を吐き出すこともできるので、
非常に頼もしく心強いです。
離婚までの時間を短縮できる
やはりプロである弁護士がはいってくれれば
手続きなどもスムーズなので、離婚までの時間が短くすみます。
離婚までの時間が短ければ、
その分精神的な負担も軽減できるので、
離婚案件においていかに短く有利な条件で離婚できるか
というのも重要なポイントといえます。
このように離婚において弁護士を依頼することは、
離婚をスムーズに有利に進めるうえでも重要です。
離婚で弁護士を依頼するデメリット
離婚で弁護士に依頼するデメリットもありますので、
弁護士依頼の前には十分に
メリットとデメリットを比較して決めることをおススメします。
弁護士費用がかかる
やはり ということが
一番のネックなのではないでしょうか。
高い弁護士費用を支払ったからといって、
確実に自分の希望条件に合致して
有利に離婚が成立するかといえばそういうわけでもありません。
養育費や慰謝料、財産分与においても、
実際にもらえる金額と弁護士費用を比較してみると
割に合わない結果になることも・・・
弁護士に依頼する前に、
実際にどのくらいの費用がかかるのか、
弁護士に依頼することでどの程度の金額が獲得できるのかなど
しっかりと確認しておく必要があります。
離婚でかかる弁護士費用の相場は?弁護士費用を安く抑える方法!
の記事でも少しご紹介しましたが、
報奨金の考え方は事務所によっても様々です。
報奨金はだいたい離婚成立で30~50万円ほどかかります。
さらに経済的利益(弁護士に依頼したことによって得られた利益)
の10~15%以上というケースが多いのですが、
なにをもって「成功」というのかは
事務所によっては考え方はさまざまです。
例えば慰謝料を100万円請求していて120万円認められた場合、
経済的利益は20万円と考える弁護士もいれば
120万円だと考える弁護士もいます。
成功報酬は後からトラブルになりやすいので、
依頼する前にしっかりと確認しておくことが重要です。
ここではっきり答えてくれないような弁護士は
絶対に依頼しないようにした方がいいです。
弁護士とは信頼関係が大事ですから、
お互いいいことも不利なことも面倒なことも
きちんと話し合える人にお願いすることが大事です。
なるべく弁護士費用をかけたくない人は、
一度法テラスを相談してみるのはどうでしょうか。
弁護士選びを間違うと不利になったり時間がかかることも・・・
また調停を行う裁判所から遠い事務所に依頼すると
拘束時間が長くなって実費などがかかったり、
自宅から遠い弁護士だと打ち合わせに行くのに時間がかかるなど
時間と費用の負担がかかることもあります。
弁護士に依頼する前にメリットとデメリットをしっかり比較しよう
自分がどういう条件で離婚したいのか、
現状で話し合いはどのように進んでいるのかなどによって、
弁護士に依頼するメリットは大きく変わってくると思います。
例えば相手も離婚に同意しているけど
慰謝料だけで揉めている場合などは、
単純に「慰謝料がほしいから弁護士にお願いする!」となっても、
弁護士費用の総額と実際に獲得できる慰謝料の額がさほど変わらなかった、
期待していたような結果にならなかった・・・
なんてことになればデメリットが大きくなってしまいますよね。
離婚の合意自体が難しい場合や親権を争う場合などなら
弁護士に依頼すると成果が期待できます。
しかし慰謝料や財産分与、養育費の額だけの問題なら、
デメリットが大きくなる場合もあるので、
相談するときにしっかりと費用についてや
どれくらいの財産が獲得できそうかなどを
きちんと確認しておくことが大事です。
メリットとデメリットをしっかり比較したうえで、
自分に合った誠実な弁護士に依頼することが、
有利に離婚する上で最も重要です。
そこであなたの悩みに合った専門家
(弁護士や司法書士など)を案内してくれる、
日本法規情報という無料の離婚サポートがあります。
できるだけ早く自分に合った弁護士を見つけたい!
少しでも安く弁護士にお願いしたい!
といった場合はぜひ相談してみてはいかがでしょうか。
日本法規情報で探した弁護士が法テラスと提携していれば、
弁護士費用も非常に安く済ますことができますよ!
まとめ
相手がモラハラだとまともに話し合うことは不可能ですから、
離婚も一筋縄ではいきません。
「どうしても離婚に応じてくれない」
「養育費は一円も出さないと言っている」
など話し合いが平行線で進まないなら、
個人的にはやはり専門家である
弁護士に依頼するのがいいかなと思います。
ただ弁護士は敷居が高い・・・
お金がかかりすぎる・・・
といった不安があるなら
有利に離婚できるための知識を身につけてから
離婚に臨むこともおすすめです。
弁護士に依頼するよりもはるかに安い金額で
有利に離婚進めることができて
1年間の無料メール相談にも乗ってくれるので
安心して離婚に臨めると思います!