はじめて在宅ワークのWeb面接が決まったけど、どんな質問をされるのか、どう回答するのが好印象なのか気になっている人も多いのではないでしょうか。
在宅ワークのWeb面接は、決まったパターンの質問が多いんです。
もちろん通常の面接で聞かれることも多いので、事前によく聞かれる質問や回答のコツなどを知って準備しておいてくださいね。
- これから在宅ワークを探したい人
- Web面接でどんな質問をされるか気になっている人
- 好印象を与える回答が知りたい人
- 在宅ワークで求められていることを知りたい人
- 志望動機に悩んでいる人
在宅ワークのWeb面接でよく聞かれる13の質問
実際にいろんな業種で数多くの面接を受けた私が、よく聞かれた質問をまとめました!
面接での受け答えのポイントは、まずは結論から答えることを意識しましょう。
質問に対して直接的な回答
具体的な理由、事例やエピソード、深掘りなどを
最後に最も伝えたいことを強調するために再度結論
上記のような構成で話を組み立てることで、面接官に理解してもらいやすく的確にアピ―ルすることができますよ。
志望動機に関する3つ質問
- 在宅ワークを希望する理由
- 志望動機
- 当社をどれだけ知っている?
在宅ワークを希望する理由
どの職種でも聞かれることが多いのが、この質問です。
これから在宅ワークを希望する理由として多いのは
「家事や子育てと両立しながら働きたい」
「家事育児のすき間時間に働きたい」
「場所や時間に囚われずに働きたい」
本音はそうだと思いますが、これではあなたを採用するメリットが企業側にありません。
面接官は、「貢献してくれるかどうか」「どんなことをして貢献してくれるか」などが知りたいはず。
在宅ワークを希望する理由をそのまま答えるよりも、自分のメリットに企業のメリットを結びつけて回答すると好印象です。
- 通勤に費やす時間をスキルアップやリフレッシュに使えて生産性が上がる
- ワークライフバランスを保つことができ、業務効率が上がる
- ひとりの環境で働くことで、より集中して正確な仕事ができる
志望動機
また、「数あるリモートワークのなかで何故この会社に応募しようと思ったのか」「志望した理由」といった志望動機はほぼ100%聞かれるので、ポイントを抑えて考えておいてください。
最初にお伝えしたように、下記の構成を意識して話すようにしましょう。
応募先の企業のHPなどをチェックして、特徴や理念、企業が重視している点などの理解を深めることも大切です。
採用されればあなたが働く会社ですから、応募の時点でリサーチしておくと、実際に働いてから「思ったのと違った」といったギャップも減るはずですよ。
また、仕事に活かせそうな経験やスキルを整理して、即戦力としてアピールするのも◎
同じ業種で働いたことがなくても、例えば接客業の経験があればコミュニケーションスキルをアピールしいたり、事務の経験があればパソコンスキルをアピールすることもできます。
在宅で仕事をするからこそ、基本的なパソコンスキルやコミュニケーションスキルはしっかりアピールしましょう。
- これまでのスキルや経験をどう活かせるかアピールする
- 応募先の企業の強み
当社をどれだけ知っている?
事前に応募する会社のHPをチェックして、事業内容や企業理念、主な実績や今後の展望などは最低限チェックしておきましょう。
暗記をする必要はなく、どれだけこの会社に興味を持っているかが伝わればOK。
企業理念をチェックしたうえで、自分ならどのように貢献できるか、どんな活躍ができるかなどをアピールしていきましょう。
- 応募する会社のHPを一通りチェックする
- 企業理念をチェックして共感、どのような貢献ができるか
- 業界の中でその会社が今後どんな展望があるのかなど
これまでの仕事の経験に関する3つの質問
- これまでの職歴
- 今までの仕事で失敗を乗り越えた経験
- 仕事で成果を出した経験
これまでの職歴
職務経歴を聞かれたら、前職までの職種や立場、成果や実績などを伝えましょう。
目標達成までのプロセスや努力したエピソードなどをまじえながら「目標を〇%達成」や「〇人中でトップの業績」というように、具体的なエピソードや客観的なデータなどがあるとよりいいです!
大きな実績がなくても、面接官は「結果までのプロセスで、どんな工夫ができるのか」が知りたいはずなので、エピソードのなかで自分が工夫や努力してきたことや仕事への姿勢がみえるように話すようにしましょう。
大きな失敗をしたことは?
面接官は、応募者がどんな失敗のエピソードを話すかによって、「何を失敗ととらえているか」「失敗に対してどんな対処をしたのか」「失敗から学ぶ意欲はあるか」など、応募者の価値観や判断力、問題解決能力や向上心などを知りたいと考えています。
失敗談を話すときは、学びがある失敗や実際に仕事に活かすことができたエピソードがおすすめです。
例えば、下記のような流れで失敗談を伝えるのがおすすめです。
- 確認不足によるミス→確認作業の重要さに気づく→慎重に取り組むようになった
- 対人関係での失敗→コミュニケーション不足による勘違い→報告・連絡・相談などコミュニケーションの見直し
- スケジュール管理の失敗→計画性をもってスケジュール管理に取り組むようになった
取り返しがつかないような大きな失敗や、マナーに欠けるような失敗談は避けましょう。
- 「失敗→克服→成長」の流れで伝える
- 失敗や挫折をどのように克服したか
- 失敗から何を学んだのか
仕事で成果を出した経験
あなたの実力やスキルをアピールできる質問です!
