モラハラ夫と結婚した女性のほとんどは「なんでこんなにひどい男だと見抜けなかったんだろう」と後悔する女性は多いと思います。
モラハラ夫は家の外と中では、まるで二重人格のようにまったく人格が変わります。
モラハラ夫は結婚するまでは、とても優しく紳士的でいわゆる「理想のだんなさん」である場合がほとんどななので、モラハラを見抜けないことは仕方ありません。
なぜモラハラ夫と結婚したのか
友人などから、モラハラ夫の話や相談を受けると
「どうしてそんな男と結婚したの?」
「結婚前に見抜けなかったの?」
と疑問を持つ人も多いと思います。
被害者の女性自身だって、一番不思議に思うところですよね。
正直いって目の前の人間がモラハラ男かどうかを見抜くことは、非常にむずかしいです。
ですから被害に遭っている女性は、決して自分を責めないでほしいです。
被害者から相談を受けている人は、ぜひ「なんでそんな人と結婚したの?」なんて残酷なことを言わないでほしいです。
私もわかりませんでした。
結婚する前と後ではモラハラ夫は、まるで二重人格のようにまったく違う人格になるんです。
モラハラ夫は結婚や、妊娠出産など
「もう自分からは離れない」
「簡単には逃げられない」
ことがきっかけで豹変します。
モラハラ夫はモラハラをしやすそうな女性を選び、ターゲットとして選んだ女性を確実に仕留め、モラハラをするために結婚するのです。
それまでは女性を油断させ安心させて、逃げられないように囲い込んでから思う存分モラハラ行為をはじめます。
結婚前のモラハラ夫はまるで理想のだんな様?
モラハラをするような男性は、見た目もいかつくて乱暴な言葉遣いをするような人をイメージしている人も多いかもしれませんが、実際は全く普通です。
見た目もスラっとしていて誠実そうで魅力的であったり、明るくて友達も多く、周りからの評判もすこぶる良かったりします。
一流大学を出て誰もが知っているような一流企業に勤めていたり、収入が多く気前が良かったりと結婚相手としては申し分ないような人である場合が多いです。
ちなみに私の夫もモラハラ夫ですが、見た目も普通ですし一流企業には勤めていませんが、明るくて場をなごますような人ではありました。
友人も多く、先輩、後輩に限らず誰からも評判はよく、信頼されているムードメーカーのような存在で、そういう意味では魅力的な男性であったかもしれません。
モラハラ夫との出会いから結婚まで~私の場合~
私とモラハラ夫は職場で知り合いました。
正社員で働いていた会社が倒産、リストラに遭い無職になったときに、とりあえずのつなぎのために派遣社員でラウンダーとして仕事することになった派遣先の会社に夫はいました。
違う部署の営業をしていた彼とは、仕事が終わってからの飲み会などで仲良くなりました。
モラハラ男はターゲットと決めた相手には徹底的にアタックして、確実にしとめようとしますが、私の場合も同じように猛アタックを受けて付き合うことになりました。
当時私は30すぎて派遣社員で将来も不安、とにかく早く子どもはほしいと焦りを抱えて一人暮らしをしていた頃でした。
そんなときに周りから評判のよい職場の同僚から、少女マンガやドラマに出てきそうな猛アプローチ!
自分の友達に会わせても
「誠実で楽しい人だね」
「頼りになるね」
など高評価で、付き合って1年で結婚しました。
夫の場合は突然豹変するというよりも、徐々にモラハラがひどくなっていった感じです。
結婚前もケンカをすることはありましたが、暴言をはくようなことはありませんでした。
結婚して一緒に暮らすようになってから、耳をうたがうような暴言を言われることが増えてきて、夜中に家を追い出されホテルに泊まるようなことまでありました。
結婚後も仕事を続けていましたが、結婚して1年後に夫の転勤で私は仕事を辞めて、地元を離れ全く知らない場所で専業主婦になってから、モラハラが加速したと思います。
私がモラハラ夫と結婚するまでのすべてをInstagramで公開しています。
見抜き方も含めて公開していますので、ぜひチェックしてみてくださいね。
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モラハラ男の見抜き方は?違和感に注目
よく「モラハラ男の見抜き方」という記事を見ますが、それらはすでにモラハラが出てからの場合が多いです。
女性が完全に信頼するまでは、モラハラの影は一切見せず、真面目で優しく穏やかな男性を演じるので、結婚前にモラハラを見抜くことは非常に難しいかと思います。
「モラハラを見抜く」ことはほぼ不可能に近いと思いますが、「違和感に注目する」ことで少なからずモラハラ気質かもと意識することは可能かもしれません。
こちらの記事を、参考にしてみてください。
自分の過去の栄光や不幸話を何度もする
モラハラ男は自分が大好きです。
自分が今までどれだけ素晴らしい人生を歩んできたか、もしくはどんなに不幸な目に遭ってきたかを何度も話したがります。
付き合いの浅い段階で、自分の人生や過去の武勇伝、苦労話などを語る男性は注意した方が良さそうです。
嫉妬深く愛情深い
束縛まではいかなくても、嫉妬深い男性は結婚後束縛などがでてくる可能性があります。
逆に、 愛情深い男性も注意が必要です。
魅力のひとつに感じそうな愛情深さ。
しかし見返りなく愛情を与えてくれるような男性ならいいのですが、 モラハラ男は自分が100愛情与えたんだから、同等かそれ以上の愛情を返すことを当然と思っている場合があります。
やたらと「好きだ」「愛してる」などを連発するタイプは、注意した方がいいかもしれません。
すぐにため息や舌打ちをする
すぐにため息をついたり、舌打ちするような人も要注意です。
私の夫も交際中からため息が非常に多かったんです。
イヤミなため息というよりも
「オレはこんなに思っているのに(頑張っているのに)、どうしてわかってくれないんだ(ハァ)」
「理解してもらえずかわいそうな俺」
というような、被害者面してため息をつくことが多かったです。
このため息には、結婚後も何度も何度も本当に不愉快な思いをさせられました。
ため息も後々妻の罪悪感を引き出す道具として、たびたびモラハラに使われるので注意しましょう。
まとめ
今目の前にいる男性がモラハラ男なのかどうか、結婚を決める前に見抜くことは非常に難しいです。
まるで二重人格のようにガラリと人格が変わってしまうので、妻は「本当にあの優しかった彼の言葉なの?」と自分の耳を疑ってしまうことも少なくないでしょう。
しかし後から考えると、少し違和感を感じた部分はあって、そこが結婚後のモラハラに繋がっているのも事実です。
モラハラ男は幼少時代に家庭環境で問題があった場合も多いので、結婚前に子どものころの思い出話などしてみるのもいいかもしれません。
付き合っている間に少しでも「違和感」を感じたら、慎重に彼のことを見ていく方がいいかもしれませんね。
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