些細なことでイラついてひどい暴言をはくモラハラ夫ですが、機嫌がいいときなどにみせるモラハラ夫の優しさや気遣いに「この人にも愛情がある」と感じて戸惑ったことはありませんか?
しかし愛情のある人がこんなにひどいことを言うなんて、どうしてだろうと思いますよね。
今回はモラハラ夫の「愛情」という感情についてご紹介します。
モラハラ夫にも愛情がある?私の夫の場合
私の夫は些細なことですぐにキレてはひどい暴言を、ときには延々と吐き続け、それに対して罪悪感すら微塵も持たないような人でした。
「暴言を吐かれるお前が悪い」「俺は悪くない」と本気で言っていたくらいです。
たび重なる暴言と、私に対してあまりにも見下したバカにした態度にガマンの限界がきて、今年の5月末に幼い子ども達を連れて車で3時間ほどにある実家に帰ってきました。
最初は即弁護士に依頼して離婚を進めるつもりでしたが、子どもがまだ小さくてお父さん大好きなのがかわいそうで、しばらくは別居(世間的には単身赴任)という形にして、いつでもお父さんと会える環境にしていたいと思い、現在は話し合いの結果しばらくこのまま別居状態を続けることになりました。
子どもと久しぶりに再会したときの夫のうれしそうな顔、子ども達をかわいがる姿。
そして子ども達と別れるとき、あのモラハラ夫がまさかの号泣したとき、このモラハラ夫にもさすがに子ども達には愛情があるのかな・・・とぼんやり考えたくらいです。
しかしふと「愛情」という感情をもつ人間があんなひどい暴言はくものかな。
そもそも本当に愛情があれば、別居になる前に自分の言動を振り返ったり、別居にならないために話し合いをしようとしたり、必死になるものですが、私の夫はまったくそういうのはありません。
「出るなら今すぐ出て行けよ」「やれるもんならやってみろ」「別居するくらいなら離婚するわ。体裁も悪いし女も作れへん」とまで言っており、まったく子どもに対する愛情のかけらも感じられませんでした。
別居後も後悔するどころか「なんで俺がお前らの生活費を出さないとあかんねん」という愛情のない態度は変わりませんでした。
本当にお金がないならともかく、モラハラ夫はそれなりに収入もあって、ついこないだボーナスがたんまり入ったところで通帳はホクホクのはずです。
反対に私は長年専業主婦で収入はありません。
別居してから夫の経済的DVが顕著に現れました。(それに関しては後日書いていこうと思います)
夫は別に子どもに愛情があって、別れるたびに泣くのではなく、単に「子どもに会えないかわいそうなオレ」に酔って泣くんです。
もちろん子どもはかわいいし、会えたらうれしいでしょうが、自分の気に入らないことを子どもがすれば、何週間ぶりの再会でも急に子どもにもキレたりします。
モラハラ夫に「愛情」という人がだれでももつ感情は、ない。いうのが私の結論です。
結局モラハラ夫は自分が一番かわいいんです。
本当に愛情があれば、そもそも別居になる前にもっと必死になるはずなんです。
私の夫の場合はですが、別居するさみしさよりも自分のプライドの方が大事だったんです。
たまにものすごく優しくなるモラハラ夫。しかしそれは本当の優しさではありません。モラハラ夫の優しさ。それは妻をコントロールするためのツールにすぎないんです。
モラハラ夫にとっての愛情は?
モラハラ夫にも妻や子どもに対して「愛情」はあるんだと思います。
ただしその愛情は普通の人の愛情とは異なり、いびつな形をしています。
と考えるといいかもしれません。
2歳のイヤイヤ期まっさかりの小さな子どもが母親に甘えて「あれイヤだ」「これやってよ」「やってくれなきゃ泣いちゃうよ!」と、母親がいうことを聞くまで大泣きしたり暴れたりと手がつけられない状態を、大人になってもやっているんです。
2歳児がどんなに泣いてもワガママいっても暴れても、母親は子どもを見捨てずに受け入れてくれます。
モラハラ夫は大人になっても、自分がどんなに文句をいってもワガママいっても暴れても、妻は自分を見捨てずに受け入れてくれる、いや受け入れるべきだと本気で思っています。
赤ちゃんが母親を支配するような居心地の良さこそが、モラハラ夫の思う「愛情」なのです。
モラハラ夫の心の中身は2歳児のまま。魔の2歳児のおっさんがいたら、それはもう本当にめんどくさすぎです!
モラハラ夫の愛情の実態は
モラハラ夫の愛情の実態は、「支配欲」です。
妻を傷つけ支配することで、自分の存在価値を見出すための愛情なんです。
自分が妻をいじめているなんて微塵も考えていません。
ひどい暴言に対して「ちょっと言い方はきつかったかもしれないけど、これも全部お前のため」「お前を愛しているから」などと平気で言います。
暴言が「ちょっと言い方がきつかっただけ」なんてこと、ありえないですよね。
人格を否定したり妻ががんばってきた家事や育児を全否定することを「ちょっと言い方がきつくなった」とは言えません。
暴言という自覚が全くないからこそ、こんなセリフが出てくるんです。
そんなの愛情でもなんでもありません。
自分がモラハラ行為をしたことを「愛情」を言い訳に正当化しているんです。
「お前のため」といって妻に責任をなすりつけているだけです。
モラハラ夫の愛情とは、自分の暴言やモラハラ行為を「これは愛情」だと正当化しているだけの飾りみたいなものです。
そのくせ自分に対しては、母親が幼い子どもを世話をするように、自分の不快な環境や状況を妻がすべて取り除くのが当然と思っています。
それによって妻が辛い思いをする、苦痛を伴うことなんてなんとも思っていません。
自分が居心地を良くするために妻が動くことは当然と思っています。
モラハラ夫が愛しているのはあくまで自分だけ。
妻や子どもは自分の価値を高めるためのアクセサリーのような存在で、愛情はこれっぽっちもありません。
モラハラ夫の愛情表現はとても大げさでわかりやすいです。でもしれは被害者の心を縛り付けるためのもの。モラハラ夫の愛情表現のからくりをご紹介します。
まとめ
普通の人の感情がキレイなまるの形をしているとしたら、モラハラ夫の感情の形はいびつに曲がりくねってデコボコしています。
機嫌のいいときには、自分や子どもに対して優しかったりいろいろサポートをしてくれたり、家事を手伝ってくれたりと、愛情を感じることもあるかもしれませんが、それは本当に愛情があるからではなく、後からモラハラ行為するための種をまいているだけです。
妻はついそんな夫に同情したり、自分や子どもに対して愛情があるんだと錯覚してしまいがちですが、だまされてはいけません。
今後「オレはあのときあんなにやってやっただろ」などと暴言をはき「お前が無能だからオレがやるんだ」と妻を陥れるためです。
モラハラ夫に他人に対する愛情はないとあきらめて、夫には期待しないことです。
モラハラはほとんど治る可能性は低いですから、もう限界だと感じれば、すぐに別居や離婚して少しでもモラハラ夫と距離をとることをおススメします。
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