モラハラ夫が子どもに与える影響はどういったものがあるのでしょうか。

モラハラ夫が子どもには暴言をはかないなら、子どものために離婚や別居をしないでガマンしている女性はたくさんいると思います。

しかし、父親がモラハラ加害者で母親がモラハラ被害者の場合、たとえどんなに子どもの前でいい親であったとしても、子どもの心に悪い影響を与えてしまいます。

モラハラの原因は幼少期の家庭環境や親の関わり方が大きいと言われています。

わが子をモラハラ夫と同じようなモラハラ人間にしないために、モラハラ夫が子どもに与える影響5つをご紹介します。

モラハラの原因は?幼少期の家庭環境が大きく影響

モラハラになる原因は様々ですが、幼少期の家庭環境に問題がある場合がほとんどです。
モラハラに育つ原因5つをご紹介します。

親の過干渉や過保護

過干渉や過保護の親は、幼少期の頃から子どものやることなすこと口や手を出し、子どもの意思を尊重せずに行動を制限し、失敗すると「親のいうことを聞かないからだ」と責めてしまいます。

過干渉や過保護の親は子どもに愛情がないわけではなく、愛情のかけかたが間違っているんです。
子どもがかわいいから心配だから口や手を出すんでしょうね。

もちろん子どもがまだ小さい間は何かと親が口や手を出すことは多いと思いますが、子どもがある程度成長すれば親は子どもの行動を見守り、自分で考えさせ行動させます。

子どもは自分で考えたり、できなかったことや新しいことにチャレンジして、成功体験や失敗体験をくりかえします。
親は子どもが間違った方向へ行きそうなときは軌道修正をしながら、あたたかく見守ります。

こうして親から励まされたり褒められたり失敗したことを受け入れられることで、子どもは自己肯定感を育んでいきます。

自己肯定感とは、「自分は愛されている」「自分は大切な存在で価値のある人間だ」と感じる心です。

乳幼児期に親から無償の愛情を与えられていれば「ありのままの自分でいいんだ」と自分を愛せる力が育ちます。
生きていくうえで非常に大事な気持ちだと思います。

しかしその大事な時期に、親が口や手をだしすぎて子どもの意思を尊重されず行動を制限されると、自己肯定感が育たなくなります。

自己肯定感が育たないと大人になってからも自分の価値がわからず、自分の存在価値を認めさせたくて自分よりも弱い人間をいじめたりモラハラ行為をするようです。

父親の不在

子どもは本来、父親の背中をみて自尊心を育み、母親の保護のもと「ありのままの自分を受け入れられる安心感」を得ます。

しかし父親がいないシングルマザーの場合は、母親の仕事が忙しく子どもと過ごす時間がなくて愛情が満たされない場合があります。
これはシングルマザーに限らず、仕事で忙しく家庭を顧みない父親も同様です。

また父親が子どもを甘やかすだけだと、本来学ぶべき自尊心が育たずわがままになったり、シングルマザーの場合、母親がひとりで父親の役を担うため子どもに厳しく接すると、本来母親から得られるはずの愛されている安心感を得ることができず、自己肯定感が育ちにくい傾向があります。

ネグレクトや暴力、モラハラを受けた

虐待を受けると子どもは「親に気にいられるような自分にならなければ」=「ありのままの自分ではいけない」と感じ、自分を大切にすることができなくなります。

何をしても自信を持てず、常に劣等感を抱きやすくなります。

そのため外では評価が下がらないように良い夫を演じますが、常に抱えている劣等感から抜けだし優越感を得るために、妻や子どもにモラハラ行為をして精神のバランスを保つそうです。

親のモラハラ

モラハラを受けた子どもや親のモラハラを近くで見ていた子どもは、かなり高い確率でモラハラ行為をするようになるといわれています。

家庭の中でモラハラが日常で行われていると、父親が母親をいじめるのが普通だと思って育つためです。

これは幼少期に表面化することもあり、親から言われたもしくは親が言っていたひどい言葉を友人に言ってトラブルになるケースです。

幼少期に表面化すればまだいいのですが、トラブルが表面化しないまま大人になるケースもあります。

「外ではいい顔しているけど家の中ではひどいことをする」という親の姿を見ているうちに、子どもも環境に応じた使い分けがうまくなり、トラブルが表面化しないのです。

親のモラハラはこうして子どもに連鎖され受け継がれる可能性があるのです。

子どもをモラハラにしない対処法

上記の「モラハラの原因」を踏まえた上で、子どもの前で両親が争わないこと、モラハラ行為を見せない聞かせないことにつきると思います。

父親の暴力はもちろん、暴言や口ゲンカでも子どもには見せない方がいいです。

子どもはどんな親でも大好きな父親と母親です。
大好きな父親が大好きな母親をいじめている姿を毎日見るのは、子どもをひどく傷つけトラウマになることもあります。

本来子どもは家庭の中でコミュニケーションを学びます。
「これはやったらダメなんだ」「こんなことは言ってはいけないんだ」と学習する時期に、父親がモラハラ行為をしていたらどうでしょうか。

父親が暴言をはく姿や、母親がバカにさてる姿を日常的に見ていたとしたら、子どもにとってはそれがコミュケーションだと思ってしまいます。

父親のモラハラ行為や母親が責められている姿は子どもに見せることで、「父親は偉い人」「母親はダメな人」と認識してしまい、子どもは「父親(夫)は母親(妻)をいじめてもいい」と思ってしまい、将来自分の妻にもモラハラ行為をしてしまう可能性が高くなるのです。

もちろんいくらこちらが子どもの前でケンカをしないように気をつけていても、夫から攻撃されることもあるでしょうが、子ども前では争わないことをルールにし、それが守れない場合は離婚や別居をする方がいいと思います。

まとめ

モラハラ夫と一緒にいることで子どもに様々な悪い影響がありますから、小さい子どもを持つお母さんは子どものことが心配ですよね。

どうしても別居や離婚ができない場合は、子どもの前でケンカは絶対にしないこと。

もしモラハラ夫が子どもがいる前で暴言をいってきたら、「今は子どもが聞いているから子どもが寝てから話そう」といって子どもに暴言やケンカを見せない(聞かせない)ようにするべきだと思います。

そう言っても暴言をやめられないようなら、一日も早く離婚か別居をするべきです。

子どものために離婚しないという人もたくさんいますが、いつも不仲で険悪な両親の姿や父親のモラハラ行為を見せられるような悪い環境なら、私は子どもが安心して暮らせる環境を作るために一刻も早く離婚や別居をした方がいいと思います。

私自身も子どもの前でもケンカや罵り合いを抑えられなくなったことがきっかけで別居にふみきりました。

もちろん経済的な不安などもあってすぐには別居に踏みきれない人も多いと思います。
モラハラ夫の妻は専業主婦の場合ほとんどだと思うのでなおさらです。

しかしモラハラの環境の元で子どもを育てることで、わが子がモラハラになる可能性が十分にあるということをしっかり頭においておくべきです。

今すぐに別居や離婚が難しいなら、子どもの前でケンカや言い争い、不仲な雰囲気は作らないように徹底的に夫婦で努力すべきだと思います。