今現在経済的DVがない家庭でも、相手がモラハラ夫ならいつ経済的DVがはじまるかはわかりません。

というのも、基本的にモラハラ夫は機会があれば「いつでも経済的DVをやりたいぜ!」と思っているんです。

モラハラ夫が経済的DVをはじめるときのパターンとその対処法をご紹介します。

経済的DVとは?

経済的DVはこのブログでも何度か取り上げているのでご存知の方も多いと思いますが、念のためおさらい程度にご紹介します。

経済的DV(経済的暴力)とは、収入のある夫が、妻から経済的な自由を奪って追い詰め支配する行為のことを言います。

自由にお金が使えないって、人としての権利も尊厳も奪われているのと同じですよね。

多くの経済的DVは、妊娠や出産などで妻が働けない状態になってから始まります。

生活費を渡さない

夫にはきちんとした収入があってある程度自由になるお金があるにも関わらず、妻に生活費を渡さない、渡していたとしても最低限の金額しかもらえず、全然足りないなど。

「生活費が足りないからもう少しちょうだい」と頼むとイヤな顔をされたり文句を言われると、だんだん言いにくくなってきてお金を催促するのが苦痛になってきます。

お金を支配されているため、妻の立場はどんどん弱くなってしまいますます支配されていきます。

また夫の収入がいくらあるのか、貯金がどのくらいなのかなど一切妻に明かさないのも経済的DVに入ります。

自分は自由にお金を使っているのに、妻には1円だって渡したくない経済的DVの典型です。

お金の使い道を細かくチェックする

生活費はもらっているけど、お金の使い道をいちいち細かくチェックしてくる。

うちはこれです。

普通に生活費ももらっていたけど、私のもの(例えば服や小物、100均の雑貨でも)買うといちいち「そんなん持ってた?」「買ったん?」「いくらやったん?」といちいち聞いてくるんですよね!

私の夫は、私が実家に帰ったときに友人と買い物に行って服を買ったのを、(私が夫の自宅に)帰ってから初めて知ったことで「だまって買ったん?」「買うのはいいけどその前に聞いてほしかったわ」とキレられたことがあります。

つまり夫は「お前ごときが俺の金を自由に使うなんて許せん!」「俺の金なんだからまず俺に断りをいれるのが筋だろ!」って思ってたんですね。

一応仕方なく生活費は渡しているけど、きっかけさえあればいつでも生活費を渡さないようにしたいと狙っているパターンですね。

こういうことを言っているモラハラ夫は、今後きっかけがあればいつでも経済的DVがはじまる可能性が高いです。

これはモラハラ夫なら結構多いんじゃないでしょうか。

妻が働くことを許さない

妻が働くことを許さない夫も経済的DVに当てはまります。

妻が働いて収入を得てしまったら、「俺の稼いだ金だ!」と偉そうにもできないし、経済的な暴力によって支配することもできません。

ヘタしたら自分は捨てられるかもしれませんからね。

自分の立場を守るために妻を働かせない夫は経済的DVに当てはまります。

勝手に借金をしたり高額な買い物をする

妻に相談もなく勝手に借金を作っていたり、高額な買い物を家のお金で勝手に購入していた(家族で使うものではなく自分の趣味など)場合も、経済的DVに当てはまります。

家族のためのお金はケチるくせに、自分のためなら高額な商品も平気で購入するようなタイプは、借金など作る可能性があるので注意が必要です。

経済的DVや対処法については、コチラの記事を参考にしてくださいね!
モラハラ夫の経済的DV対処法5つ!モラハラ夫はどうしてお金にケチなの?

モラハラ夫はいつでも経済的DVをやりたいと思ってる

おそらくほとんどのモラハラ夫は「俺が稼いだ金は俺ひとりで好きに使いたい!」「なんでお前なんかに俺の金を渡さないといけないんだ!クソッ!」と思っています。

ですから機会があればいつでも「経済的DVをしてやりたい」と思っているんです。

モラハラの特徴として「強い執着」がありますが、お金に対する執着はものすごく強いと思います。

そのためモラハラ夫であれば、いつでもだれでも経済的DVがはじまる可能性があるんです。

今現在経済的DVがなくても、「いつか私も経済的DVを受けるかもしれない!」ということを念頭において、今から少しずつ準備していく方がいいでしょう。

生活費はもらっているけど「お金の使い道をいちいち聞いてくる」タイプは、きっかけさえあれば明日にでも始まるかもしれません。

モラハラ夫の経済的DVの始めるときのパターン

モラハラ夫が経済的DVを始めるとき、しれっといつの間にか生活費をくれなくなる場合もありますし、妻の家計管理にいちゃもんをつけて「それなら俺が家計を管理してやる!」ともっともらしいことをいって経済的DVを始める場合もあります。

