モラハラ夫から「別れたくない」「努力するからやり直したい」と言われた場合、子どものためにもできたら離婚は避けたいけど、そのまま復縁してまたモラハラ生活が繰り返されるなんて耐えられませんよね。

そこでやり直すならモラハラ夫に「もうモラハラをしない」という念書を書かせたいと思う女性も多いのではないでしょうか。

念書には法的な効力があるのか、どんなメリットがあるのか、念書の書き方までご紹介します!

念書とは

念書とは、約束したことに対して後日証拠になるように、念のため書面にすることです。

約束の内容や条件、約束が果たされなかった場合の対処法など、記入できます。

口頭で約束をしたとしても、後から「そんなこと言ってない」「知らない」と言われればトラブルになりますが、念書を作成しておくことで約束したことの証明になり、約束を果たす義務が生じます。

ただ、念書は法的な強制力はないので、念書に書かれたことが実行されなかったとしても法的に強制力はなく、罰則の対象にもなりません。

念書を作成するメリットは?

法的な強制力がないなら念書なんて作る意味ないじゃない!と思いますよね。

裁判でもあまり重要視されないので、確かにあまり意味がないようなんですが、この念書にモラハラ夫がサインしているということは、モラハラ行為をしていたことを認めていると判断され、裁判で「俺はモラハラはやっていない!」と否定したとしても、この念書があればモラハラ行為をしていた証拠になるんです。

つまり離婚に有利になるってことですね!

とはいえ、いきなり「もうモラハラ行為しないっていう念書書いて」と言って書いてくれるはずがありません。

こちらから離婚をしたいと伝えて「別れたくない」と引き留められたり復縁を迫られたとき、もう一度やり直してみようと思ったら念書を書かせるのがいいですね。

「そんなにやり直したいなら念書書いてね。書かないなら復縁はないよ」と、初めてモラハラ夫の上位に立てる瞬間かもしれませんね!

復縁するなら「私はあなたの数々の暴言に傷ついてきた。だからもうモラハラ行為をしないと約束できないならやり直すことはできない」ということをきちんと伝えるべきです。

念書があることで、「約束を守れなかったらすぐ離婚して慰謝料○○円」などと約束を果たせなかった場合の文言があれば、法的な強制力はありませんが、次からのモラハラの抑止力につながります。

もちろん念書を書いてくれないなら、復縁するべきではありません。
念書を書けないということは、復縁してもガンガンモラハラ攻撃するつもりだからな!と言っているのと同じです。

念書の書き方

念書には決まったフォーマットがあるわけではないので、自由に書くことができます。
法的な強制力はないにしても、「念書に書かれてあるような事実があった」という証拠にはあるので、内容を明確にわかりやすく作成する必要があります。

  1. 約束を実行する人の署名・捺印・住所
  2. 約束した人の名前
  3. 約束する内容
  4. 約束を守らなかったときの対処
  5. 念書を作成した年月日

こんな感じですかね。
これをモラハラ夫に書かせて署名捺印してもらえばOK!
この念書は必ずあなたが持っておくようにしましょう!

パソコンなどで作成しても問題はありませんが、モラハラ夫の署名と住所は本人に手書きで書いてもらうようにしましょう!

全てパソコンだと、約束を守るべき本人が書いた書類だと証明するのがむずかしいからです。

離婚が決まったら念書ではなく公正証書!

念書はあくまで、離婚をしない場合にモラハラ行為をもう二度としませんよという約束を書面にしたものです。

離婚が決定して養育費や慰謝料、財産分与など取り決めた内容は、念書ではなく必ず公正証書を作成するようにしましょう。

念書は法的強制力がないので、たとえ「慰謝料として毎月○○円支払います」という念書を書いていたとしても、裁判などで有効な証拠として使えない場合もありますので、離婚後の取り決めに関しては必ず公正証書を作成することをおすすめします。

★公正証書のくわしい記事はこちらを参考にしてくださいね!★
協議離婚するなら公正証書を作った方がいいワケ!費用や手順は

念書は不倫が発覚したときにも有効

もし相手が不倫をしていたことが発覚した場合にも、念書は有効です。
夫が不倫を認めたらすぐに念書を作成するようにしてください。

  • 不倫をした事実
  • 不倫相手の名前や住所
  • 不倫していた期間
  • 肉体関係の回数
  • 不倫の内容

もちろん今後の不倫を断ち切るために念書を書かせるわけですが、不倫の証拠になり離婚のときの慰謝料請求に有利になります。
肉体関係の回数や期間は、妻の精神的苦痛に関して重要です。必ず記入しておくようにしましょう。

まとめ

もしモラハラ夫との離婚を決めたけど、説得されて復縁する場合には、念書を書いてもらうと、後々の離婚で有利になる可能性があります。

念書は法的な強制力はありませんが、モラハラ夫自身がモラハラを自覚するきっかけになることもあるのでおすすめですよ。念書はモラハラや不倫の再発の抑止力になります。すぐに離婚ができない場合には、モラハラの抑制、不倫の抑制にもなるので、ぜひ念書を作成しておいてくださいね!