妻に対してしょーもないことでもいちゃもんをつけて、攻撃を仕掛けてくるモラハラ夫。
しかしモラハラ夫自身は、 攻撃しているつもりは全くなく無自覚で嫌がらせをしてきています。
自分が不快にならないための防衛策であるという意識なので、加害者意識は当然ありません。
むしろ妻が自分を不快にするから、俺は被害者だという意識なんですね。
モラハラ夫に共通する無自覚について、ご紹介します。
モラハラ行為は防衛策!モラハラ加害者の共通点は無自覚!
モラハラ行為は被害者を傷つけたり攻撃しているという意識しているのではなく、多くの場合無自覚で行っています。
それは根底に「怒らせるお前が悪いから仕方ない」「妻は俺様の思い通りに動いて当然」といった感情があります。
無自覚でモラハラ行為を続けるモラハラ夫の心理をご紹介します。
相手の不快な行動に対する防衛
モラハラ夫が暴言をはくとき、多くの場合は相手の不快な行動から自分の心を守るための防衛であるつもりが多いようです。
なのでモラハラ夫本人に、相手を攻撃しているという自覚はないんです。
他人に対して信用ができずになんでもかんでも「相手が俺を陥れようとしている」といった被害者意識が働きます。
いつだって「自分だけが不当な扱いを受けてる」という思い込みから、過度な被害妄想に
自分の権利だけは当然のように主張してくるくせに、相手の権利は全く認めないので本当にやっかいですよね。
他者分離ができず違う価値観を認められない
モラハラ夫はターゲットである妻との他者分離ができないので、違う価値観を認めることができません。
妻と自分は一心同体。
俺のことは妻はなんでもわかっていて当然だし、俺も妻のことを全て理解していると本気で思い込んでいるのです。
例えば妻は目玉焼きは醤油派、夫は目玉焼きはソース派とします。
夫にはソースを出し、妻が目玉焼きに醤油をかけようとすると、「なんで目玉焼きに醤油なんだ。おまえおかしいんじゃないか」と文句をいってきます。
自分が醤油で目玉焼きを食べるわけじゃないから、別にどっちでもいいと思うのですが、モラハラ夫は自分が理解できないことをやられると軽くパニックになります。
他人と適切な距離感がわからないモラハラ夫は、自分と妻は同じものでないといけないといった思考なので、妻の理解できない行動に違和感や不快感を抱くのです。
妻の行動はすべて自分が理解できる範囲でないと気が済まないため、妻の行動の細かい部分にまで口をはさみ、いちいちいちゃもんをつけてきます。
醤油をかけようがソースをかけようがコショウをかけようが、自分が食べるわけではないんだからなんでも良さそうなものなのに。
そんな小さなところまで干渉し、支配しようとしたがるので、妻は行動のすべてを監視されているような気になり息が詰まるのです。
妻と子が出て行っても気がつかない
モラハラ夫は妻を攻撃している自覚がないため、妻から「直してほしい」「私は傷ついている」と言われても理解できません。
実際に妻が子どもを連れて家を出て、はじめて妻が本気で嫌がっていた、自分と別れたがっていると気がつくというパターンが多いのです。
しかし妻が出て行って、調停を起こされて離婚することになったとしても、最後まで気がつかないモラハラ夫も多いです。
私の元夫はまさにそんなタイプ。
完全に自分ひとりが被害者だと思い込んでいます。
「俺には非がないのに、勝手に出ていく妻がわがままで頭がおかしい」というのが元夫の主張です。
最後まで、自分の何がいけないのかわからないままでした。
こういうモラハラ夫は非常に多いです。
気がついてくれるだけまだマシ。
というか、気づく人はモラハラではないんじゃないかとすら感じます。
最後の最後まで「俺ひとりが被害者でなんてかわいそうなんだ・・・」と思い込んでいるモラハラ夫は、離婚後も平気で嫌がらせをしてくるので注意が必要ですよ。
まとめ
モラハラ夫が攻撃をするのは無自覚で、 自分は攻撃をしているつもりはないため、自覚させようとしても難しいのが現状です。
これは多くのモラハラ夫に共通することで、自覚がないから治すのが難しいともいわれています。
むしろ、自分を不快にする妻が悪者で、モラハラはそんな自分の心を守るための防衛策だと考えると、とてもじゃないけどモラハラが改善するなんて期待はできないとわかると思います。