そしてなんだかんだいちゃもんをつけて、徐々に生活費を減らされたり、「将来のため(子どものため)に貯金額を増やしたいから生活費はもう少し減らせ」などといって堂々と減らしてくる場合もあります。

そして妻から「お金が足りない」と催促されると、不機嫌になったり文句をいうなどして威圧的な態度になり、徐々に妻は夫に催促しにくくなり支配関係が生まれてしまうんです。

「あくまで自分は悪くない」「妻が家計管理が苦手だから俺がやってやってるんだ」というスタンスで経済的DVを始めるので、妻自身も何も言えず「自分が悪いのかな」「私のやりくりが下手だから・・・」と被害者と気づかないケースも多いんです。

経済的DVの始まり!我が家のケース

わが家でも一度私がつけている家計簿のことに文句を言われてケンカになり、「だったら俺が家計を管理する!」といわれたことがあります。

夫は「現金はそんなにいらんやろ?とりあえず1万な」といって1万渡すのですが

この「とりあえず」が曲者です!

「最初は少額渡しておくけど、足りなくなったらいつでも言ってくれ」みたいな言い方につい油断してしまいますが、これが経済的DVの始まりともいえます!

だんだん夫からお金を渡すことがなくなってきて、こちらから催促すると最初は「忘れてた」みたいな態度から徐々に「また?」「なににそんな使ってんの?」「お金ないんやからもう少し節約してや」などと文句をいい始め、不機嫌モードになっていきます。

そのうちこちらがお願いしないとくれなくなり、「すぐにはお金用意できない」などと言って渡さなくなってきます。

私は3ヶ月経った頃に、こんな生活やってられるかー!と思い、なんとかモラハラ夫をだまらせることに成功。

「貯金どのくらいたまった?」と聞くと、夫は偉そうに「貯金なんかできてるわけないやろ!全然金ないわ!」とまるで私のせいで金がないと言ってきたので、「それはあなたのやりくりが悪いんじゃない?私は別の通帳に毎月貯金してたんだよ?ほら」といって貯金用の通帳を見せました。

夫は私が全く貯金していないと思っていたみたいですが、私は給与が入ったらすぐに一定額を別の通帳にうつして貯金に回していたんです。

「あなたが家計管理してる方が貯まらないってよくわかったよね。それに毎回お金ないっていうけど、自分のことに使ってるんじゃないの?だってこの3ヶ月お金もらってないんだから、私のやりくりのせいでお金がないわけじゃないよね」「そういうわけだからこれからはまた家計の管理は私がします。」「だいたい毎回催促しないとお金もらえないとか無理やし」などといって黙らせました。

夫が家計を管理していた3ヶ月の貯金はゼロ。

そもそも私に生活費をほとんど渡さなかったくせに、なんでお金が足りなくなるのか不思議!

あのとき毅然とした態度で「断固経済的DVは許さん!」という姿勢で臨んだのでうまくいきましたが、あのまま流されていたら・・・

私にはお金の自由もなくなっていたかもしれません。

経済的DVが始まったときの対処法

これは暴力が始まったときでも言えることですが、モラハラ夫が生活費がくれなくなったとき、催促してるのに不機嫌な態度になったとき、暴力をふるわれたとき、絶対にそれを許してはいけません。

ケンカ腰になる必要はありませんが、毅然とした態度で「それ経済的DVよね!」と指摘する必要があります。

ここでたいしたアクションを起こさなければ、「このまま何事もなく経済的DVを続けていけるかも・・・!」と思いそのまま経済的DVは続き、「もっと減らせるんじゃないか」と思えばどんどんエスカレートしていきます。

モラハラは上限がありませんから、どこまでもエスカレートしていきます。

最初に経済的DVは許さない!という姿勢は崩さないようにしましょう。

もちろんモラハラ夫としても、あなたが反撃してくるのは想定内です。

おそらくあなたが反撃してきたら何かしらいちゃもんをつけてきて、あとは大声をあげたり壁をなぐったりして威圧するか「お前とは話しにならん!」といってさっさと別の部屋に逃亡するかしてくると思います。

モラハラ夫が興奮状態のときは何をやっても無駄なので、しばらく時間を置いた方がいいですがここで逃がしてはいけません。

モラハラ夫が冷静なときや機嫌がいいときを見計らって、「経済的DVは〈悪意の遺棄〉に当てはまって離婚の原因にもなるし、慰謝料の対象にもなるよ」「会社の人とかに知られたらかっこ悪いよ?」など、「経済的DVを続けてたらあなたの方が損することになるよ」ということを伝えましょう。

