何度も何度もモラハラの被害を受けていると「自分は見る目がない」と落ち込む女性も多いと思いますが、モラハラ被害を受ける女性のほとんどは、幼少期の家庭環境に問題がある場合が多いのです。

モラハラの被害者体質から抜け出すには、自分の幼少期を振り返り被害者体質になった原因を考えることが大切です。

今回はモラハラ被害者になった原因についてご紹介します。

モラハラ被害者が被害者体質になった原因は?

モラハラやDV被害者になる女性は、多くの場合幼少期の家庭環境において、親から健全な愛情を得られなかったことが背景にあります。

例えばどんなにがんばっても親から認められなかったり、条件付きでしか愛してもらえなかったり、兄弟間で格差や差別を受けるなどです。

必ずしも虐待や育児放棄が原因なのではなく、一般的な家庭であっても、ちょっとした親の一言や「あなたのせいでこんなことになったのよ」と責められた経験、もしくは甘えたい時期に下の子が生まれて、下の子の育児に掛かり切りの母親に上手に甘えられなかった場合もあるかもしれません。

親としては兄弟みんな平等に育てているつもりでしょうが、子どもからしたら、些細な「違い」に傷つくこともあります。

「いい子の自分」「親の期待に応えられる自分」じゃないと認められず、「ありのままの自分」「素の自分」を愛されずに育つと、常に「結果を出さなくては」「親の期待に応えなくては」と考えるようになります。

それでも親に認めてもらえないと、自分に自信のない人間になってしまうんです。

自分に自信がないと、大人になって恋人を選ぶときに「自分を必要としてくれる人を選ぼう」とします。

「自分がどうしたいか」ではなく、「周りの期待に応えること」に一生懸命になります。

「相手のために尽くすこと」で自分の存在価値を見出し、たとえ自分が犠牲になったとしても相手に認められるために尽くします。

これを「共依存」といい、幼少期に親から「ありのままの自分」を受け入れられなかった人は、共依存体質になるといわれています。

そこでモラハラ男と出会います。

モラハラ男は、モラハラ被害者となってくれる人を探しています。

被害者をかぎ分けるきゅう覚が非常に優れていますから、自分に自信がなく、自分を必要としてくれる男性を探している女性を一瞬のうちにかぎ分けます。

自分に自信がなく、自分を必要とされたいと願う女性は、モラハラ男からすれば支配しやすく、理想的なターゲットなのです。

そう。
モラハラ男にとって、自分がどんなにいじめても「私が悪い」と自身を責め、どんなに傷ついても耐え忍び、自分のために尽くすような共依存体質の女性は恰好の餌食になるのです。

「自分を必要としてほしい女」を探している男と、「相手から必要とされたいと願う」女が出会い、皮肉にもそこでモラハラ被害者とモラハラ加害者の利害は一致し、結婚してしまうのです。

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モラハラ被害者とモラハラ加害者になる分かれ道は?

モラハラ加害者になる原因として、モラハラ加害者の幼少期の家庭環境に問題があると以前ご紹介しましたが、加害者も被害者も「ありのままの自分」を受け入れられず愛されずに育ったという点では似ています。

自己肯定感が低く自分に自信がないという点では、モラハラ加害者も被害者も同じです。

しかし同じような環境で育ちながら、モラハラの加害者になる人とモラハラ被害者になる人の違いってなんなんでしょうか。

「ありのままの自分は受け入れられない」という現実を認め、受け入れられるように努力しながら自立して生きてきたのが被害者。

一方で「ありのままの自分は受け入れられない」という現実を受け入れられずに、自立せずに責任を他者におしつけて生きてきたのが加害者です。

それはモラハラ加害者は「自分と他人は別人格」というところがわかっていませんが、被害者は「他人と自分は別人格」であることを理解しています。

例えば父親がモラハラや虐待をしていたとして、モラハラ加害者になった人間は、幼少期父親の味方につき父親と一緒に他者をいじめることで自分を守ってきました。

しかし同じように父親からモラハラや虐待を受けていたとしても、父親側について他者を傷つけることをせずに、ただ耐えていたのが被害者となるのです。

モラハラ加害者は自分が我慢や努力することが大嫌いなので、幼少期から自分の不都合なことは、すべて親や周りに責任を押し付け「俺は被害者」「俺は悪くない」という信じて生きてきました。

一方被害者となる人は、「私が悪いのかも・・・」と自身を責め自分が責任を負って、幼少期から我慢と努力し続けてきた人なのです。

そのため被害者は夫のモラハラに対しても「私が悪いところを直せば優しい夫に戻るはず」と信じて一生懸命努力し、ひたすら我慢していくのです。

モラハラ被害者をさらに追い詰めるのは被害者の親である場合も

モラハラ被害者がモラハラ夫に悩み苦しみどうにもならなくなったとき、両親が他界していたり、すでにほとんど関係を絶っている場合を除けば、一番最初に相談し頼るのはやはり被害者の親ではないでしょうか。

しかしそのとき、被害者の親に「離婚なんて体裁が悪い」「お前はガマンが足りない」「子どものためにガマンしろ」などと言われると、被害者は逃げ場をなくしてしまいます。

しかしこんなことをいう親って多くないですか?

私の親もそうです。

私の場合は「そんなにひどいなら実家に帰ってきたらいい」といって、引っ越しも子どもの転園もすべて終わってから「結局お前のガマンが足りなかった」「お前のわがままで子どもが犠牲になった」などと言われました。

実家にはお金も入れていますが、家事はほとんど私。育児もほとんど手伝ってもらえません。
6人分の家事と育児をほぼひとりでやって、さらに在宅ですが仕事もしているので、本当に精神が擦り切れそうです。

それでも私は実家に戻れただけマシな方です。

実家にも戻らせてもらえず「離婚は世間体が悪い」と離婚もさせてもらえなず、親に相談をしても「お前が悪い」「夫婦とは我慢が必要だ」などといって逆に責められるような被害者も多いのです。

モラハラ夫に傷つき心がすっかり疲弊しているところに、追い打ちをかけて傷つけてくるのは意外にも被害者の親である場合も少ないくはありません。

まとめ

モラハラ被害者が被害者体質になってしまった原因は、実は被害者の親にあることが多いのです。

被害者はしかしそれを認めることはできません。

被害者に限らずですが、どんな親であってもいくつになっても子どもは自分の親を否定できないものです。

特別ひどい虐待や暴言、育児放棄、あからさまな兄弟間差別などがない、ごく普通の家庭に育った場合は特にそうでしょう。

自分が親からひどい扱いを受けてきたことを認め、自分が被害者体質になった原因をしっかりと理解して自分と向き合わない限り、たとえ今のモラハラ夫と離婚したとしても、また別のモラハラ男を選び、モラハラ無限ループに陥ってしまいます。

被害者の多くは共依存であるといわれていますが、次回は共依存についてご紹介します。

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