「何を」「どれだけ」成し遂げたのか、具体的なエピソードやデータを用いて答えましょう。
ただし、ここでも重要なのは実績よりもやっぱりプロセスです。
結果を出すまでにどんな工夫をし、どんな行動をしたのか、それがどう結果に結びついたのかまでしっかり伝えることが大事です。
- 「実績や評価されたこと→具体的なエピソード→貢献できること」の流れで伝える
- エピソードには、プロセスを具体的に
- 自分の考え方も伝える
- 成功体験を活かして入社後の働きぶりやどう貢献できるかをイメージしてもらう
パーソナリティに関する4つの質問
- 自己紹介
- 自分の長所
- 自分の短所
- 周りからどんな人だといわれる?
自己紹介
応募者の人柄や要点を簡潔にまとめて話すスキル、コミュニケーション力があるかなどを知るために、自己紹介を求められることが多いです。
1~2分以内で話せるように事前にまとめておきましょう。
- 1~2分程度でまとめる
- 今までの経験やスキル、実績などを端的に伝える
- 趣味や家族について
- 意気込みをひとこと付け加える
自分の長所
企業がどんな人材を求めているかを意識して、アピールすることが大切です。
たくさんの長所を上げるよりも、ひとつに絞ってアピールする方が印象に残りやすいです。
ここでも自分の長所を簡潔に伝えた後、その長所が活かされた具体的なエピソード、どのような成果につながったかなどを付け加えると◎
自分の能力や個性をアピールしつつ、どのように仕事に活かせるか伝えられるといいですね。
自分の短所
短所を聞かれるのは、「自分の短所を自覚しているか」「克服しようとする向上心はあるか」などを見極めたいから。
自分の短所を伝えることがマイナスだと感じて「短所はありません」と答えてしまうと「自分を客観視できていない」「自分に甘い」と思われてしまいます。
業務に差し支えそうな短所、例えば「怒りっぽい」「時間にルーズ」などは避けましょう。
短所は長所の裏返しでもあります。
短所を簡潔に伝えつつ、ポジティブに変換して、仕事への向き合い方も合わせて伝えるといいですよ。
- 「心配症」→慎重、仕事がていねい、計画性がある
- 「優柔不断」→慎重、思慮深い
- 「引っ込み思案」→繊細
- 「せっかち」→決断や対応が早い
- 「頑固」「我が強い」→芯が強い
- 「意志が弱い」「流されやすい」→他人の意見を尊重できる、適応力が高い
- 「マイペース」→おおらか、周りに流されない
- 「負けず嫌い」→向上心が強い
- 「自信がない」→謙虚
このように短所をポジティブな印象になるように伝えることが大事です。
例えば「心配性」なら、「心配性で気になって何度も確認してしまい、時間がかかってしまう」「しかし確認をしっかりすることでミスが少なく、事前にしっかりと計画を立てて行動ができる」といったように回答すると印象が良くなります。
また、「確認に時間がかかってしまうので、時間を区切って効率よく作業できるように気をつけています」という風に、短所をカバーするために意識していることを付け加えるのがコツ!
自分自身の短所を理解し、改善するための努力をしていることや向上心が伝わりますよ。
周りからどんな人だといわれる?
社風に合っているか、自己分析と周囲の評価にギャップがないかを確認するためによく聞かれます。
プロフィールなどに自己PRは記載しているはずなので、企業側は事前にあなたの自己PRは確認済である場合が多いです。
また事前に志望企業のサイトを確認して、どんな人物像が求められているかを考えましょう。
どんなに素晴らしい人柄でも、企業が求める人物像とギャップがあると採用したいと思ってもらえません。
また、「○○な性格だと言われます」のあとに、必ずその理由やエピソードも合わせて答えましょう。
エピソードを話すときは、「だれに、どんなときに、なぜ」そう言われたのかなどを伝えることがポイントです。
仕事と関係のない回答や、ネガティブな印象を与える回答は控えましょう。
- 志望企業の求める人物像に合わせる
- 「○○な性格といわれる」→その回答の深掘りやエピソード
- 入社後にどう活かしていくかも伝える
パソコンスキルに関する2つの質問
- ビジネスチャットは使える?
- 新しいツールの苦手意識はないか
在宅ワークでは、チャットワークやスラック、ラインなどのチャットツールでコミュニケーションを使うことが多いです。
また業務を遂行するために、新しいツールを使う機会もあります。
むずかしいものではなく、慣れれば使いこなせるようになるので、これまで使ったことがない人でも、苦手意識を持たずに、覚えようとする姿勢を伝えることが大事です。
- 苦手意識はないことを伝える
- 前向きに使いこなすように努力する姿勢をみせる
- 不安な態度は出さない
逆質問(面接官への質問)
- 何か質問はあるか
「特に質問はありません」というと、自社に興味はあるのか、入社の意志があるのか伝わりません。
そのため、必ず何か質問しましょう。
できれば待遇や福利厚生に関する質問よりも、社内の雰囲気や評価制度、業務の中身や流れについて質問することがおすすめです。
また、「○○が得意なのですが、御社の仕事で活かすことはできますか?」など、さりげなく自分の長所をアピールるすのも◎
逆に、HPに記載されているような質問はNGです。
取り扱っている商品やサービスなど、調べたらわかるような質問は避けましょう。
- 1日の仕事の流れを教えてください
- 入社後はどのような流れで業務に携わりますか
- 将来○○のポジションに就きたいと考えているが、どんな能力が求められますか
- 入社までに準備するもの
- ○○が得意なのですが、御社の仕事で活かすことはできますか?
まとめ
この記事では、Web面接でよく聞かれる質問14選と、好印象を与える回答のコツを紹介しました。
在宅ワークでも通常の面接でも、当たり前のことをきちんとできれいれば問題ありません。
Web面接は独特の緊張感はありますが、慣れてしまえば通常の面接よりもやりやすいと思います。
事前にしっかり準備だけしておけば、あとは自信をもって面接に臨んでくださいね。