言い方には注意が必要ですが、モラハラ夫は基本的には自分が不利になるなら、モラハラ行為は抑えられると思われます。

この時の言い方は、毅然な態度で。

と言ってもモラハラ夫が威圧的な態度を取られると、やはりビクビクしてしまう人も多いでしょう。

ビクビクしてるとバレればますますモラハラは悪化します。

できるだけ言葉は短く。

意識して低い声で。

冷静にたんたんと話すように意識してみてください。

そのときは「はぁ?俺はお前ができないからやってやってるんだろ!感謝されても文句言われる覚えはねえよ!」などと言ってくるかもしれませんが、内心では「ちっ!うまくできると思ったけどダメだったか!」と心底ガッカリしているはず。

それでも経済的DVが収まらない場合は

もしそれでも経済的DVをやめない場合は、相談窓口などで相談しましょう。

各地域の女性センターや男女共同参画センター、法テラスなど無料で相談できる窓口がありますので、相談してみてください。

離婚後の生活費についての相談もできるので、合わせて相談してみてはいかがでしょうか。

すぐに離婚とまでは考えていなくても、どのようにモラハラ夫と話し合いを進めるべきか、どんな支援を受けられるのかを知っていると知らないのとでは大きな違いがあるので、「これは経済的DV?」と感じることがあれば気軽に相談されることをオススメします!

モラハラの相談窓口についてはコチラの記事を参考にしてみてくださいね!
モラハラ相談はどこがいい?モラハラで困ったときの相談窓口まとめ

経済的DVの備え

モラハラ夫は基本的にお金に対して執着が強いため、「俺が稼いだ金をお前なんかに渡したくないんだよ!もったいない!」と思っています。

ですからモラハラ夫は「いつ経済的DVがはじまってもおかしくない」と心得て、事前に仕事を確保しておいたり、キャリアップや資格取得の勉強を始めるなどして、金銭的にモラハラ夫に頼らなくてもある程度やっていけるわ!という状況にしておくといいですよ。

例えば子どもが小さくて外で仕事に行けない、子どもを預ける保育園がないという人なら、夫がいない間に在宅ワークでこっそり収入を得ることもできます。

最初は大した収入にはならないかもしれませんが、半年~1年程度続ければたとえ片手間でもパート並みの収入にはなりますし、実際に在宅ワークだけで生活している人もいます。(私もそうです)

在宅だけで月に5万程度でも稼げるなら、例えパートしか見つからなかったとしてもそれなりに安定した収入が得られると思います。

経済的DV被害者におすすめの在宅ワークについてのくわしい記事はコチラを参考にしてみてくださいね!
経済的DVで苦しんでるなら在宅ワークがいいワケ!主婦の副業にもおススメ!

またキャリアップできる資格を今のうちに取得しておけば、突然経済的DVが始まってもすぐに仕事に就くこともできます。

シングルマザーになっても安心の「介護福祉士」と「保育士」の仕事をご紹介しています。

どちらの仕事も需要が高いので、仕事に困ることはありません。

キャリアップも目指せて安定した収入を得られるようになります。

特に保育士の仕事は、今国を挙げて報酬アップ制度に取り組んでいるのでねらい目ですよ!

資格はないけどいつか国家資格をとって安定した収入がほしいけど、今はとにかくまず働きたい!という人は、介護系の仕事なら働きながら資格取得もできるので、今後のキャリアアップ、収入アップにつながります。

夫と同居中に収入源を確保すれば、経済的DVがはじまったときや離婚したい!と思った時に、経済的な不安は解消されるはずです。

いつ経済的DVがはじまるかわかりませんから、今のうちからなにかしら備えておくことをオススメします!

まとめ

モラハラ夫はいつだって機会があれば、あなたから経済的な自由を奪って支配しようとしています。

威圧的な態度で黙らされてしまい、そのまま経済的DVを許してしまったら、これからあなたに自由に使えるお金はなく、モラハラ夫に支配されるままです!

その時に備えて、収入源をある程度確保しておくことは非常に重要です。

収入があればもし「モラハラ夫とはもうやっていけない!!離婚したい!」と思った時にも、すぐに行動することができます。

専業主婦は多かれ少なかれ夫に「夫のお金で生活させてもらってる」という意識があると思いますが、収入が増えたり資格を取れると、それが自分の自信にもなって堂々と生きられるかもしれません。

夫のモラハラが辛くても、気晴らしに友人とランチに行ったり、自分へのご褒美にちょっといいバッグを買ったり、夫抜きで子どもと遊びに出かけたり・・・

自由の幅も広がります。

もしあなたの夫がモラハラなら、いつか経済的DVがはじまるかもしれない・・・と心の片隅においておいて、ある程度準備を始めておくといいですよ!